家電
掃除機
2019/7/17 20:00

見た目で判断してゴメン。「ハンディ・スティック掃除機」は「メイン機の苦手」を埋める必須アイテムだった!

ハンディ状態で重曹を吸ってみたら意外にパワフル!

こうも軽いと、気になるのはやっぱり吸引力。床に撒いた重曹を掃除してみました。パワーは、HIGHモードとLONGモードがあり、今回はHIGHモードで試すことに。ちなみにリチウムイオン電池を3本搭載しており、満充電(充電時間約4時間)の状態でHIGHモードで約7分、LONGモードで約30分運転が可能と、サイズの割に長時間運転できるのが驚きです。

 

さっそく掃除してみたところ、予想以上の吸引力にビックリ! 重曹がスポポポ~ときれいに吸い込まれていく! 以下の動画を見ると、吸い込み口近くの重曹まで引き寄せられていることがわかります。

意外なほどパワフル! ただし、吸込口が狭いので、一度に掃除できる範囲が限られているのが惜しい点。これだけで重曹すべてを掃除するのは、結構大変かも。

 

「たてよこノズル」のおかげで広範囲も掃除できる

そんなときに使えるのが、「たてよこノズル」です。左右に自在に動くので、広範囲を掃除できるというのですが、そもそも吸い込み口も狭いし、そんなに吸えるのだろうか……。

 

しかし、実際に掃除してみたら、その心配も不要。下の動画のように、左右に半円を描くように動かすことで、床に撒き散らした重曹をキレイに掃除できました!

あんなシンプルな構造なのに、なぜちゃんとゴミが取れるのかしら? …と思い、たてよこノズルを手のひらに当てて吸引してみると、手のひらに風の流れを感じました。どうやら吸い込む力が中央と放射状の溝に沿って風の流れを生み出しているようです。さすが、計算し尽くされている!

↑たてよこノズルの裏面を見ると、風の通り道になる溝がありました

 

もちろん、パワフルなコードレスに比べると吸引力は劣りますが、こちらは手軽に使えることをメインコンセプトとしながら、ゴミはきちんと吸うという掃除機の基本もしっかり抑えていると感じました。つまりメインほどのパワーがないからサブとして使う、ではなく、メインが苦手なところを得意とする“プロのサブ”という印象です。

 

家じゅうのスキマというスキマを掃除できる!

それでは、実際に家の中を掃除してみましょう。本機は見ての通り、本体に持ち手がないので好きな場所を握れるわけですが、これがかえって先端の位置をコントロールしやすくしていると感じます。想定される使用シーンは、テーブルや床に撒き散らされたパンくずの掃除、デスクで使った消しゴムのかすの掃除など。

 

さらに、付属の「極細すき間ノズル」を使えば活躍の場は広がります。ざっと見渡した限りでも、テレビやテレビボード、床と壁の境目や巾木、チェアの格子のすき間、扉の木とガラスのすき間、サッシのレール……と、本機が大活躍しそうなすき間ばかりではないですか!

↑掃除しづらく、つい目をつぶっていたチェアの格子の間も、極細すき間ノズルを使えばすんなり

 

↑こちらもめったに掃除しないテレビ台の格子のスキマ。ホコリがだいぶ溜まっていました

 

洗面室やトイレ、クルマのすき間掃除にも便利!

また大きな掃除機が入らないすき間も、極細すきまノズルや、たてよこノズルをつけた状態でアプローチすることができます。とくに狭くてすき間が多い洗面室やトイレは、むしろこれくらいコンパクトなほうが扱いやすいと感じました。

↑トイレは狭い場所も多く、掃除機のヘッドが入りづらいのですが……。この場所に入った掃除機は初めてかも

 

またハンディ・スティックは、クルマのスキマ掃除にも便利です。車には、実にスキマが多く、一度ホコリが入り込んだら、取りにくいのが面倒なところ。座面などはパワーのある掃除機で掃除したいところですが、細かいスキマにはハンディ・スティック掃除機の極細すき間ノズルが役立ちます。

↑車はとにかくスキマが多い! 取りにくいホコリも、これならアプローチできます

 

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