2000種類のカクテルが自由自在! 「AIバーテンダー」が家飲みをもっと楽しくする

ink_pen 2019/8/1
  • X
  • Facebook
  • LINE
2000種類のカクテルが自由自在! 「AIバーテンダー」が家飲みをもっと楽しくする
佐藤まきこ
さとうまきこ
佐藤まきこ

大学時代に細胞培養の研究を専攻した後、メディア・広告の世界へ。雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。ハワイ、オアフ島在住。Instagram: @hawaii_milestone

バーでカクテルを作ってもらうとき、私たちはバーテンダーに好みの味やカクテルのイメージを伝えて、それをカクテルとして再現してもらいます。静かに、優雅に、洗練された動作でカクテルを作るバーテンダーの姿はかっこいいですよね。しかし、そんなバーテンダーにも最近、新しいタイプが登場。それが、マシーンひとつでカクテルを作ってしまうAIバーテンダーです。

将来、バーカウンターにバーテンダーの代わりとして置かれるかもしれないのが「Barsys 2.0」と名づけられたAIマシン。先日発表されたばかりのものです。好きなリキュールなどを5本、機械の上部にセットできるようになっており、ジュースやソーダなどのミキサー3本を機体内部に設置できます。グラスをマシンの下部においたら、あとは自動的にできあがったカクテルが注がれるのを待つだけ。

 

カクテルの味わいは、様々なリキュールをそれぞれの分量でミックスすることから生まれるわけですが、このマシンなら1ml単位でそれぞれの分量を正確に図ることができるため、いつでも同じ味のカクテルを作ることが可能なのです。

 

Barsys 2.0の操作はすべてスマホのアプリで行います。現在あるレシピは、なんと2000種類以上。さらにアプリにある既存のレシピだけでなく、自分だけの独自レシピを入力することもでき、ユーザーの好みでカスタマイズも無限に可能。だから、人間のバーテンダーでは対応できないような無限の数のカクテルを楽しめるわけです。だいたいのカクテルはレシピを設定してから、わずか20秒ほどでできあがるとのこと。

 

無限のレシピを再現

バーテンダーと会話しながらイメージのカクテルを作ってもらうといった、人間的なコミュニケーションは生まれないけれど、人間のバーテンダーでは限界がある無限のレシピを再現できるとあって、これから多くのバーにこんなAIバーテンダーが登場していくことになるかもしれません。

現在、Barsys 2.0はアメリカとイギリス、インドで1500ドル(ミキサー用ボトルなどの付属品は別売)で販売されています。これ1台で家飲みがもっと楽しくなるかもしれませんね。

 

ウイスキーづくりに新機軸! 世界初の「AIウィスキー」は可能性がいっぱい日常生活のあらゆるものにAIが活用されてきていますが、食品業界にもパッケージや調理支援、メニュー開発など、さまざまな形でAI技術が導入されています。今回ご紹介するのは、AI技術を活用した世界初のウィスキー。その開発にAIはどのように活用されているのでしょうか?

Related Articles

関連記事

もっと知りたい!に応える記事
Special Tie-up

注目記事

作り手のモノ語りをGetNavi流で