コンビニで数量限定の「ROKU〈六〉プレミアムジンソーダ」の味は? 「翠ジンソーダ」との違いを比べてみた

ink_pen 2026/10/10
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コンビニで数量限定の「ROKU〈六〉プレミアムジンソーダ」の味は? 「翠ジンソーダ」との違いを比べてみた
中山秀明
なかやまひであき
中山秀明

GetNaviお酒・グルメアドバイザー。GetNavi内食・外食のトレンドに精通した、食情報の専門家。現場取材をモットーとし、全国各地へ赴いて、大手メーカーや大手小売りから小規模事業者まで、幅広く取材している。酒類に関する知識量の多さでは、大手ビールメーカーでも一目置かれる存在。GetNavi・GetNavi webのほかに、テレビや大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活躍。

近年、プレミアムな洋酒の缶商品がお酒好きの間で話題となっていますが、その大型新商品が10月6日に数量限定&コンビニ限定で発売されました。サントリーの「ROKU〈六〉プレミアムジンソーダ」です。

↑左から「ROKU〈六〉プレミアムジンソーダ」(希望小売価格297円)、「翠ジンソーダ缶〈本格濃いめ〉」(希望小売価格208円)

本稿では、同ジャンルの人気商品「翠ジンソーダ缶〈本格濃いめ〉」との飲み比べもふまえて多角的に検証。それぞれの味わいや特徴を、深掘りレビューします。

世界第2位に輝くジャパニーズクラフトジン・ROKU〈六〉のソーダ割り

ROKU〈六〉プレミアムジンソーダは、文字通りジャパニーズクラフトジン「ROKU〈六〉」のソーダ割りで、ブランド初となる缶商品。ROKU〈六〉はジャパニーズクラフトジンの黎明期である2017年に誕生し、以来市場をけん引してきました。

↑サントリーのなかでも最も歴史ある工場、サントリー大阪工場にて

いまや約60か国で扱われ、販売数量の約9割は海外。世界のプレミアムジンランキングでは第2位(2025年販売数量/IWSR2026データより)をマークする、名実ともにグローバルブランドです。

↑ROKU〈六〉を生み出す蒸溜釜。内部のボタニカルはジンの語源でもある、欠かせないジュニパーベリー

人気の理由は第一においしさですが、日本ならではの魅力を表現した、ジャパニーズクラフトジンと呼ぶにふさわしい香りや味わいが世界中で愛されるゆえんでしょう。軸となるのは日本の四季が育んだ、6種の和素材(桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子)。そこにジュニパーベリーやコリアンダーシードなど、伝統的なジンのボタニカル8種を使った繊細でスムースな味が特徴です。

↑ROKU〈六〉のキーボタニカル

華やかな香りとほのかな甘みで幸福感あるROKU〈六〉プレミアムジンソーダ

次はテイスティング。ROKU〈六〉プレミアムジンソーダと飲み比べるのは同じくサントリーの翠ジンソーダ缶〈本格濃いめ〉ですが、こちらは「翠 SUI」がベース。翠ジンソーダ缶のデビューは2022年で、柚子、緑茶、生姜の和素材3種がキーボタニカルです。

↑右が翠 SUI。2020年に発売され、手に取りやすい価格とハイクオリティな味わいでジンを身近にした立役者です

なお、翠ジンソーダ缶のレギュラー商品は今春から、アルコール度数5%でキリッと軽やかな〈すっきり爽やか〉と、7%でしっかりボディの〈本格濃いめ〉の2銘柄展開となり、今回飲み比べるのは後者。ROKU〈六〉プレミアムジンソーダが8%だからです。

↑それぞれの缶の側面

また缶を見比べて気付いた、興味深い点は飲み口の形状。ROKU〈六〉プレミアムジンソーダのほうが広口となっていて、缶から直接飲む場合は、より香りを楽しめる設計となっています。

↑飲み口に大小の違いが

グラスに注げば、さらに広がる香りを堪能できます。第一印象で感じるのは、祝祭をほうふつとさせるような多幸感あるフレーバー。爽やかでいてやわらかみもあり、このやさしいニュアンスは、桜や玉露といった和のボタニカルの真骨頂かなと思います。

↑炭酸のキックはバチバチとまではいかない強さで、大人な余裕を感じさせます

味わい的には、清々しさの奥に甘みを感じます。この甘みについては微かなのですが、パッケージを見ると「糖類」とあるので、隠し味程度に甘さを効かせているのかもしれません。そして玉露由来なのか、まろやかなうまみも感じます。

↑アルコール度数は8%ながら、重々しいボディ感はなく端正な飲みごたえ

全体的な風味には、季節がうつろいでいくようなフレーバーのグラデーションがあり、ジュニパーベリーとともに、桜、茶葉、山椒、柚子といった香りの面影が見え隠れ。心地いい余韻のフィニッシュで、飲んだ後にはヴィヴァルディの名曲『四季』が脳裏に流れました。

↑サントリーホールで『四季』を聴きながら飲むことが叶うなら、それはそれは至福の時間でしょう

香りも口当たりもフレッシュで爽快感あふれる翠ジンソーダ缶〈本格濃いめ〉

次は翠ジンソーダ缶〈本格濃いめ〉。こちらは飲み慣れていることもあり「また会ったね!」的な、フレンドリーな感覚。そして、こうして比べてみると炭酸のキックには元気があり、柑橘的な清涼感が豊かであると感じます。

↑柚子を思わせる、控えめながらもしなやかに華やぐ柑橘のフレーバーが絶妙

香りも口当たりも若々しくフレッシュで、スカッとシャープな飲みごたえ。ROKU〈六〉プレミアムジンソーダよりもシンプルなグラデーションで、辛口な味わいがすこぶる爽快です。

↑シャープなノド越しで、リフレッシュしたいときにもよさそう

プレミアムだが財布にやさしい価格も魅力

冒頭でプレミアムな洋酒の缶商品がトレンドであることに触れましたが、その多くは500円以上します。一方ROKU〈六〉は700mlボトルで希望小売価格4400円なうえに、ROKU〈六〉プレミアムジンソーダにいたっては希望小売価格297円と、財布にやさしいプライスであることも魅力。

↑ROKU〈六〉プレミアムジンソーダと翠ジンソーダ缶〈本格濃いめ〉を1本ずつ買っても500円強なので、飲み比べもオススメ

なおペアリング例を挙げると、ROKU〈六〉プレミアムジンソーダは素材を生かした料理やタレ系の和食がマッチしそう。焼鳥、うなぎ、煮物、おせちなどです。揚げ物でたとえると、ROKU〈六〉プレミアムジンソーダが天ぷらなら、翠ジンソーダはソースで味わうフライ系。また、翠ジンソーダはスパイスの効いた中華やエスニックもよく合うでしょう。

↑四大中華でたとえると、ROKU〈六〉プレミアムジンソーダが広東なら、翠ジンソーダは四川料理です

最後に、筆者が感じた味わいの表情を数値で表しました。ROKU〈六〉プレミアムジンソーダにはスペックで表現できないレイヤー感やまろみ、うまみ、華やかさがありますが、こちらも参考に。おつまみやシーンに合わせて、ぜひこの2商品をグルメな秋のお供にしてください。

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