家電
2023/12/30 11:30

「19万円でお手頃」と言われたスマホ発売!2020年以降の「歴史的名機」10モデルを振り返る【GetNaviクロニクル】

ゲットナビが産声を上げたのは1999年のこと(正式には1999年4月24日、独立して月刊化)。当初はビジネスマン向けファッションを中心としたモノ雑誌としてスタートしたが、四半世紀を経て、現在では「家電」「デジタル」「クルマ」などを中核としつつ、時計、文房具、食品、飲料、化粧品まで、ありとあらゆるモノの情報を扱い、読者の皆さまからご愛顧いただいている。ここでは25周年を記念し、時代を彩った名機の数々をプレイバック。

 

今回はコロナ禍で生活様式がニューノーマルに変わった時代。おうち時間が増え、生活家電・AV、テレワーク機器などが注目された2020年以降を紹介。

※こちらは「GetNavi」 2024年2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです

 

【2021年7月号】AirTag


Apple
AirTag

発売日◉2021年4月
当時実売価格◉3800円(1個)

 

iOSの「探す」を利用してなくし物を見つけ出せる

iPhone/iPadで使用できる紛失防止タグ。紛失物近くにいる人のiOS端末を経由して、場所を知らせる。内蔵スピーカーから音を出したり、矢印や距離を表示したりできる。

 

【2020年12月号】Oculus Quest 2


Oculus
Oculus Quest 2

発売日◉2020年10月
当時実売価格◉3万7180円(64GB)

 

超高解像度でVRコンテンツを満喫

AndroidベースのOSを搭載した、スタンドアローン型ヘッドセット。単体で様々なVRコンテンツを楽しめる。2021年の社名変更に伴い「Meta Quest 2」に改名された。

 

【PLAY BACK!】身体中にデバイスを装着して楽しんだ

「オキュラスシリーズなどのVR機器やウェアラブルデバイスを身に付け楽しんでいました。AirTagはいまでも手放せないアイテムで、財布や鍵など、ありとあらゆるものに付けています」(デジタル・家電ライター・コヤマタカヒロさん)

 

【2021年9月号】LEIZ PHONE

シャープ
Leiz Phone 1

発売日◉2021年7月
当時実売価格◉18万7920円(ソフトバンク)

 

大型センサーを搭載したライカ全面監修のスマホ

ライカが全面監修した初のスマホ。1インチの大型センサーを搭載し、明るく自然な色味の写真が撮影できる。約6.6インチのPro IGZO OLEDディスプレイは、写真や動画の細かな色彩も忠実に再現。

 

【PLAY BACK!】19万円のお手頃(!?)スマホ

「レンズキャップがあったり、ライカMのシャッター音が採用されていたりと、随所にライカ感が満載。約19万円で『スマホとしては高額だが、ライカとしてはお手頃』とも言われました」(ITライター・村元正剛さん)

 

【2021年4月号】D-ILAプロジェクター

JVCケンウッド
Victor DLA-V90

発売日◉2021年12月
当時実売価格◉275万円

 

世界初に8K60p入力に対応したハイエンドプロジェクター

最新のD-ILAパネルを採用し、8K60p、4K120p表示に対応したプロジェクター。2022年12月には同機をベースにした、D-ILA誕生25周年記念モデルが25台限定330万円で発売された。

 

【PLAY BACK!】各ジャンルともにトレンドを牽引

「4K/8Kが日常になり、さらなるクオリティを目指す動きが顕著に。それは有機EL、プロジェクター、UHDBDプレーヤーなど、すべての戦線において顕著なトレンドとなっています」(デジタル・メディア評論家・麻倉怜士さん)

 

【2022年5月号】LinkBuds


ソニー
LinkBuds WF-L9000

発売日◉2022年2月
当時実売価格◉2万2860円

 

音楽を聴きながら普通に会話ができる

ソニーの完全ワイヤレス史上最小・最軽量を誇る“耳をふさがない”イヤホン。中央に穴が開いたリング型ドライバーユニットを採用し、周囲の音を自然に聞きながら音楽鑑賞や通話ができる。

 

【PLAY BACK!】着けていることを忘れて会話できる

「『外音取り込み』ブームのなか、マイクではなく『物理的に音を取り込む』という新方式を採用。物理的ゆえ『増幅』や『遮断』はできませんが、外音を生で取り込めるのは快適です」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

