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2019/7/4 20:15

今年はお台場でトライアスロン、「エボルタNEOチャレンジ」の概要をまとめてみた。

毎年、この時期になると発表されるのがパナソニックのエボルタNEOチャレンジ。ここ数年はエボルタNEOくんが前人未到のチャレンジを行なったり、それ以前は、高校生や大学生が乾電池のエボルタNEOの性能を限界まで使って、ギネス世界記録にチャレンジしたりーー毎回、興奮と感動をお届けしてくれる夏秋の風物詩です。

↑昨年のチャレンジの模様

先日、今年の概要が発表となりました。今年はトライアスロン! エボルタNEOくんが「泳ぐ」、「こぐ」、「走る」の3つでお台場の街を駆け抜けます。2019年版のエボルタNEOくんの写真をたくさん撮ってきたのと、エボルタNEOくんの生みの親であるロボットクリエイターの高橋智隆さんにも話を聞くことができたので、詳細をお伝えしましょう。

↑パナソニックサイトより

「タイムトライアル」というのが難しいポイント

↑発表会は本番と同じお台場海浜公園内で行われました

今回、エボルタNEOくんは、スイム150m、バイク4km、ラン1kmの距離を泳ぎ走ります。これは、オリンピックで選手が挑むトライアスロン競技の距離、スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmをエボルタNEOくんのサイズに合わせたもの(エボルタNEOくんの高さは約17cmで人間の1/10のサイズで換算)。

 

オリンピックというキーワードが出ましたが、2020年は東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されます。パナソニックはワールドワイドオリンピックパートナー。そう、今回のエボルタNEOチャレンジは、来年の東京2020オリンピック・パラリンピックをイメージさせるテーマになっているわけですね。

 

この距離を「スイム用」「バイク用」「ラン用」に専用開発された3体のエボルタNEOくんで走破していきます。これまでのチャレンジでも泳ぎ、走るで挑戦をクリアしてきたエボルタNEOくんにとっては簡単かと思いきや、そうではありません。

↑3体のエボルタNEOくん

まず今回のチャレンジ、この3つの競技を単3形エボルタNEO2本のみで挑戦します。真夏の暑いさなか、アルファルトの照り返しも厳しいなか、2本の単3形エボルタNEOのみでクリアしなくてはなりません。

 

さらに! 今回はエボルタNEOチャレンジでは初となる目標時間が設けられています。その時間は1時間45分01秒以内。この数字もしっかりと根拠があり、「オリンピックで人間によって記録されたフィニッシュタイム」を目指して競技を行います。

↑パナソニックサイトより

 

昨年の「エボルタNEO 世界最長遠泳チャレンジ」では潮の満ち引きで流されてしまったということもあったので、スイムはタイムロスなく進めるかが成功への近道となりそう。なお、スイム→バイク、バイク→ランの際の電池の載せ替えもタイムとして換算されるので、トランジションもスムーズに行えるかがカギとなりそうです。

 

コースはお台場の中心地を疾走

続いてコースについて紹介していきましょう。エボルタNEOくんは観光スポットとしても有名なお台場海浜公園の砂浜に設置された特設セットからスタート。まずはお台場の海を泳ぎます。

 

泳ぎ終えたエボルタNEOくんは続いて、バイクに乗り、デックス東京ビーチ→アクアシティお台場→フジテレビ→ダイバーシティ東京プラザ→東京テレポート→お台場海浜公園駅とお台場の中心地を周回。再びお台場海浜公園付近に戻ってきて最後の競技、ランを実施。お台場海浜公園を走り切るというコースとなります。

 

途中にはエスカレーターあり、エレベーターありと、様々な障害物と遭遇。エボルタNEOくんは、1時間45分01秒以内でゴールできるのか、片時も目が離せそうにありません。

↑発表会直前のマスコットのエボルタNEOくん

 

「正直やりたくないなぁ」「難しいな」と高橋さん、弱気のコメントだが……

発表会の場では、エボルタNEOくんの生みの親である高橋智隆さんにコメントを頂くことができました。高橋さんによると、今回のチャレンジ、正直なところでは「やりたくないなぁ」「難しいな」と思ったそう。

 

というのも、タイムトライアル形式もハードルが高く、しかも今回のスイム用のエボルタNEOくんは初めて完全防水でエボルタNEOくん自体が泳ぐから。去年まではエボルタNEOくんをボードに載せて漕いで進むという方式だったため、構造を一新しています。新構造にあたっては、釣りで使われている防水機構をエボルタNEOくんに落とし込んだものを製作中。

↑スイム用のエボルタNEOくん

 

弱い気な発言の高橋さんかと思いきや、「エボルタNEO史上、もっとも賢い」一台に仕上げてきていると、自信も確実にのぞかせてくれました。

 

概要のまとめ

では、最後に、今年のエボルタNEOチャレンジの概要をまとめておきましょう。

開催日:2019年8月7日
スタート時間:12:00
距離:スイム150m、バイク4km、ラン1km
目標タイム:1時間45分01秒以内
動力:単3形エボルタNEO 2本
チャレンジルール:
・スタートしたら、フィニッシュまで電池の交換はできない。
・スイム機からバイク機、バイク機からラン機への“電池トランジション”にかかる時間も、走行時間としてカウントされる。
・チャレンジ中にマシントラブルが発生した場合は、メンテナンスが許される。ただし、メンテナンスの時間も走行時間としてカウントされる。
・エレベーターやエスカレーターの待ち時間、使用時間も走行時間としてカウントされる。

・信号待ちの時間は、走行時間としてカウントされない。
・深刻なマシントラブルや、走行中の予期せぬトラブル等により、チャレンジの続行や目標フィニッシュタイムのクリアが著しく困難と判断された場合は、協議の上でスイムから再スタートすることができる。その際、走行時間はリセットされる。新しい電池への交換も許される。
発表会場でまだ開発段階のエボルタNEOくんを撮影する機会をいただいたので、ギャラリー形式で届けします(本サイトでご覧いただけます)
【追加情報】
乾電池のエボルタNEOに東京2020 オリンピック・パラリンピック 特別パックが発売中。単3形と単4形、各6本パックと10本パックのラインナップで、これはパナソニックならではのレアリティの高い商品です。限定品となるので、早めの購入がおすすめ!