懐かしい人も、初めましての人も、大人気限定G-SHOCK“イルクジ”2026年版は新感覚スケルトンデザイン3部作!

ink_pen 2026/6/15
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懐かしい人も、初めましての人も、大人気限定G-SHOCK“イルクジ”2026年版は新感覚スケルトンデザイン3部作!
水藤大輔(WATCHNAVI編集長)
すいとうだいすけ
水藤大輔(WATCHNAVI編集長)

雑誌「WATCHNAVI」編集長。1980年生まれ。愛知県出身。大学卒業後、2004年より各時計雑誌にて記事製作に携わる編集プロダクションに参加。2008年より時計雑誌「WATCHNAVI」の編集スタッフとなって以降、3代の編集長と仕事を共にする。2019年9月より編集長に就任。現在に至る。第2期ウオッチコーディネーター(CWC)取得。ジュネーブウォッチメイキンググランプリ(GPHG)アカデミーメンバー。

提供:カシオ計算機

日本が世界に誇る耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」には、腕時計で初めて立体商標登録(2023年)されたDW-5000C系を筆頭に、とても多くの人気・定番品があります。その中でもファンの心をくすぐるのが限定品です。とくに、アイサーチ・ジャパン(ICERC Japan)とのコラボウオッチは1994年の1stモデル以降、ほぼ毎年のように新作が出るたび完売を記録。圧倒的な支持を集めてきました。ここでは、発売になったばかりの2026年バージョン3本について、時計専門誌「WATCHNAVI」編集長の視点で詳しく見ていきます。

ブームに湧く若者に環境保全の大切さを伝えた大ヒット限定シリーズ

時計の前に、まずは軽くアイサーチ・ジャパンに触れておきましょう。このボランティア団体が発足したのは、1991年のこと。“ALL AS ONE”をテーマに掲げ、イルカ・クジラと自然の素晴らしさや大切さを伝える活動を展開しています。G-SHOCKとのコラボレーションは、1994年からスタート。第4回のイルカ・クジラ会議に登壇した伝説のダイバー、ジャック・マイヨール氏の腕に、ブラック&イエローに配色された初代イルカ・クジラモデルDW-6100DW-9が巻かれていたのは有名な話です。

その2年後に発表された第2弾では、G-SHOCKで初となるスケルトンデザインを4モデルに採用。ちなみに同年には、イルカ・クジラと双璧をなす大人気限定モデル「ラバーズ・コレクション」の1stモデルが誕生しました。そして第3弾となるDW-6910K-3Tなど6モデルでイルカ・クジラモデルは、その人気を不動のものに。1997年8月に発行された当時のゲットナビ姉妹誌「ゲット・オン!」責任編集のG-SHOCKムック本によれば、人気ランキングでは圧倒的な1位を獲得し、イルカ・クジラモデルを購入するために9000人が列をなした時計店もあったそうです。

↑G-SHOCKのICERC Japan コラボレーションモデルの代表的な歴代モデル

2001年には初めてタフソーラー搭載を搭載した潜水用防水G-SHOCK“フロッグマン”の4代目からイルカ・クジラモデルが登場(GW-200K-2JR)、2007年には海上活動を見据えた防錆構造「ラストレジスト」の“ガルフマン”からも登場(GW-9100K-1JF)するなど、過酷な使用環境を見据えて開発されるMaster of Gの領域でも人気を博しました。そして、コラボレーションを続けて30年の節目となる2024年には30頭のイルカ・クジラが描かれたスペシャルモデルが登場。このようにしてG-SHOCKはあらゆるアプローチを持って、アイサーチ・ジャパンの行っている海洋環境の保護と啓蒙活動をサポートしてきたわけです。

2026年モデルは“イルクジ”らしさ全開のスケルトンデザインにブルーグラデーション!

↑2026年バージョンはブルーグラデーションのバンドとベゼルが特徴的な3モデルを展開

6月12日より発売となった「アイサーチ・ジャパン コラボレーションモデル  2026」は、個性の異なる3本のモデルによってアイサーチ・ジャパンの設立35周年の節目を祝います。ベースモデルは、“フロッグマン”、B2100、BABY-Gの5650という人気作。デザインコンセプトが「イルカとクジラが暮らす、美しい海」ということで、いずれも半透明のバイオマスプラスチック製のベゼルとバンドが採用されました。バンドの先端に向けて色が濃くなっていく、ストロークの長いブルーグラデーションにより、イルカとクジラの住む海の濃淡を表現しています。個別にもっと詳しく見ていきましょう。

↑ICERC Japan コラボレーションモデル 2026 MASTER OF G – SEA フロッグマン GW-8202K-2JR/8万5800円

フロッグマンは、当初からISO規格に準拠した200m潜水用防水スペックを有するG-SHOCKで唯一のダイバーズウオッチの名称です。コラボモデル最新作では、フルデジタルクオーツ仕様をベースにしており、LEDバックライトを点灯すると海でブリーチング(背面ジャンプ)するクジラの姿を見ることができます。ワールドタイムやタイドグラフ、ストップウオッチ(1/100秒)、タイマー、時刻アラーム、バッテリーインジケーター、パワーセービング、フルオートカレンダー、フルオートLEDバックライトの機能を搭載し、フル充電から約14か月駆動(パワーセービングモードでは約36か月)も持続。本体サイズは縦52×横50.3×厚さ18mmと大ぶりですが、非対称デザインに調和をもたらすメタルリングにチタンを用いることで質量は84gにまで抑えられています。ちなみに、この非対称ケースはもともと防水性能と耐衝撃性能を両立するために考案されたもの。今では代名詞的な形状となっています。

