家電
炊飯器
2022/4/17 11:00

業界最多! 70銘柄対応の炊き分け機能を搭載したタイガー魔法瓶の炊飯器

近年の炊飯器は、基本の炊飯技術に加え、銘柄に合わせた炊き方のチューニングができるなど、機能の進化が止まりません。今回は数ある炊飯器のなかから、プロの家電ライターにマストバイな炊飯器を厳選してもらいました!

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです

 

米の個性を引き出す「銘柄炊き分け」が新常識に

炊飯器の分野では各社独自の炊飯技術がより高精度に。さらに、近年増えている新銘柄の米のポテンシャルを引き出す「銘柄炊き分け」を採用したモデルも目立ちます。

 

タイガーのJPL-G100は米を泡で包み込む土鍋特有の炊飯に、蒸らし時の土鍋内の温度と蒸気を細かく制御する技術を追加。ふっくらモチモチながら、粒立ちも感じられるごはんに炊き上げます。銘柄炊き分けも業界最多の70銘柄に対応しており、宮城の「だて正夢」など新銘柄もリスト入りしているのが特徴です。

 

土鍋の特性を生かした技術でハリとうまみ満点のごはんに!

タイガー魔法瓶

土鍋圧力IHジャー炊飯器<炊きたて>土鍋ご泡火炊きJPL-G100

実売価格11万1560円

 

炊飯容量:0.5〜5.5合
内釜:本土鍋
炊き分け:銘柄巧み炊き分け70銘柄
保温時間:24時間

本物の土鍋を使った同社フラッグシップの最新モデル。土鍋の蓄熱性を生かした最高温度約280℃の高火力で加熱し、土鍋特有の細かい泡で米を包み、うまみを逃さずハリのあるごはんに仕上げます。銘柄炊き分けは70銘柄に対応。1膳ぶんのごはんをおいしく炊く機能も搭載しています。

SPEC●炊飯技術:土鍋圧力IH+多段階圧力機構●炊飯時消費電力:1080W●白米以外の炊飯メニュー:玄米・雑穀・麦めし押麦・麦めしもち麦ほか●サイズ/質量:W290×H220×D351mm/7.4kg

 

↑「ハリつやポンプ」が釜内に外気を取り込み、過剰な蒸気を放出。高温を維持しつつ仕上げることで、弾力と米本来の甘みを引き出す

 

↑日本全国70銘柄の分析データを活用して炊き分ける。コシヒカリなど代表的な6銘柄はタッチパネルで選択可能。そのほかは番号を入力する

 

↑手入れは内釜と内ぶたの2点のみでラク。内ぶたはマグネット式で簡単に着脱できるうえ、圧力ボールがない構造なので洗いやすいのがうれしい

 

↑土鍋表面の凹凸が沸騰中に細かく均一な泡を生み、米同士が衝突し傷つくのを抑制。うまみ成分であるデンプンの流出を抑え、ふっくらつややかに炊き上げる

 

【IMPRESSION】高度な炊飯技術が見事で70銘柄炊き分けも圧巻!

「土鍋採用に加え、甘みと弾力を引き出すハリつやポンプなど高度な炊飯技術が結集。70銘柄炊き分け機能も圧巻です。土鍋はやや重めですが、洗うパーツが2点なのは嬉しいポイントです」(平島さん)

 

2022年版、炊飯器選びの3か条

1:ごはんの味に直結する内釜・炊飯技術をチェック

ごはんのモチモチ感や甘みに直結するのが内釜の性能や高火力・高圧炊飯技術。高級機はどれもふっくら食感ながら、炊飯技術の違いで粘りや歯ごたえが微妙に異なります。好みに合わせて選びたいですね。

 

2:銘柄や好みに合わせた炊き分け機能に注目

米の炊き方を細かく調整できる高級炊飯器が増加。銘柄炊き分けも幅広い銘柄に対応し、その年の米の出来ばえまでも反映される時代に。自分好みの食感になるよう炊き方を自動調整してくれる製品にも注目です。

 

3:毎日使う家電だからこそメンテ性も要確認!

従来の圧力IH炊飯器はお手入れがやや大変でしたが、最近は洗うパーツ点数を減らし、形状にも配慮したメンテ性優秀な機種が増えています。毎日使う家電だけにそんなお手入れのラクさも確認を!

 

厳選したのはこの人!

家電ライター

平島憲一郎さん

高級モデルを中心に、炊飯器のレビュー記事を多数手がける。ごはんに関しては各銘柄の食べ比べを好み、データを収集中。