サムスンは7月10日の新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」に先立ち、次期スマートウォッチに搭載する新世代のBioActiveセンサー(健康関連センサー)を正式に発表しました。
同社は「次期Galaxy Watch」に新世代のBioActiveセンサーを搭載することを明らかにしました。この次期Galaxy Watchとは、噂の「Galaxy Watch7」および「Galaxy Watch Ultra」を指すと思われます。
この新型センサーは、受光フォトダイオードの性能を2倍以上に高め、機能を維持するために必要な個数を8個から4個に減らすことに成功。その結果、より多くのLEDを搭載するためのスペースを確保することができました。緑、赤、赤外線LEDの数を増やすとともに、新たに青、黄、紫、紫外線LEDを追加。これにより、ウェアラブルでの健康モニタリングの新たな地平を開くことができると述べています。
具体的には、心拍数や血中酸素濃度、ストレスレベルなど、従来の指標をより正確に測定できるようになります。新型センサーはGalaxy Watch 6以前のモデルと比べて、精度が30%も向上しているとのこと。そればかりか、新機能も追加されました。
その「第一弾」は、AGEs測定のサポートです。AGEsとは、食事などで過剰に摂取した糖とタンパク質が結合したもの。老化が進むことでも作られ、溜まるほど糖尿病や動脈硬化、心疾患や脳卒中などのリスクが高まっていきます。
サムスンによれば、AGEsはライフスタイル全般や食習慣に強く影響される「代謝の健康と生物学的老化の指標」とのこと。いわゆる体内年齢が測定でき、より健康的な未来に向けて努力できると言います。
ただし、次期Galaxy WatchモデルではAGEs測定機能が「予定されている」とあり、発売直後には利用できない可能性もある模様。また、新たな健康関連機能ではよくあることですが、地域によって使えないことがあるかもしれません。
さらに同社は、このAGEs測定が次期Galaxy Watchで予定されている「多くの」新機能の一つに過ぎないと予告しています。生成AIを活用した、心房細動を長時間にわたり追跡する機能もいずれ発表されるのかもしれません。
Source: Samsung
via: 9to5Google