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2016/6/8 13:47

ついに判明! 日本人男性の3大ワキ臭は「ミルク系、スパイス系、酸っぱい系」だった

マンダムは、20歳~55歳の日本人169名を対象に腋臭(ワキのニオイ)評価を行い、その結果を発表しました。同社では、過去に男性ボディケア分野の研究の一環として、日本人男性を対象に腋臭の官能評価を行い、現代日本人男性の腋臭の実態を発表した実績があります。今回の調査では、男性の腋臭評価で確立した手法を応用し、男女を対象にした腋臭評価を実施しました。

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【腋臭官能評価方法】

●調査対象者:20歳~55歳の日本人女性82名、20歳代と40歳代の日本人男性87名
●調査期間:2014の年7~8月、2015年の7~8月
●評価方法:無香料石鹸で腋窩を洗浄後、無臭のシャツを着用。24時間経過後の両ワキのニオイを、2~3cmの距離から直接官能を評価
●臭気強度:6段階臭気強度表示法を参考に、11段階にスコア付け
ニオイタイプ:男性の知見から明らかになっている8タイプに分類し、被験者の腋臭に含まれる各タイプの存在割合を合計が100%となるように、10%刻みで評価

 

男性の腋臭の大半は「ミルク系」「カレースパイス系」「酸っぱい系」のいずれか

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2007年1月、マンダムによってリリースされた男性の腋臭官能評価では、“約4割の男性が「臭気強度4」以上の強い腋臭をもっている”“ニオイのタイプ別では、「M型(ミルク様臭)」、「C型(カレースパイス様臭)」、「A型(酸臭)」の3タイプが多い”“③腋臭強度は10~20歳代がもっとも高く、30歳以降は「C型」と「A型」を中心に減少する傾向がある”という調査結果が発表されています。

 

女性は年齢層での差は見られず腋臭強度も低い

20 歳代と40 歳代の男女で比較すると、女性の腋臭強度は男性に比べて総じて低いことがわかりました(図1)。また、男性の腋臭強度は年齢層が上がると低下しますが、女性は腋臭強度が低下するとは一概にはいえないようです(図2)。

 

耳垢タイプと腋臭強度の関係は男女で異なる

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男性では、耳垢タイプが「キャラメル状」の群は、「湿っていて黄色い」および「乾燥した」群よりも、腋臭強度が高い結果となりました。一方、女性では「乾燥した」群は、「キャラメル状」および「湿っていて黄色い」群よりも腋臭強度が低い傾向が見られましたが、微差の範囲といったところでしょうか(図3)。

 

また、女性の腋臭強度とワキ肌状態の関係を調査したところ、腋窩の経表皮水分蒸散量(TEWL)に弱い相関があることが判明。より詳細に解析した結果、女性で耳垢タイプが「乾燥した」群は、腋臭強度と腋窩の経表皮水分蒸散量に相関が認められ、ワキ肌表面からの水分蒸散量が多い女性は腋臭強度が高いという結果がわかりました(図4)。

 

女性の腋臭タイプもミルク型一番多い

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女性の主なニオイタイプも、男性と同様に「M 型」がもっとも多いという結果に。また、男性では「M 型」の次に多くみられるのは「A 型」でしたが、女性では「other」、「K 型」、「E型」、「C 型」の順に多くなるようです(図5)。

 

また、出産経験がある女性はない女性と比べ、肌表面からの水分蒸散量が高いことがわかりました(図6)。しかし、出産経験の有無による腋臭強度に有意な差は見られませんでした(図7)。出産はワキ肌表面からの水分蒸散量に何らかの影響を及ぼすものの、腋臭強度上昇の主な要因ではないということが考えられます。

 

これからの季節は汗をかきやすく、肌の露出頻度も増えるなど、なにかと腋臭が気になってしまう時期です。自分の臭いはなかなか気づきにくいものですが、周囲は意外と敏感になっているかもしれません。身に覚えがない方も、エチケットとしてデオドラント製品を使ってみてはいかがでしょうか。

 

【URL】

マンダム http://www.mandom.co.jp/