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2023/9/10 21:15

堀田真由×萩原利久が神戸を舞台に切ない純愛物語を紡ぐ 脚本は浅野妙子『たとえあなたを忘れても』

堀田真由が主演、萩原利久が共演するドラマ『たとえあなたを忘れても』(ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット 毎週日曜 午後10時~)が、10月22日(日)放送スタート。両名と、脚本を手掛ける浅野妙子らからコメントが到着した。

『たとえあなたを忘れても』©ABC

 

今年4月、日曜よる10時に全国ネットの連続ドラマ枠を立ち上げたABC。その第3弾となる10月クールの作品は、脚本家・浅野妙子の書き下ろし恋愛ドラマ『たとえあなたを忘れても』に決定。主演に堀田真由、相手役に萩原利久を配し、大切なものを失いながらも懸命に生きる男女が、運命的にめぐり会う切ない純愛物語を、神戸ロケの美しい映像と共に送る。

 

脚本の浅野は、『神様、もう少しだけ』でHIVを、『ラスト・フレンズ』ではDVや性同一性障害を題材に取り入れ、苦難の中で純度を増す、結晶のような恋愛ドラマを紡いできた唯一無二のラブストーリーテラー。今回のドラマでは、夢を失い生活苦に陥ってしまった女性と、記憶を失ってしまう“解離性健忘症”という障害を抱えながらも、キッチンカーを運営し懸命に生きる男性の恋物語を紡ぐ。

 

堀田が本作で演じる主人公は、ピアニストになる夢に挫折し、現実から逃れるように東京から神戸に引っ越してきた河野美璃(こうの・みり/24歳)。音楽教室のピアノ講師という職はあるものの、収入は乏しく、「社会の役に立たない」自分にため息をつきながら毎日をやり過ごしている。

 

そんな美璃が、大好きなメロンジュースをきっかけに出会うのが、萩原演じる青木空(あおき・そら/26歳)。空には記憶障害があり、自分が自分であることの証となる過去を持たないが、その日々に陰りはなく、自ら運営するキッチンカーに客として訪れた、人生にうつむきがちな美璃にも屈託のない笑顔を向ける。美璃は、そんな空の素性も知らぬまま次第に惹かれていくが…。

 

失った夢に縛られ、自分の価値も居場所も見つけられず人生をさまよっている美璃と、記憶を失っても今あるがままの自分を受け入れ、どこにでも行けるキッチンカーを拠点に自由に生きる空。

 

共演経験の多い堀田と萩原が4回目の本作で初めて恋人役を演じ、美璃と空として紡ぎ出す恋模様は、廃墟、誰にも弾かれないピアノ、かなわなかった夢、思い出せない過去など、象徴的に登場する「役に立たないもの」たちと共に、儚くも美しい旋律を奏で始める。

 

発表に当たり、主演の堀田は「うれしい気持ちと同時に、ピアノを弾くことだったり、オリジナルラブストーリーというのは初挑戦なので、そこにちょっとした緊張感もありますが、初主演は人生に1回しかできないので、今回の“1度きり”を思い切り楽しめたらいいなと思っております」と意気込みを。

 

萩原も「こんなにも温度を感じる台本はなかなか出合えないなと思いました。描かれている人物がとても丁寧で、読んでいるだけで、どんどんその景色が見えてくるような。この感じた温度を細部まで視聴者の皆さまに届けたいです」と思いを語っている。

 

堀田真由 コメント

◆『たとえあなたを忘れても』への出演が決まったときの率直なお気持ちは?

うれしい気持ちと同時に、ピアノを弾くことだったり、オリジナルラブストーリーというのは初挑戦なので、そこにちょっとした緊張感もありますが、初主演は人生に1回しかできないので、今回の“1度きり“を思い切り楽しめたらいいなと思っております。

 

◆萩原さんとのご共演、そしてラブストーリー。お気持ちをお聞かせください。

今作で4度目の共演になるので心許せる存在であり、戦友でもある萩原さんとご一緒できる安心感もありながらも、4作品目にして違った関係性と空気感の2人をお届けできることが楽しみです。

 

◆脚本を読まれて、いかがでしたか?