【2023年5月号】JBL TOUR PRO

ハーマンインターナショナル
JBL TOUR PRO 2

発売日◉2023年3月
当時実売価格◉3万3000円

 

タッチ操作に初対応した記念碑的TWS

世界初のタッチディスプレイ付き充電ケースを採用。タッチ操作でリスニングや通話などアプリ上の豊富な機能を操作できる。大ブレイク中のTWSに新しい風を吹き込んだアイコンモデルだ。

 

【PLAY BACK!】マンネリ市場に一石を投じたモデル

「TWS人気につられて、似たような製品であふれ返ってしまいました。しかしケースにタッチパネルを採用したJBL『TOUR PRO 2』など個性的なコンセプトを持つ製品が登場し安心しました」(AVライター・野村ケンジさん)

 

【2023年2・3月号】PRIUS

トヨタ
プリウス(5代目)

発売日◉2023年1月-
当時実売価格◉320万円~

 

機能・デザインともにブラッシュアップして復活

「ハンマーヘッド」をモチーフに、機能性とデザイン性を両立。スポーツカーのようなスタイリッシュなフォルムに生まれ変わり、エコカー色が強かったイメージを一新した。20
23-2024日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。

 

【PLAY BACK!】優れたデザインで奇跡のカムバック

「4代目の世界的な販売不振で、もはやその使命を終えたかに思えたプリウスが、5代目はメカではなくデザインの力で奇跡の復活を果たした。スーパーカールックの実用車なんて世界初だ!」(自動車評論家・清水草一さん)

 

【2023年2・3月号】自動計量IH炊飯器

パナソニック
自動計量IH炊飯器SR-AX1

発売日◉2023年7月
当時実売価格◉4万6000円(先行体験価格)

 

自動計量・炊飯だから日々の家事の負担が軽減

自動計量・遠隔炊飯機能を搭載。無洗米と水を事前にセットしておけば、外出先からスマホのアプリ操作で炊飯ができる。炊き上がりをそのまま食卓に並べられるおひつ型の内釜も便利。

 

【2022年4月号】Roomba

iRobot
ルンバ j7+

発売日◉2022年2月
当時実売価格◉12万9800円

 

障害物回避機能を備え散らかった床も掃除可能

広角カメラセンサーをフロントに搭載。ルンバの目の前の状況も把握できるようになり、コードやペットの排泄物(固形物)など障害物の種類を識別して接触を回避する。

 

【PLAY BACK!】家時間を楽しめる家電の人気が上昇

「コロナ禍を経て、家時間をより快適に過ごせる家電に注目が。ルンバ j7+や自動計量IH炊飯器など、デザイン性だけでなくIoTで便利さが高まり“本当に任せられる”ものに昇華しています」(家電ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさん)

 

【2023年9・10月号】Apple Vision Pro

Apple
Vision Pro

発売予定◉2024年末
実売予想価格◉50万円

 

VRと現実世界を融合させる世界初の「空間コンピュータ」

2300万ピクセルのディスプレイに現実空間映像とバーチャル映像をブレンドして表示できるApple初の「空間コンピュータ」。目(視線)や手、声で基本操作が行える。

 

【PLAY BACK!】パソコンのように日々使う機器になる

「目の前に複数のディスプレイを置くのではなく、頭につけるディスプレイですべてを代替。高価だが『空間コンピューティング』という概念により、VR機器が『毎日使うもの』になりそう」(ジャーナリスト・西田宗千佳さん)

 

【歴代編集長思い出エピソード】

7代目編集長 松村広行

学習研究社にて約20年にわたってエンタメ雑誌を担当。2021年よりGetNaviチームを統括。2023年1月より現職。

 

モノ付録からアニメ表紙まで何でもアリが楽しい!

GetNaviにジョインしたばかりの2021年11月号で、Coleman特製ショルダーバッグを付録にしたところ爆売れ。翌年同月号も同様の付録にしましたが、そちらも大人気でした。改めてアウトドアの盛り上がりを実感しました。記事では、2022年9月号。表紙がルフィ、裏表紙がシャンクスの描きおろしとなった企画。当時の6代目編集長・川内の肝いりで実現した印象深い一冊です。

↑2021年11月号Coleman特製ショルダーバッグの紹介記事

 

↑2022年9月号「俺たちのONE PIECE」企画の表紙と裏表紙