↑ICERC Japan コラボレーションモデル 2026 ANALOG-DIGITAL 2100シリーズ GA-B2100KB-2AJR/2万9150円

続いて、B2100シリーズの限定モデルを見ていきましょう。ベースモデルは初代G-SHOCKのデザインコンセプトを受け継いだ八角形フォルムを特徴とする大定番。最新世代では独自の「カーボンコアガード構造」を用いることで、大きな魅力である装着感の良さを損なうことなくタフソーラーとスマートフォンリンクを搭載しています。特徴的な2枚構成の文字盤はコラボモデルの特別仕様として、9時側の各モードを示す小針はクジラをかたどるデザインに。MODEボタンを操作するたびにクジラが位置を変える、目にも楽しい一本となっています。機能は、日時と位置を地図上に記録できる「タイム&プレイスログ」や、アプリで作成した予定を時計がリマインド通知する「リマインダー設定」のほか、自動時刻修正、ワールドタイム、ホームタイム/ワールドタイム表示入替、タイマー、アラーム、携帯電話探索を有しています。サイズは縦48.5×横45.4×厚さ11.9mmと、G-SHOCKのコレクションでも際立ったスリムウオッチである点にも要注目です。

↑ICERC Japan コラボレーションモデル 2026 BGD-5650シリーズ BGD-5650K-2JR/2万4200円

最後に取り上げるコラボモデルは、アクティブな女性のためのカジュアルウオッチとして1994年末より長く愛されている「BABY-G」の5650シリーズから。縦42.1×横37.9×厚さ11.3mm、質量わずか31gという小ぶりで軽量な定番スクエアモデルがベースになっているので、華奢な手首にも快適にフィットしてくれます。LEDバックライトを点灯すれば、元気に泳ぐイルカのシルエットが液晶に浮かび上がります。もちろんサイズは小ぶりでもG-SHOCK譲りの耐衝撃構造を備え、防水性は10気圧を確保。フル充電から約11か月(パワーセービングモードでは約22か月)駆動する光発電「タフソーラー」に加え、世界に6局ある標準時刻電波の受信に対応する「マルチバンド6」も有しています。そのほか、ワールドタイム、ストップウオッチ、タイマー、アラーム、バッテリーインジケーターを備えています。

定番モデルがベースだから装着感は極めて良好!

今回の3本のうち、B2100シリーズと5650シリーズを実際に試着しました。これら2本はともに12mmを切る薄さで、質量も極めて軽量。普段は機械式時計を着けることも多い筆者の感覚で言えば、ほとんど着けていることを忘れるほどの快適さです。手首での見え方は、とくに自然光の陽射しを受けたときほど、ベゼルとバンドの半透明のブルーグラデーションが際立つ印象。B2100シリーズの文字盤だとサンレイ仕上げが施されたブラックダイアルの輝きがより強調されます。5650の方も十分な液晶サイズがあるので、強い光の中でも時刻の読み取りやすさは担保されていました。こうした環境の変化による見え方の違いも今回のコラボモデルの楽しみ方のひとつ。どんな表情を見せてくれるのか期待して、つい色々なところに着けていきたくなります。

これからも“イルカとクジラが暮らす、美しい海”を守るためにできること

今回、G-SHOCKとのコラボレーションの意義について、今年で設立35周年を迎えたアイサーチ・ジャパンの代表の方にコメントをいただきましたーー「海を想う、時を刻む。私たちの日々の時間は、イルカ・クジラが暮らす海の未来へとつながっています。共に生きる仲間として、私にできることはなんだろう? いつまでも、イルカ・クジラに出会える地球であるために」。

まさに今年のデザインコンセプト“イルカとクジラが暮らす、美しい海”とは、G-SHOCKとアイサーチ・ジャパンからの環境保全への切なるメッセージでもあるのです。実際、先述の通り今回のコラボモデルでは、主な樹脂パーツに環境負荷の低い「バイオマスプラスチック」を採用。これは環境負荷配慮型製品の開発を推進しているカシオが2022年より使用を開始した素材で、原料にトウゴマ(ひまし油)やトウモロコシなどの再生可能な有機資源を使用しています。また、各モデルを収めるスペシャルパッケージもリサイクル素材となっています。もちろん定期的な電池交換が不要な光発電「タフソーラー」で駆動することもまた、環境負荷の低減に寄与しています。

1994年の1stモデル以降、ずっと入手困難な“イルクジ”限定は、購入できるチャンスがあれば即買いが基本。懐かしい人も、初めましての人も、もし手に取ることが叶ったならば、美しい海の中で泳ぐイルカとクジラの姿に想いを馳せてみてください。

カシオ計算機

アイサーチ・ジャパン コラボレーションモデル  2026

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