YouTubeは13日(米現地時間)、悪質なコメントやスパムの取り締まりを強化していくと発表しました。複数の悪質なコメントを投稿したユーザーは最大24時間アクセス禁止されるなど、厳しい措置がとられる見通しです。
まずひとつには、スパムボット(自動化プログラム)の自動検出を全面的に強化すること。YouTube公式には「スパムを特定し、除去するための自動検出システムと機械学習モデルを改善する」と述べていますが、具体的に何をどう変更していくかは明らかにされていません。さらに、ライブ配信時のチャットでのボット検出機能も改善するとのことです。
ちなみにライブ配信中に性的なアイコン画像を使ったスパムボットが登場し、コメントを連続投稿した結果、チャンネルのアカウントが凍結される事態が多発したこともあります。YouTube公式にもスパムを悪用する行為を見かけた場合は、通報するよう呼びかけていました。
(1/2)ご報告頂きありがとうございます。YouTubeコミュニティを悪用するスパムや詐欺などの欺瞞行為について下記ポリシー[https://t.co/FnwcYg4cow。尚 YouTubeで不適切なコンテンツや不正行為を発見した場合、下記方法で審査チームへご報告頂けますと幸いです。https://t.co/L67Z8uvMLg
— TeamYouTube (@TeamYouTube) May 10, 2022
最も注目すべきは、YouTubeのガイドラインに違反するとしてコメントが削除された場合、ユーザー本人に警告するようになることです。さらに、複数の悪質コメントを投稿し続けた場合は、最大24時間アクセス禁止にするという段階を踏んでいます。今のところ、この警告は英語のコメントだけで機能し、「今後数か月」でより多くの言語に対応する予定です。
こうしたコメントやライブチャットでのスパムや悪質コメントを減らすことは、今後も続けて行っていくとのことです。YouTuberの方々も、嫌がらせをされたり実際の被害があった場合は、すぐにYouTube公式に連絡を取った方がよさそうです。
Source:Google
via:9to5google