エンタメ
音楽
2023/11/15 18:30

乃木坂46・中西アルノの歌声を黒沢薫&平原綾香が絶賛「アドバイスをものにするスピードが異常に早い」『Spicy Sessions』

ゴスペラーズの黒沢薫がメインMCを務める音楽番組『Spicy Sessions』(TBSチャンネル1)の囲み取材が行われ、黒沢とサブMCの乃木坂46・中西アルノ、初回ゲストの平原綾香が出席した。

『Spicy Sessions』左から)中西アルノ、黒沢薫、平原綾香

 

2002年7月の開局以来、さまざまなアーティストのライブや出演番組を放送してきたTBSチャンネルから“ちょっと刺激的な”音楽番組が誕生。メインMCを務めるのは、音楽への深い愛情と探究心で多くのミュージシャンからリスペクトを受ける、ゴスペラーズの黒沢薫。

 

毎回1組のゲストを迎え、観覧客を前に楽曲の披露や黒沢とのコラボレーション、ルーツをたどるトークをするほか、話の流れでスタジオのバンドメンバーと行う即興のセッションも見どころ。音楽好きの視聴者に向けて、CS放送ならではの遊び心にあふれた空間を届ける。

 

サブMCとして乃木坂46の5期生・中西アルノが出演。グループ屈指の歌唱力と表現力を持つ中西が、ゲストの歌唱披露にコーラスで参加する。黒沢のアドバイスを受けて毎回ソロでも1曲パフォーマンス。番組を通して成長していく姿にも注目だ。毎回、番組終盤には、カレーをこよなく愛する黒沢のお薦め絶品カレーが登場。スパイシーな一皿を楽しみながらのエンディングトークも。

 

初回となる12月16日(月)放送には、12月17日(日)にデビュー20周年を迎える平原綾香がゲスト出演する。

 

◆収録を終えての感想を教えてください。

黒沢:本当に好きなことだけをやっている番組なので、いいのかなというのは正直な感想です。見てもらったら分かると思うのですが、その場で決めていくような番組なので、これが果たしてエンターテイメントになるかというのは、僕も含めて分からなかったですが、客席の反応を見ていると、「これってやっぱり面白いんだ」「俺たちの思っていたことは合ってたんだ」と思えて、すごくうれしかったです。

そして、セッションや歌を歌うのが、本当に好きなので、そういうのを思いっきり振り切れる番組というのはうれしいもんです。リクエストして出演してもらった平原さんとアルノさんが僕の想像を超えて、お2人とも素晴らしかったので、これはいけるぞとリハーサルから感じました。

『Spicy Sessions』中西アルノ

◆中西さんは初のMCに挑戦です。

中西:こんなすてきな番組のレギュラーをいただけたこと、サブMCとしてお手伝いできることが、本当に光栄でうれしく思っています。私も歌だけでなく、音楽そのものが大好きなので、こういった場でたくさん影響を受けて、盗めるところを盗みながら、自分のこれからのスキルアップにつなげていけたらいいなと思っています。

 

◆平原さんは初回ゲストでしたが、収録を終えていかがでしょうか?

平原:この番組の一番いいところは、音楽ファーストであることだと思うんです。私の新曲「からっぽのハート」をフルで歌えたことが実はすごいこと。テレビだとどうしてもテレビサイズになってしまったり、聞いてほしいところが聞いてもらえなかったり、カラオケでやらなきゃいけなかったり、そういうことがある中で、こういう音楽ファーストな番組に出演できて、歌えて、演奏できるって本当にすごいなと。

なので、この番組を立ち上げた方の熱意だったり、音楽を愛する気持ちだったり、このお2人の素晴らしさだったり、そういうものがぎゅっと合わさってひとつのちゃんとした音楽番組が今日、誕生したんだなって思うとすごく胸がいっぱいになりました。番組タイトルが、黒ぽん(黒沢)のカレーがという云々の話だけではなくて、本当にいろんな理由でこういうタイトルになったんだなと納得できるような初回の収録だったと思います。

アルノさんも毎回歌を歌っていくので、音楽に成熟味が増して、いろんな歌を歌っていって、すごく私はワクワクしました。初回なので好き放題させてもらったのですが、#2からはどうなるのかなと今から私もすごくワクワクするので、ずっと見届けていきたい、毎回見たい番組だなと思います。

 

◆中西さんは生バンドを背にソロで歌唱する場面もありましたがいかがでしたか?

