見るモノ、識るモノ、語るモノ
傑作品が生まれる背景にはストーリーがある。モノに触れ、知識を得て、思わず人に語りたくなる雑学うんちく。今回の主役はビクターが理想とする“美音”と、それを実現するための素材である“木”へのこだわりから生まれたニューフェイスである。
「原音再生」を理念とするビクターが振動板素材としてこだわり続ける“木”。いま、ふたつの“木”が新世代の美音を奏で始める。
音楽好きをも唸らせる“美声のマルチツール”


ビクター
TH-WD05
オープン価格(実勢6万円前後)
ウッドコーン初となるサウンドバー。本体サイズは幅697×高さ76×奥行110mmとコンパクトで、ユニット構成は60mmウッドコーンユニットにセンター平面スピーカーとウーファーを加えた3.1ch。「音楽」「テレビ」「映画」に加え、とりわけ人の声が聞き取りやすくなる「はっきり音声」機能を搭載する。スマホなどからのBluetooth再生では、高音質伝送LDACに対応かつUSBメモリーのHi-Resファイル再生が可能。DolbyAtmos対応。2色をラインナップ。

「サブスクをはじめとする映像サービスの充実が著しい一方、薄型テレビの音声はもの足りない……そのニーズにウッドコーンで応えようとしたのが『TH-WD05』です」と、企画担当の工藤孝さん。自然で艶があり人の声にも定評があるウッドコーンを核とする3.1chサウンドバーだ。

「音響モードは【音楽】【テレビ】【映画】の3種類です。コンテンツに最適な音響空間を選ぶことができ、映像系ではセンタースピーカーの働きでセリフが一段と聞き取りやすくなります。またDolbyAtmos対応で立体サウンドが楽しめるほか、DSPによりテレビ放送の映画やスポーツでもバーチャルサラウンド効果が得られます。もちろんBT接続すれば“ウッドコーンワイヤレススピーカー”としても楽しめます」。
2種類の木目調ボディにはウッドコーンとも、インテリアとも調和する木素材を採用。やはり“木”にこだわっているのだ。思えばウッドコーンコンポはその初号機でDVDマルチドライブを搭載し、木の美音による音楽と映像の両立を目指していた。それから20年余り。ビクターがサウンドバー戦国時代に投入する「TH-WD05」は、磨き抜いたウッドコーン技術が音楽好きをも唸らせる“美声のマルチツール”なのである。
WOOD masterだけがくれる“耳へのご馳走”

ビクター
WOOD master
オープン価格(市場実勢4万円前後)
旗艦モデル「HA-FW1000T」の発売から4年。最大の特長である木の振動板を根底から刷新した「ハイブリッド WOOD ドライバー」を搭載する、完全ワイヤレスイヤホンの最新作。パルプにアフリカンローズウッド木片を配合し成形した新振動板の採用により、ビクターの理念である“原音再生”にまた一歩近づいた。最大合計31.5時間の長時間再生。防塵防水IP55。ノイズキャンセリング(以下NC)。LDACコーデック対応。2色展開。
ビクターの木へのこだわりが生んだトゥルー・ワイヤレス・ステレオ(以下TWS)の旗艦モデル「HA-FW1000T」から4年。遂に完成した新作が「WOOD master」だ。企画担当の大西さんは言う。
「近年の技術やトレンドを意識しつつ、木への新たなこだわりをカタチにしました」

その言葉は先代比較で一目瞭然。形状はポッド型へと刷新され、“スピーカーも楽器でありたい”と謳うビクターらしいウッドサンバースト仕上げが鮮烈な印象を与える。肝心のサウンドはというと、
「技術陣への要望はたった一言。『従来のウッドを超える音、一聴で感動する音を作ってください』」。
そのオーダーに応え、技術陣は“パルプにローズウッド木片を配合する新振動板”を開発。木へのこだわりを柔軟に解釈した「ハイブリッド WOOD ドライバー」はよりナチュラルに、よりジャンルを選ばない一段上の再生能力を身につけた。また効果的なNCや「パーソナライズサウンド」、ビクタースタジオによる5種類の「プロフェッショナルサウンド」は、音楽好きへのうれしいサプライズとなるだろう。音楽、楽器、木、それぞれに思いをはせるひと時。それはWOOD masterだけがくれる“耳へのご馳走”に違いない。
【先代】

HA-FW1000T(ビクター)
木の振動板を搭載した初のTWS。NCはもちろん、11mmウッドドームカーボンドライバーとビクタースタジオとの共同開発から生まれた高音質化技術「K2テクノロジー」を搭載。
【ハイブリッド WOOD ドライバー】
木の振動板の可能性を追求し続けるビクターは「WOOD master」に、新発想の振動板素材「パルプ+アフリカンローズウッド木片」を採用。これを用いて完成させた新ドライバーが「ハイブリッド WOOD ドライバー」だ。

【ビクタースタジオ】
1940年に築地で設立。1969年に現在の千駄ヶ谷に移転した日本を代表するレコーディングスタジオで、国内外の著名アーティストの作品制作を支えている。同所所属エンジニアの知見はWOOD masterの特長でもあるサウンドモード「プロフェッショナルモード」「空間オーディオ」にも活かされている。

ビクターの“美音”と“木”の歴史
■2003年:初代ウッドコーン発売

EX-A1(ビクター)
世界初のウッドコーンスピーカーはDVDコンポとして発売。ユニットは8.5cmフルレンジ、キャビネットはチェリー無垢材を採用した。
■2006年

SX-WD500(JVC)
ウッドコーンスピーカー単体のフラッグシップモデル。14.5cmウッドコーンウーファー、2cmウッドドームツイーターの2WAY構成。
■2016年

EX-NW1(JVC)
直径わずか3cmというフルレンジウッドコーンユニットが名刺サイズを実現した、“デスクトップで楽しめる”ウッドコーンコンポ。
■2020年

EX-D6(ビクター)
初のオールインワン型ウッドコーンシステム。8.5cmフルレンジウッドコーンユニットを搭載。ハイレゾファイルの再生にも対応。
※「GetNavi」2026年2-3月合併号に掲載された記事を再編集したものです。
※この記事のリンクから商品を購⼊すると、売上の⼀部が販売プラットフォームからGetNavi webに還元されることがあります。
※価格などの表示内容は掲載時点のものです。在庫切れなどによって変更の可能性もありますので、詳細は商品ページを確認してください。