【12月23日より数量限定販売】年末年始は山崎ハイボール缶で乾杯!飲んでわかった、1本825円でも安いワケ

ink_pen 2025/12/21
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【12月23日より数量限定販売】年末年始は山崎ハイボール缶で乾杯!飲んでわかった、1本825円でも安いワケ
中山秀明
なかやまひであき
中山秀明

GetNaviお酒・グルメアドバイザー。GetNavi内食・外食のトレンドに精通した、食情報の専門家。現場取材をモットーとし、全国各地へ赴いて、大手メーカーや大手小売りから小規模事業者まで、幅広く取材している。酒類に関する知識量の多さでは、大手ビールメーカーでも一目置かれる存在。GetNavi・GetNavi webのほかに、テレビや大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活躍。

2025年の締めくくりに、そして2026年のお祝いに“ふさわしい”お酒が発売されます。それが「サントリープレミアムハイボール山崎〈芳醇な香りと奥深い余韻〉350ml缶」。本稿ではその特徴と味わい解説、なぜ“ふさわしい”のかという理由、おいしい飲み方などを紹介していきます。

サントリー
サントリープレミアムハイボール山崎〈芳醇な香りと奥深い余韻〉350ml缶
2025年12月23日から全国で数量限定発売
価格:825円(税込)。

プレミアムハイボール缶の先駆けがサントリー

本商品は、昨今世界中で大人気となっているジャパニーズウイスキーのシンボル的ブランドを生み出す、「山崎蒸溜所」の原酒だけを使用したハイボールのRTD(READY TO DRINKの略。開封してそのまま飲めるもの)です。

↑「原材料名」には「モルト/炭酸」のみ。大麦麦芽(モルト)のみを原料とした、シングルモルト(単一蒸溜所の原酒でつくられたモルトウイスキー)のハイボール。

「山崎」とは日本初の本格モルトウイスキー蒸溜所である山崎蒸溜所のことで、2023年に建設着手から100周年を迎えました。その歴史は、ジャパニーズウイスキーの100周年も意味します。

↑大阪府のほぼ東端に位置する山崎蒸溜所。詳しくはコチラをチェック。

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「シングルモルトウイスキー山崎」は人気のため希少にもなっていますが、比較的入手しやすく、リーズナブルな価格で楽しめるのが「サントリープレミアムハイボール山崎〈芳醇な香りと奥深い余韻〉350ml缶」です。この歴史こそが年末年始に飲むのにふさわしい理由。

もう一点触れておきたいのは2025年のお酒のトレンド。2025年のお酒市場で顕著に目立った動きが、高級なRTDの台頭です。

↑ローソンが今秋、限定発売した「ブルックラディ ウイスキーハイボール」(税込600円)。こちらも味などの詳細はコチラをチェック。

この「高級なRTDの台頭」のパイオニアといえるのが、サントリーのプレミアムハイボールシリーズなのです。シリーズ第1号は、2023年6月に限定発売された「サントリープレミアムハイボール〈白州〉350ml缶」。

↑「サントリープレミアムハイボール〈白州〉350ml缶」(右)。左は、同年8月に限定発売された「同〈山崎〉350ml缶」。

「白州」は「山崎」と双璧をなすサントリーのモルトウイスキー蒸溜所(シングルモルトウイスキーのブランド名でもある)で、2023年に白州蒸溜所は開設50周年を迎えました。両ブランドともに不定期でRTDを限定発売しており、2025年は6月に「サントリープレミアムハイボール白州〈爽やかにして豊かな余韻〉350ml缶」も限定発売されています。

↑「サントリープレミアムハイボール白州〈爽やかにして豊かな余韻〉350ml缶」726円(税込)。

いわばトレンドの火付け役といえるブランドが、2025年の締めくくりにうってつけの限定商品をリリースしたというわけ。だからこそ、飲むタイミングとしてふさわしい一本なのです。

スパニッシュオーク樽と国内ミズナラ樽の美味なる調和

サントリーのプレミアムハイボールシリーズは、毎回新たなレシピで発売されることも特徴ですが、「サントリープレミアムハイボール山崎〈芳醇な香りと奥深い余韻〉350ml缶」のポイントはふたつ。

↑裏面。

ひとつは、山崎蒸溜所で熟成されているスパニッシュオーク樽原酒を使っていること。もうひとつは、アクセントとして同蒸溜所の高酒齢ミズナラ樽原酒が使われていることです。

