ライフスタイル
2025/1/1 20:00

災害時に「情報と電気」を確保できる? 今こそ見直したい通信環境と電源回り

ポータブル電源で「電気の欠損」を防ぐのはもう当たり前!

もちろん、それもこれも電気があればこそ。ポータブル電源のような備えはもちろんだが、とりあえず、すぐできそうな防御法も。

 

「電源タップは“雷サージ防止機能”のあるタイプを使うことです。これだけでもルーターが破壊される事態を防げます」(湯浅さん)

 

まずは自宅の通信や電気の環境を見直してみることも大切だ。

 

長寿命&コンパクトで日常的に使える

Jackery ポータブル電源 1000 New/13万9800円

↑Jackery ポータブル電源 1000 New

 

定格出力1500Wのパワーを業界でもトップクラスの軽量コンパクトボディに凝縮。最速60分でフル充電、冷蔵庫などの家電を接続したままにできるパススルー、UPS機能など日常にも緊急時にも使い勝手が良い。

 

<スペック>
電池容量  :1070Wh
出力    :USB Type-C×2、USB Type-A×1、AC100V×3、シガーソケット×1
AC定格出力:1500W AC瞬間最大出力・3000W サイズ/質量:約W327×H247×D224mm/約10.8kg

↑ソーラーパネルとセットになったモデルも用意される。“SolarSaga 100”2枚を使った100W入力では満充電まで約8時間で完了する

 

「85%で充電を止める節約モードがあるので、コンセントに繋ぎっぱなしにしておいても安心です。耐火性や耐衝撃性、ソーラー入力対応などもいざという時には頼もしい機能です」(湯浅さん)

 

大出力にも対応する、使い勝手の良いモデル

EcoFlow DELTA 3 Plus/14万9600円

↑EcoFlow DELTA 3 Plus

 

AC1500W入力で80%なら約40分、100%なら56分の高速充電に、独自のEcoFlow X-Boostテクノロジーで高出力電化製品の使用も可能。高耐久長寿命、静粛性、パススルー&UPS、出力先の多さなど、普段使いにも便利。

 

<スペック>
電池容量  :1024Wh
出力    :USB Type-C×2、USB Type-A×2、AC100V×6、シガーソケット×1
AC定格出力:1500W●AC瞬間最大出力:3000W サイズ/質量:約W200×H284×D398mm/約12.5kg

↑AC100V出力を6基備えるので同時に多くの家電製品に電源供給することができる。AC瞬間最大出力も高めに設定されているので安心度が高い

 

「独自技術でドライヤーのようなハイパワーを必要とする電気製品にも対応。専用の外部バッテリーで容量を増量することもできるので多少停電時間が長引いても安心です」(湯浅さん)

 

安定性に大容量出力!高い静粛性もポイント

DJI Power 1000/11万4400円

↑DJI Power 1000

 

バッテリーが切れるまで定格2000Wを出力する安定性に最大出力2600W、ピーク出力4400Wの大容量出力と動作音23dBの静音ファンを搭載したパワフル&優しいモデル。140WデュアルUSB-Cポート装備でタブレットやノートPCなどへ高速充電に対応する。

 

<スペック>
電池容量  :1024Wh
出力    :USB Type-C×2、USB Type-A×2、AC100V×2、シガーソケット×1
AC定格出力:2000W●AC瞬間最大出力:4400W サイズ/質量:約W448×H230×D225mm/約13kg

↑UPSモード搭載、最大800Wの太陽光発電電力入力に対応。同社のドローンへの高速充電が可能なSDCなど、ユニークなポートも装備

 

「ピーク出力4400Wのハイパワーに高い静粛性、140W対応のUSB Type-Cをふたつ装備しているのがポイントです。ソーラーパネル3枚接続に拡張できるのも停電時には心強いです」(湯浅さん)

 

停電復旧時の通電火災を防ぐ!

パナソニック 感震ブレーカー BQX702/希望小売価格2万4200円

↑パナソニック 感震ブレーカー BQX702

 

震度5強以上の揺れを感知後、3分以内に停電が発生した場合は停電復帰時に分電盤の主幹漏電ブレーカーを強制遮断することで通電火災を防ぐ。3分以内に停電しなかった場合でも3分後にブレーカーを遮断するので安心だ。

 

地震の後危険なのが、落下物で電源コードが損傷していたり、冬場であれば電気ストーブが転倒していたりなど、停電復旧の際に、それらが火元となって火災が発生する場合。対処法としてはいわゆる“ブレーカーを落とす”、アンペアブレーカーをオフにするわけだが、災害時には自力ではできない状況に陥るかもしれない。感震ブレーカーは、そんな通電火災のリスクに備える最適解だ。

 

テクニカルライター:湯浅顕人さん

PCやガジェット、AVに精通しているライター。インドアモノに強いが、キャンプやマリンスポーツも愛するアウトドア派でもある。

 

※「GetNavi」2024月11号に掲載された記事を再編集したものです

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