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2018/7/13 16:00

【2018上半期】売れたモノ・バズったものランキング20~12位

いま、勢いよく売れてるモノだけを厳選! 家電、オーディオ、デジタル機器から、クルマ、ゲーム、文房具、食品までオールジャンルで「ヒットの背景」をおさらいしつつプロが改めて「オススメのポイント」を解説します。売れてるモノには、ちゃ~んと理由があるんです! 本記事では編集部独自の2018年のヒットランキングを作成。

 

20~12位ではOculusやレノボのスタンドアローン型VR機器やパナソニックの洗濯乾燥機とおひとりさまテレビ、森永製菓のチョコミントアイス、任天堂のミニファミコンなどがランクイン。早速見ていきましょう。

 

【20位】

スマホもPCも不要! VRがより身近な存在に「スタンドアローンVR」

ワイヤレスで手軽に本格的VRを楽しめるスタンドアローン型VR機器「Oculus Go」と「Lenovo Mirage Solo」が登場。市場でしのぎを削っている。

 

コスパの良さと快適な使用感が◎

Oculus

Oculus Go

2万3800円(32GB)、2万9800円(64GB)

視野角が広く、透明度の高いレンズでクリアな映像を楽しめる。本体は通気性に優れた素材で、長時間でも快適に使用可能。タッチセンサーを搭載するコントローラーおよびメガネスペーサーが付属する。

 

SPEC●プロセッサ:Snapdragon 821OS:Androidストレージ:32GB/64GBディスプレイ:2560×1440ドットサイズ/質量:W190×H105×D115mm/468g●OS:Android●ディスプレイ:2560×1440●駆動時間:約1.5~2時間

↑Netflixなどの配信動画やゲーム、360度映像など1000以上の専用アプリに対応する

 

6DoF対応で動きを高精度に再現

レノボ

Lenovo Mirage Solo with Daydream

実売価格:5万5296円

新技術「WorldSense」の採用により、自由度の高い動きを可能にする「6DoF」対応を実現した。Googleのプラットフォーム「Daydream」は、250以上のコンテンツを楽しめる。

 

SPECプロセッサ:Qualcomm APQ8098OS:Daydream2.0ストレージ:64GBディスプレイ:2560×1440ドット充電時間:約3時間サイズ/質量:W204.01×H269.5×D179.86mm/645g●OS:Daydream2.0●ディスプレイ:2560×1440●駆動時間:約3時間(1080pの動画を再生した場合)

↑180°撮影に対応した別売りの2眼カメラ「Lenovo Mirage Camera with Daydream」も用意。VRコンテンツを簡単に撮影できる

 

ハイエンドVRに近い高画質を手軽に楽しめる

スタンドアローン型VR機器は、Oculus Goが米Amazonのレビューで星4つを獲得するなど人気に。ジャーナリストの西田宗千佳さんは「PCやゲーム機に接続するハイエンドVRは機材の準備が大変で、体験までに時間がかかります。逆にスマホVRは手軽ですが、画質・体験とも満足しにくいものでした。スタンドアローンVRは、画質がハイエンド機に近く、すぐに体験できる気軽さも魅力です」と語る。

 

【Oculus Goヒットのツボ】

「かぶるだけ」で本格VR体験!

スマホを装着して使うタイプのVRヘッドセットより本格的な映像を楽しめることや、煩雑な準備が必要なく気軽に使える点が魅力。Oculus Goはコスパの良さも支持された。

 

【19位】

軽さとパワー、設置性を備えて3万円台!! 「ツインバードTC-E261S」

テレビ番組「カンブリア宮殿」で紹介され、かねてから注目を集めていたツインバードのコードレススティッククリーナーTC-E261Sが、5月に発売。十分な吸引力に加え、軽さ、使いやすさとデザイン性がウリだ。

 

掃除機がけを意識させない軽さが魅力の紙パック式

ツインバード

TC-E261S

実売価格:3万3970円

業界最軽量の1.5kgを実現しつつ、吸込仕事率70Wの吸引力とパワーブラシでカーペットも掃除できる。紙パック式で、手を汚さずにゴミ捨てできるのも手軽で魅力的だ。ヘッドをタテにして掃除ができ、隙間掃除もラクにこなせる。

 

SPEC●集じん容量:約0.25ℓ●集じん方式:紙パック式●ヘッド:パワーブラシ●充電時間:約3時間●連続稼働時間:約30分(標準)/約7分(強)●付属品:隙間ノズル、紙パック×12ほか●サイズ/質量:W235×H1030×D135mm/約1.5kg

↑ヘッド裏にボールキャスターを搭載し、ヘッドが自由自在に動く。パワーブラシでフローリングの微細なゴミも逃さない!