↑山崎蒸溜所の熟成庫一例。材質や種類の異なるさまざまな樽を用いることで、多彩な原酒のつくり分けが行われている。

スパニッシュオーク樽の多くはシェリー酒の熟成に使われています。そしてミズナラは「ジャパニーズオーク」とも呼ばれる日本を代表する広葉樹であり、熟成樽に使うと繊細かつオリエンタルな香りなどをもたらすといわれます。

↑見学用に並べられた、山崎蒸溜所の樽。

まとめると、「サントリープレミアムハイボール山崎〈芳醇な香りと奥深い余韻〉350ml缶」の特徴は、スパニッシュオークの甘やかな香りに、ミズナラの繊細かつ雅やかなニュアンスを調和させていることだといえるでしょう。

オススメの嗜み方で飲んでみて!

レビューのその前に、オススメの嗜み方をお伝えしましょう。大前提としてビールでもチューハイでもグラスに注いでから味わうこと。なぜなら、お酒の香りをより楽しめるから。缶やビンは注ぎ口が大きく(広く)ないので、グラスに注いだほうが、香りが広がるということですね。

↑そのうえでハイボールには、氷がたっぷりぎっしりと入る口の広いグラスがオススメ。

そして氷はなるべく大きいものを用意しましょう。理由は、大きいほうが溶けにくいから。お酒そのものもですが、RTDはつくり手が最もおいしくなるバランスで味を調合しているため、氷が溶けたぶんの水で薄まらないほうが好ましいのです。

↑よりこだわるなら、まずは氷でグラスを冷却。その際に出た水はリリース。

それでは、いよいよハイボールを注ぎますが、缶自体も氷をなるべく溶かさないよう事前に冷やしておきましょう。そして、直接氷に当てないように注ぐのもポイント。解氷を防ぐだけではなく、ハイボールの炭酸ガスをなるべく飛ばさないようにする意味もあります。

↑グラス内の側面に、やさしく注ぎ入れるイメージ。

注いだら完成です。混ぜる必要はありません。飲む前に試してほしいのが、香りのテイスティング。これだけでも、華やかで贅沢なおいしさであることがわかるはずです。

アルコール度数は9%となかなかあるものの、“カタさ”を感じさせないスムースな飲み口。バニラやキャラメル調の甘やかさに、熟した柿や杏、金柑などを思わせる和やかな果実味が見え隠れします。スモークが控えめなぶん、樽のウッディな重厚感がエレガントな表情を演出しています。

また、甘みにはラム酒とはまた違う黒糖の面影もあり、果実味には落ち着きがあるものの甘酸っぱいニュアンスを感じました。派手な主張はせずとも多彩な香味を放つ巧みな設計は、さすがジャパニーズウイスキーの銘酒です。

「山崎」ブランドのハイボールは久々に飲みましたが、やっぱり別格感のあるおいしさです。どっしりしていて、わかりやすい高級感がありながら、重さはなくてスウッと伸びやか。これぞブレンディングの妙であり、バランスのよさにつながっているんでしょうね。

心地いい炭酸のキックもエレガントさを演出!

加えてこのシリーズに共通しているのが、きめの細かい炭酸感です。ソーダのキックは強炭酸のバキバキではなく、シュワリと心地よくて爽快。だからこそ「山崎」の優美な香味が、よりエレガントに感じられるのです。

サントリーには、山崎の天然水でつくった「ザ・プレミアムソーダ FROM YAMAZAKI 240ml瓶」という商品があり、こちらはウイスキー本来の香りやうまみを最大限に引き出してくれる商品。自分でハイボールを作るときに使ってみると、新しい発見があるかもしれません。

↑サントリーは、炭酸水だけでもさまざまな銘柄をラインナップ。「サントリープレミアムハイボール山崎〈芳醇な香りと奥深い余韻〉350ml缶」の炭酸感に近いのはやはり、中央の「ザ・プレミアムソーダ FROM YAMAZAKI 240ml瓶」。
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このクオリティはむしろ安い!

これをバーで飲んだら、軽く1000円は超えそうなクオリティ。しかもバーの量はそこまで多くないので、350ml入り825円はむしろ安いといえるかも。

もちろんハイボール缶単体で嗜むのもいいですが、この時季に楽しむならペアリングもぜひお試しを。料理は甘じょっぱいタイプがオススメで、すき焼きやビーフシチューなど。おせちにもぴったりですし、手軽なおつまみならメンチカツやピザなどを。クリスマスケーキは、生クリーム系とチョコ系どちらも合いますよ。前述の飲み方も参考に、プレミアムな年末年始をお過ごしください!


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