Facebookのショート動画「リール」にTikTokなど他社製アプリから投稿できるように

ink_pen 2022/4/6
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Facebookのショート動画「リール」にTikTokなど他社製アプリから投稿できるように
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

米Meta(旧Facebook)は、Facebookで提供しているショート動画サービス「Reels」(日本では「リール動画」)にサードパーティ製アプリから動画を共有(投稿)できる機能を導入することを発表しました。この「Sharing to Reels」機能により、これまで以上に簡単に動画をFacebook上で投稿しやすくなります。

サードパーティ製アプリから動画を投稿できるようになった「リール動画」(画像提供/Meta)

もともとリール動画は、同じMeta傘下のInstagramで先に提供されており、フルスクリーンの短編動画を共有できるもの。米国ではFacebookでも2021年9月から利用可能となっていましたが、2022年2月から日本を含む150か国以上でも使うことができるようになりました。今回の新機能の発表は、それから約1か月後のことになります。

 

この機能が統合されたサードパーティアプリでは「Reels」ボタンが表示されるようになり、動画をリールに投稿可能となります。投稿した動画は音声やテキスト、エフェクト、キャプション、ステッカーなどの編集ツールでカスタマイズできるとのこと。

 

これまでサードパーティ製アプリ上の動画をリールで公開しようとすると、「一度ダウンロードしてからアップロード」するという手間がかかっていました。しかし新機能を使うことで、ボタン1つで手軽にリール上に公開しやすくなったというわけです。

 

リール動画はFacebookプラットフォーム内で最も急成長しているコンテンツであり、いまや世界中の人々が楽しめるようになっています。無名だったクリエイターが注目を集め、収入を得るためのシステムも整備されています。

 

最近のFacebookユーザーは平均年齢が上がっており、経営陣も若いユーザーが減ることを食い止めようとしているとの報道もありましたが、リール動画で逆襲となるのでしょうか? 目が離せません。

 

Source:Meta

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