ファッション
ホン・モノ・ケイカク
2016/10/23 18:00

長友佑都選手プロデュースの「偏光グラス」を深掘り――雑光カット率99%なのに暗くない!?

長友佑都選手がプロデュースする「UTOOL」ブランドから発売されたサングラス「OZNIS FLAT UTOOL ver.」。前回に引き続き、その唯一無二の魅力について語ってみたい。

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長時間の着用でも負担にならない一段上のかけ心地

かけ心地という点について、もうひとつ触れておきたいのが、ノーズパッド。

 

樹脂製のサングラスでは、フレームとノーズパッドが一体化したようなものが見られるが、本製品では、3タイプともに、ステンレス製のアームに支持されたエラストマーのノーズパッドが採用されている。これがフレームと顔との距離を適度に維持すると同時に、かけ心地をよくしてくれている。何よりワイヤー部分を少し曲げることで、自分の鼻梁の幅に合わせてフィット感を調整できる。かけ心地の微調整ができる点が素晴らしい。きちんと調整することで、長時間の着用でも負担にならない、もう一段上のかけ心地が得られるのだ。

 

「かけ心地を重視しすぎてノーズパッドが目立ちすぎるのはスタイリッシュではない」と、ここは長友選手もこだわりを見せたところだそうで、本製品のノーズパッドはあまり目立たない配色と形状が用いられているのも、特徴となっている。

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↑アームによって支持されている「FLAT01」のノーズパッド。アーム部分をわずかに曲げることで、パッドが鼻梁に密着する深さ=「掛け具合」を微調整でき、フィット感を自在に変えられる。「OZNIS FLAT UTOOL ver.」のノーズパッドは3タイプともこのような支持構造になっている

 

レンズにはTALEX製「TRUEVIEW」を採用

前述の通り、「OZNIS FLAT UTOOL ver.」は、ただのサングラスではなく、TALEX製の「TRUEVIEW」というレンズが採用された偏光グラスだ。TALEXは、世界でも唯一の偏光レンズ専門メーカーで、その用途にあわせ、全18色ものレンズカラーを展開している。なかでも「TRUEVIEW」は同社の名を世に知らしめた、まさにTALEXブランドを代表するレンズカラーなのだ。

 

偏光レンズはその性格上、雑光のカット率を上げていくと、どうしても暗くなってしまう傾向がある。ところが、99%という高い雑光カット率を誇りながら、可視光透過率が30%という驚異的な明るさを実現したレンズ、それが「TRUEVIEW」なのだ。

 

先にも書いたように、街中でもその視界をとてもクリアにしてくれる。たとえば都会の街中でこの「OZNIS FLAT UTOOL ver.」をかけてみれば、ショウウィンドウをはじめ、無数に存在するガラス面で乱舞する照り返しなどを軽減し、あらゆる物のエッジがくっきりとシャープに見えることに気づくだろう。

 

しかも、「TRUEVIEW」のレンズカラーはグレー系で、色彩バランスはとてもナチュラル。日常使いにぴったりの、まさに「究極の偏光レンズ」と言っても過言ではない。

 

この「OZNIS FLAT UTOOL ver.」は、デザイン面だけでなく、機能的にもきっと高い満足感を与えてくれることだろう。

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↑「FLAT01」と「FLAT08」はセミハードケース、「FLAT04」は薄型ハードケースが付属。バッグのなかに放り込んでも破損の心配はまずしないで済む

 

この商品の詳細はコチラ

 

【主な仕様】

●タイプ FLAT01、FLAT04、FLAT08●カラー ブルーデミ●価格 2万8080円(FLAT01/FLAT04)、3万240円(FLAT08)(いずれも税込)●レンズ トゥルービュー/雑光カット率(偏光度)99%、紫外線カット率99%、可視光線透過率30%

 

【著者プロフィール】

MUN!

自分で使うモノは質実剛健な作りのアイテムを志向する。本業はモノ系、エンタメ誌など、数々の雑誌や書籍で執筆する文筆家。

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