フローリングの吸引力テストでは十分な吸引力を発揮
デザイン性と使いやすさの進化については十分体感できましたが、気になるのは吸引力と運転時間。運転時間についてはスペック上だと低電力モードで53分、最大モードで14分だそう。低電力モードであれば1回の充電で、家じゅう掃除できそうです。
なお、インディゴブルーに付属しているのはフローリング掃除に適した「ソフトブラシノズル」のみ。もちろんカーペットにも使えますが、汚れをしっかりかき出したいなら、カーペット用ノズル「ブラシロールクリーンフロアノズル」も付属したサテンホワイトを選ぶといいでしょう。
さて、それでは吸引力をチェックしてみましょう。フローリングに重曹をまき、低電力モードと最大モードで掃除してみたところ……正直、ほとんど違いが分からないほど、どちらもきれいに吸い取りました。よほどゴミが多くない限り、低電力モードでよさそうです。
ダストケースに付着したホコリは水洗いでスッキリ
続いて、ダストケースにゴミが溜まったので、ゴミ捨てをチェック。エレクトロラックスのゴミ捨てというと、小さいプリーツフィルターの中に溜まったものをトントンと出さなければならず、ちょっと面倒なイメージがありましたが(笑)、今回はプリーツフィルターが入っていない様子。片手でワンタッチとはいかないものの、以前よりはだいぶ簡単にゴミが捨てられるようになりました。
ダストケースの汚れやホコリがこびりついたときは、分解して水洗いも可能。排気については、メッシュフィルター、マイクロフィルター、排気フィルターなどによる「5段階フィルターシステム」により、0.3~10μmの微粒子を99.9%カットできるそうです。
このように、Pure Q9をしばらく使ってみましたが、吸引力は十分なうえ、充電台からの着脱やハンディ部の着脱もスムーズ。使いやすさは大きく進化したと感じました。あとはこのデザインをどう見るか。個人的には従来のエルゴラピードも好きですが、このPure Q9も抜け感があって思った以上にインテリアになじみますし、徐々にオブジェのように見えるので、けっこう気に入っています。ホワイトサテン、マホガニーブラウンのカラーも含め、検討してみてはいかがでしょうか。
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