ヘルスケア
ダイエット
2018/4/5 13:30

正しい自己正当化のすすめ。ダイエットが失敗するのは「食欲が強い」から――『やらない理由』

努力するほど不幸になる!?

人生の選択肢というものは「良い方」を選ぶイメージがあるかもしれないが、そのほとんどが「一番マシなものを選ぶ」作業だ。
それを「いやもっと良い選択肢や、働かずして金を得る方法があるはずだ」と思うから、マシなものすら掴めなくなる。

(『やらない理由』から引用)

 

「やらないで後悔するより、やって後悔した方が良い」というフレーズがあります。しかし、やった結果が「死」という結末ならば、やらないで後悔したほうがマシです。

 

「やってする後悔」のなかには、取り返しのつかないものがあります。投資とギャンブルの見分けもつかない貧乏人が、一念発起して引き当てるのは「取り返しのつかない後悔(おもにFX)」です。つまり、凡人にとっては現状こそがピーク、「やらない」を選ぶことが最善(ベスト)なのです。

 

 

ピンチはピンチ。試練はノーサンキュー

「頑張りたくない」と思ったのは怠惰ではない。目の前のピンチだかチャンスだか得体の知れないものに対し「慎重」になっているのだ。
「とりあえず頑張ろう」などと思うのは「良くわかんないけどまず口に入れる」となんら変わりない。そんな奴は、ペロッこれは…青酸カリ!〜fin〜である。

(『やらない理由』から引用)

 

ピンチはチャンス。試練(リスク)を乗り越えれば、大きな見返り(リターン)がある。前向きなフレーズです。ただし、ピンチを乗り越える能力がないくせに飛び込んでしまうと、大ケガをします。

 

失敗したからといって、必ずしも成長できるとはかぎりません。戦闘民族サイヤ人ならば、死の淵から蘇ることによってパワーアップできます。しかし地球人は、ケガを治しても戦闘力の上昇(成長)は見込めないのです。苦しいリハビリが待っているだけです。

 

反省しない、ガマンしない、頑張らない、挑戦しない。
「やらない理由」を正しく自覚すれば、世間に負い目を感じないで堂々と生きることができます。お試しください。

 

【著書紹介】

やらない理由

著者:カレー沢薫
発行:マガジンハウス

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