 

↑紙パック式なのでゴミ捨ての際にホコリも舞わず、メンテもラク。購入時に紙パックが12枚付属する。交換時期の目安は約1か月

 

ユーザーの声を参考に使い勝手を考え抜いて商品化

近年のコードレススティックは集じん力の高さに加え、軽さ・使いやすさがトレンド。TC-E261Sはそんなニーズにぴったり合致すると家電ライターの平島憲一郎さんは語る。「本機はコールセンターから寄せられた声をもとに開発。操作性にゴミ捨て、設置性に至るまで使い勝手が考え抜かれています」

 

実際本機は1.5kgと軽く、ヘッドの動きも滑らか。ハンドル後方にはシリコンの滑り止めが付き、壁に立てかけて置ける。「ここまでの性能で3万円台。今後この価格帯の性能競争も活性化しそうです」(平島さん)

 

【ツインバードTC-E261Sヒットのツボ】

テレビの反響を受け性能をさらに磨き上げた

テレビ番組「カンブリア宮殿」で本機の試作風景が紹介され、発売前から話題に。期待に応えるべく、発売を延期してブラッシュアップに努め、コスパ抜群の製品となった。

 

【18位】

洗剤量の自動軽量機能で洗濯の自動化を実現! 「”洗剤自動投入”洗濯乾燥機」

業界初、液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能を搭載したNA-VX9800が好調なセールスを記録中。スマホ操作との組み合わせで、真の意味で「機械にすべてお任せの洗濯乾燥」が可能になった。

 

ナノイーXによるニオイ抑制もスマホで遠隔操作が可能

パナソニック

ななめドラム洗濯乾燥機NA-VX9800

実売価格:27万7765円

液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能を搭載し、スマホで出先から洗濯開始できる。「ナノイーX」で遠隔操作待機中の衣類のニオイ発生を抑制、さらに皮革製品などの除菌・消臭も可能だ。温水泡洗浄機能でしつこい皮脂汚れも強力洗浄。

 

SPEC●洗濯/乾燥容量:11kg/6kg●乾燥方式:ヒートポンプ式●使用水量:55ℓ●洗濯乾燥時消費電力量:890Wh(標準乾燥)●洗濯乾燥目安時間:98分(標準乾燥)●サイズ/質量:W639×H1058×D722mm(給・排水ホース含む)/79kg

↑液体洗剤と柔軟剤を専用タンクに入れて本体かアプリに洗剤の種類を登録。手で作業する面倒がなく毎回適量を投入できる

 

↑「遠隔」ボタンをプッシュし洗濯物を入れたら、あとは外出先からアプリで「洗濯乾燥」「洗濯のみ」「乾燥のみ」を選ぶだけ

 

洗剤の銘柄に合わせて洗剤量を計算して投入!

パナソニックのNA-VX9800について、家電ライターの平島さんは「液体洗剤や柔軟剤は、同じ水量でも銘柄ごとに入れる分量は異なります。本機なら、使う液体洗剤や柔軟剤の銘柄を登録しておけば、洗濯物の量から、銘柄に合わせた洗剤の量を計算して、自動で入れてくれるのがポイントです」と語る。アプリで帰宅時に洗濯乾燥が終わるよう設定も可能。革新的だ!!

 

【NA-VX9800ヒットのツボ】

購入者の実に9割が洗剤自動投入を利用!

誰もが面倒と感じていた液体洗剤・柔軟剤の計量・投入を自動化したのがヒットの理由。同機の売り上げは前機種の1.7倍で、購入者の洗剤自動投入機能の使用率も約92%と極めて高い。

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