今回神戸で撮影するというのもあって、浅野さんの脚本の中の景色や抽象的な描写がきっと神戸とぴったりと、目を閉じても想像できるきれいな絵になるんだろうなと感じました。またそれぞれ、悩みを持っている人物たちのせりふに、弱さだけでなく、浅野さんの力強いメッセージがあるところがすごく好きだなと思いました。

 

◆ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

最初、プロデューサーの方から、タイトルの『たとえあなたを忘れても』の後には前向きな言葉が続くと思いますと伺い、私自身も本を読みながら、それぞれのキャラクターが人生に迷ったり葛藤したりする中で、自分の居場所を見つけられるような出会いをしていく前向きな作品だなと感じました。儚いラブストーリーではありつつ、希望も生まれる作品だなと思いますし、空は“今”を生きている人物なので、毎週日曜にこのドラマを見て明日からの1週間を大切に過ごそうと思っていただけるとうれしいです。

 

萩原利久 コメント

◆『たとえあなたを忘れても』への出演が決まったときの率直なお気持ちは?

素直にうれしかったです。同時にとても難しい役だなとも感じました。ここ数年でいろんな役を演じることができ、今こそ、その経験全てを活かして全力で臨みたいなと思いました。

 

◆堀田さんとのご共演、そしてラブストーリー。お気持ちをお聞かせください。

共演は4回目なので、とても安心感があります。ラブストーリーですが、1周回って緊張しないかなと思っていましたが、ポスター撮影の時は2周回って、変な緊張を感じました(笑)。丁寧に2人の関係性を演じていけたらいいなと思っています。

 

◆脚本を読まれて、いかがでしたか?

こんなにも温度を感じる台本はなかなか出合えないなと思いました。描かれている人物がとても丁寧で、読んでいるだけで、どんどんその景色が見えてくるような。この感じた温度を細部まで視聴者の皆さまに届けたいです。

 

◆ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

とても真面目に…がんばります。難しい役ですが、丁寧に全力で臨みますので、ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです。

 

脚本・浅野妙子 コメント

これは、何度も記憶を失い続ける青年と、その青年を愛する女の子の物語。まじりっけなしの純粋なラブストーリーです。若者のテレビ離れ、恋愛離れが指摘されるようになり、少し前までこうした純粋なラブストーリーはドラマの企画として敬遠されていました。実際、生活の不安が先だって恋愛どころじゃないとか、1人で趣味に耽っているほうが楽しいから恋人なんか要らないという若い人の声もよく耳にします。純愛ブーム、トレンディードラマ真っ盛りの頃に青春を過ごした私は、そんな声を聞くとちょっと寂しい気持ちになります。どんな人の心の中にも、恋への憧れや萌芽は眠っているし、ドラマにはそれを呼び起こす力があると信じたいのです。

 

恋愛は儚いものです。たとえ記憶障害でなくても、昨日の恋が明日も明後日も続く保証はありません。時間の無駄といえば無駄です。でもそんな恋という儚い炎を、少しでも長く灯そうとする祈るような思いの尊さ、人生の妙味は成果ではなく一瞬一瞬の輝きのうちにあるということを、若い人たちに、少しでも感じ取ってもらえたらなと思っています。

 

企画プロデュース・清水一幸 コメント

日曜22時枠のドラマ第3弾として、『たとえあなたを忘れても』を制作します。

 

この数年、“ラブコメ”的な連続ドラマはありますが、いわゆる‟本格ラブストーリー”が少ないなぁ、と感じていました。主人公が好きな相手を本気で思う気持ちに共感し、それを応援しながら同時に自分もその相手に恋しているような気持ちになり…同じような思いで毎週ドラマを楽しみに見る。そんな連続ドラマを作りたいと思い、この作品を企画しました。

 

脚本は浅野妙子さんの完全オリジナル。主演は女性の共感と支持を圧倒的に得ており、かつ、近年の出演作においてどんな役柄を演じても、“存在感”と“華”を感じさせてくれている、堀田真由さん。浅野さんと共に、「彼女が主人公のラブストーリーを作りたい!」と思いキャスティングしました。そして、その相手役には、「誰との恋が見たいか?」と考え、今もっとも波に乗っている若手俳優といっても過言ではないであろう、萩原利久さんに演じていただくこととなりました。

 

2人が一緒にかもしだす雰囲気は、まさに“ラブストーリー”!息もピッタリです!

 

“誰かを好きになること”“胸が締めつけられるくらい本気で人を好きになる気持ち”を皆さまに届けられればと思っています。

 

せつなくて、苦しくて…でも、温かくて、優しい気持ちになれる。そんなラブストーリーに仕上がると思います。ぜひ、ご期待ください!

 

番組情報

『たとえあなたを忘れても』

ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット

2023年10月22日(日)スタート

毎週日曜 午後10時~

 

番組公式HP:https://www.asahi.co.jp/anawasu/