中西:そもそもたくさんの人の前で1人で歌うっていう経験もほとんどなくて、その状況で今回こういった経験ができるということが、大きなひとつの経験値になるなと思いつつ、お2人の素晴らしい歌を聞いてしまった後に、私が歌うのは正直ハードルも高いし、お客さんの耳もたぶんこの数時間でもきっと肥えてしまっている状況だったので、どう歌っていこうかなと苦戦していました。実際、生バンドと歌うというのも生まれて初めてのことで。

黒沢&平原:生まれて初めてなんだ!

中西:そうなんです。なので、自分でカラオケの音源で練習していたのですが、それを持ってきて発揮するとなると、やっぱり生バンドとは違うので、そこがちぐはぐになっちゃったりするんです。それが初めての経験だったので、そこはもっとフレキシブルに動けなきゃいけないんだなと今日知ったので、反省点もたくさん見つけたので、次回からの歌唱に生かしたいなと思います。最初こそどうやって入ろう、どのタイミングで行くんだろうと探り探りやっていたのですが、リハーサル含め、本番はもう完全に信頼して、安心して身を任せて歌えるようになったと思います。

 

◆お2人は中西さんの歌声はいかがでしたか?

黒沢:僕は、スカウトした本人なので、絶対いけると思っていたのですが、生バンドで歌うのが初めてだったことを今知って「マジで!?」と。リハーサル、本番を通して、アドバイスをしたことをものにするスピードが異常に早いですし、音程感やニュアンスは別に言うことがあんまりないので、それ以外のところで「バンドと一緒に作るんだよ」ということだったり、「サビは、誰がどう歌っても盛り上がるようにできているから、そんなにサビだからって勢い込まなくて大丈夫なんだよ」といったアドバイスをしました。リハーサルの2回目からものにしていて、本番ではちゃんといい感じでやれていたので、最高の余地ありです。

平原:20歳と聞いて、これからいろんな可能性があると思うのですが、一番大切なのは今。今、表現したいものを表現することが一番だと思うんです。なので、今日人生で初めて生演奏で歌ったということで、きっと2回目からはどんどん変わっていくでしょうし、それが楽しみですし、恵まれていていいなと思いました。私も毎回出たいなと思うぐらいです。

 

◆中西さんをスカウトしたきっかけを教えてください。

黒沢:乃木坂46の5期生のライブにゲストに出させていただいた時、うわさでものすごく歌が上手い子がいるらしいよと聞いていて。実際にそのライブを楽屋のモニターから見ていてたら、実力や声量が「1人だけ違う子がいる」と思って、隣にいたレコード会社の人からアルノさんのことを教えてもらったんです。それで一緒に歌ったりしたら楽しいよなと思ってたところ、この番組の話があって。僕1人だけだと絵的にも弱いし、誰かっていう時に「乃木坂グループから中西さんがいいと思いますよ」と指名しました。

中西:うれしい限りですね。そういったことがきっかけで、こんなすてきな番組に携われていることを幸せに思います。

 

◆視聴者の方にメッセージをお願いします。

黒沢:音楽が立ち上がる瞬間、曲が演奏される瞬間みたいなところのワクワク感が、聞いている方も演奏してる方もこの番組で感じていただけるといいなと思います。音楽って不自由なものですが、すごく自由なものなんだよと番組を見た人が感じてくれたら、すごく幸せです。

 

番組情報

『Spicy Sessions』
TBSチャンネル1
2023年12月16日(月)午後11時~深夜0時
※毎月1回ペースで不定期放送