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2018/11/29 19:30

パナvsダイソン 2大高級ドライヤー「3項目徹底比較」の最終結論

高級ドライヤー市場で人気を二分するパナソニック「ナノケア」とダイソン「Dyson Supersonic Ionic(スーパーソニック イオニック)ヘアードライヤー」。ここまで3回にわたってお送りしてきた両者の検証企画も、今回で最終回。第1回では「乾燥力」、第2回では「使い勝手」、第3回では「独自機能」を検証してきましたが、今回はこれらの結果をまとめたダイジェスト版をお届け。最後に、どちらのドライヤーがどんな人に合うのか、ユーザー像を考察していきましょう。

 

【テストする機種はコチラ】

エントリーその1

ナノイーとダブルミネラルマイナスイオンで乾かしながら“髪質改善”が可能

↑画像クリックで楽天市場の最新価格比較サイトにジャンプします

パナソニック

ヘアードライヤー「ナノケア」 EH-NA9A

実売価格1万9520円 ※価格はすべて編集部調べ

ミネラルマイナスイオンを発生させ、髪を乾かしながら“髪質改善”できるヘアードライヤー。パナソニック独自の微粒子イオン「ナノイー」と2つの亜鉛電極から発生するミネラルマイナスイオンがキューティクルを引き締め、髪の摩擦ダメージや紫外線の影響を抑えて、しっとりまとまる髪へと導く。毛先集中ケアモードからスカルプモード、スキンモードなど、地肌から毛先、肌までケアできるモードを搭載。

SPEC●サイズ/質量:W214×D92×H228mm/約575g(セットノズル含まず)●消費電力/1200W(ターボ時/ホット時)●風量/約1.3㎥/分(ターボ時)●コード長/約1.7m●付属品/セットノズル

 

エントリーその2

高圧・高速気流で髪の根元から毛先まで優しく速乾

ダイソン

Dyson Supersonic Ionic(ダイソン スーパーソニック イオニック) ヘアードライヤー

実売価格4万8600円

コンパクトながら一般的なドライヤー用モーターの最大8倍速く回転する「ダイソン デジタルモーター V9」を搭載。取り込んだ空気を3倍に増幅し、高圧・高速気流の風が髪の根元から毛先まで速乾する。さらに「インテリジェント・ヒートコントロール」機能を搭載し、過度の熱ダメージから髪を守るため、温風の最高温度は100℃に抑えるなど、髪へのダメージを抑える機能があるのも特徴だ。

SPEC●サイズ/質量:W78×D97×H245mm/約630g●消費電力/1200W(最大)●風量/約2.4㎥/分●コード長/約1.9m●付属品/ダイソン スムージングノズル、ダイソン スタイリングコンセントレーター、ダイソン ディフューザー

 

【検証のまとめ】

<乾燥力>

髪への負担を抑えつつ、いかに速く乾かすか?

ドライヤーを選ぶ際、もっとも気になるのが「しっかり髪が乾かせるか」ではないでしょうか。風量が弱すぎると乾くまで時間がかかり、腕が疲れてしまいます。さらに根元が乾ききらないと、頭皮のニオイの原因になることも。一方で、風温は高いほうが速く乾きますが、髪が傷みやすくなり、頭皮への負担にもなります。髪や頭皮への負担を減らしつつ、「乾燥力」を高めるために両メーカーはどのような機能を搭載したのか。以下でチェックしていきましょう。

 

パナソニックは想像以上の速乾力で、仕上がりのまとまり感もある

近年、各メーカーのドライヤーの風量も高まっており、2.0㎥/分を超える大風量ドライヤーも珍しくありません。しかし、この「ナノケア」の風量は約1.3㎥/分と一般的であるため、乾燥時間もそこそこかかるのでは? と思いましたが、実際は、髪が細くてセミロングの筆者の髪で乾燥にかかった時間は平均6分~6分30秒。2.4㎥/分と業界No.1の風量を誇るダイソンの乾燥時間(平均5分)の1.2倍程度と、意外な速乾性を発揮しました。

↑勢いよく飛んでいく髪もありますが、髪がなびく風もあり、強弱のある風がリズミカルに当たっている様子

 

それを可能にしたのが「速乾ノズル」。1つのノズルから、強風と弱風を同時に吹き出すことで、毛束が自然とほぐれ、髪の間に温風が入り込みやすい効果があるようです。一方、髪を乾かすときに使うドライまたはターボ運転でも、温度を測ってみると最高で90℃と、髪を傷めない温度で安心。ただし地肌に当て続けると熱く感じるので、地肌を乾かすときは「スカルプモード」を使えばOKです。

 

総じて、「ナノケア」は大風量ではありませんが、速乾ノズルの働きで思った以上に髪の乾きが早く、風が広がりにくい印象。ミネラルマイナスイオンの影響か、ブローをしなくてもしっとりまとまりました。

↑内側にある2つの穴から強風を、それ以外の部分から弱風を吹き出すことで、毛束をほぐしながら髪が乾かせる「速乾ノズル」。風量だけに頼らず、速く乾かせるヒミツです

 

パナソニック ヘアードライヤー「ナノケア」 EH-NA9A

 

髪を傷めず1秒でも速く乾かしたいなら、間違いなくダイソン!

ダイソンのドライヤーといえば、圧倒的な風量・風圧で知られていますが、改めて「ナノケア」と比べると、「すごすぎる!」の一言。前述のように風量2.0㎥/分を超える大風量なドライヤーは増えていますが、中には風が広がってしまい、結果的に髪や地肌をしっかり乾かせないものもあります。

 

その点ダイソンは、気流をコントロールしていて高圧の風がピンポイントで髪や地肌に届くため、ムダがない! 結果的に、圧倒的に短い時間で髪を乾かしてくれます。しかも、ダイソンは、温度が上がりすぎると自動で温度を下げるインテリジェント・ヒートコントロール機能を搭載しているため、多少風が地肌に当たっても熱く感じることはほとんどありません。これなら髪を傷める心配もなさそうです。

 

先述しましたが、乾燥にかかった時間は平均で5分。筆者にとっては“史上最短”で髪を乾かすことができました。速乾性では文句なしにNo.1です!

↑地肌が丸見えになるほど高い風速で髪を乾かせるダイソンのドライヤー。頭皮に当たっても、温度を調節してくれるので熱く感じません

 

ダイソン Dyson Supersonic Ionic ヘアードライヤー

 

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