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2024/8/24 5:30

塩野瑛久が「源氏物語」に迫る『歴史探偵』コラボSPに登場 一条天皇と藤原道長の関係性に「任せられるのはお互いしかいないと思っていたのかな」『光る君へ』への思いも

大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合ほか 毎週日曜 午後8時~8時45分ほか)で一条天皇役を演じる塩野瑛久が、8月28日(水)放送の『歴史探偵』「光る君へコラボスペシャル2 源氏物語」(NHK総合 午後10時~10時45分)に柄本佑と共に出演する。放送を前に、塩野、『歴史探偵』河井雅也CP、『光る君へ』内田ゆきCPが取材会に出席した。

『歴史探偵』「光る君へコラボスペシャル2 源氏物語」塩野瑛久

 

『歴史探偵』と『光る君へ』のコラボスペシャル第2弾となる今回は、源氏物語の誕生の秘密に迫っていく。現存する最古の写本の一つを調べると、紫式部に源氏物語を書かせた人物が浮かび上がってきた。それは、時の最高権力者・藤原道長。道長は一条天皇の愛を娘・彰子に向けさせるため、紫式部に源氏物語を書かせたという。ゲストに藤原道長役の柄本佑、一条天皇役の塩野瑛久を迎え、愛憎渦巻く宮中の駆け引きと源氏物語の魅力を熱くトークする。

 

このたび、番組の取材会に塩野らが参加。『光る君へ』のクランクアップを迎えた塩野は「初めての大河ドラマだったので(撮影の期間は)あっという間にも感じました。でも、一条天皇と向き合ってきた日々の中で楽しい時間というのは最初の方に終わってしまって。もがいて、苦しんで、時には大切な人の死とも向き合ったり。そんな時間を過ごしたので、すごく濃い時間が流れていったなと感じます」と振り返った。

 

また「もちろん台本を読んで得た解釈を現場に持ち出すこともしておりましたが、現場に入って気付くことが本当にたくさんあったので、その場に居ることで感じた一条天皇が思っていることや考えていること、そして受け取る言葉を(大切に)。あの世界観の中に入るとまた違った解釈も生み出されるので、そういったところを大事に演じてきました」と撮影の日々を明かした。

 

『光る君へ』内田ゆきCPは、塩野について「すごく成長されました」と語り「塩野さんにはオーディションを受けていただき、オーディションで選ばれた出演者の中でも本当に大きな役を演じていただきました。何より本人がすごく頑張ってくれて、いかにこの役をきちんと演じようとしているかが本当によく伝わってくるよね、というお話を脚本の大石(静)さんや演出チーフの中島(由貴)ともかなり早い段階でしていました。最近は“『光る君へ』の一条天皇といえば塩野さん”と誰もが思えるようになったので、本当に感謝しています」と。塩野は「泣いちゃう…」とうれしそうにほほ笑んだ。

 

そんな塩野が演じる一条天皇と、道長の心の内に迫っていく今回の『歴史探偵』。番組の河井雅也CPは「歴史に関してマニアックなファンの方もいらっしゃいますが、今から勉強する方や大河ドラマを見て興味を持った方もいらっしゃると思いますので、番組を通して大河ドラマ“+α”の部分を伝えていければと思います。ちなみに、ドラマの中では道長と一条天皇の間に御簾があり、緊張感のあるやりとりが繰り広げられていますが、今回のスタジオは全く違ってやわらかい雰囲気です。演じているお2人の素顔が分かると思います」とアピールした。

 

また「源氏物語」に着目する番組の放送にあたり、塩野は「道長と一条天皇は後半に進むにつれてバチバチになっていくという印象をいだかれがちだとは思うんですけど、そこにはきっと信頼関係のようなものもあったのかなと『歴史探偵』を通してより思いました。そもそも一条天皇に捧げるものが“書物”という一条天皇の好きなものであるというところで、一条天皇のことを熟知していなければ道長もそこにたどり着けないと思いますので、深く知ろうとしていただろうと思いますし、一方の一条天皇もそれを快く受け入れていただろうし。意見の対立はあれど、任せられるのはお互いしかいないと思っていたのかな」と思いを巡らせた。

 

なお、8月25日(日)の『光る君へ』放送後の番組PR枠(NHK総合 午後8時44分~8時45分 ※「光る君へ紀行」放送直後)には『歴史探偵』の30秒PR映像が放送予定。塩野が出演し、直前に放送した『光る君へ』についてのコメントを交えながら『歴史探偵』をアピールする。塩野の“朝ドラ受け”ならぬ”大河受け”にも注目だ。

 

番組情報

『歴史探偵』「光る君へコラボスペシャル2 源氏物語」

NHK総合

2024年8月28日(水)午後10時~10時45分

 

『光る君へ』

NHK総合ほか

毎週日曜 午後8時~8時45分ほか