徐々に暖かい日も増えて、これから花見やハイキングなどの屋外の予定を考えている人もいるのではないでしょうか? また、春は卒業・入学式など式典も多い季節ですよね。そんな催し物の記録にオススメしたいのがスマホに取り付けて使うDJIのジンバルです。手ブレのない映像で日常の一コマがまるで映画のように記録できます。
家庭用ドローン世界シェア1位・DJIのスマホ用ジンバル
DJI「OSMO Mobile 6」
1万8040円(税込)〜
OSMOシリーズは、家庭用ドローンの世界シェアナンバー1「DJI」によるスマートフォン向けのジンバル。ジンバルとは、手ブレを抑えてくれるマシンのこと。iPhoneはじめ、スマホ自体にも優秀な手ぶれ補正機能がありますが、歩いたり、走ったりだとやっぱりブレブレになっちゃうもの。ジンバルがあれば、まるでドローン撮影のような安定した撮影ができます。
走っていても片手でスムーズな動画が撮れる
著者は仕事で動画撮影するので歩きなら、あまりブレずに収録できますが、走りながらはやっぱり厳しいんですよ。でも、OSMO Mobileなら、ゼイゼイ息切れしてても安定した収録が可能です。
ポケットに収まる3つのコンパクトなパーツ
ジンバル本体の大きさは、長さ189mm×幅84.5mm×高さ44 mm。iPhone16の長さが147.6mm、幅71.6mmなので、スマホより少し大きいです。
ポケットのサイズにもよりますが、メンズのウェアなら、ちょっとポケットからはみ出すかはみ出さないかくらいのサイズ感です。
三脚の代わりに
OSMO Mobile 6には延長ロッドが付いており、最大で87mm、約9cm伸びて最大延長215mmと、ミニ三脚の代わりにもなります。
パノラマ撮影がカンタン!
OSMO Mobile 6で撮影したパノラマ写真。基本は動画収録向けですが、写真撮影にも有効です。その一つがパノラマ撮影です。シャッターを押した場所の周辺(上下左右9か所)を自動で撮影、合成してくれるんです。だから撮影者は撮影が終わるまで動かず待っていればOK。ちょうどパノラマ写真を撮っているときに人が横切ったこの作例がわかりやすいので御覧ください。
OSMO Mobile 6で撮影したパノラマ写真。まるで心霊写真のようですが……なぜこんな写真になったのか、9つに分割すると分かります。
9枚の写真を合成しているんです。スマホ単体でもパノラマ画像は撮れますが、ブレないようにスマホをゆっくり動かすなど、けっこう面倒ですからね。これはなかなか面白い。
夕景や夜景など暗いときこそ活躍
OSMO Mobile 6で撮影。焦点距離6.765mm、F値f/1.78、露出時間1/40(フルオートで撮影)。静止画撮影でジンバルが実力を発揮するのは、夕方や夜景など、暗くてシャッタースピードが遅くなってしまう場面。上記の写真は、1/40と歩いている程度のゆっくりした動きでも少し残像が出てしまうくらいの設定です。この写真は肉眼よりもかなり明るく撮れているので、ジンバルがなかったら、結構ブレていたのではないかなと思います。夜桜やイルミネーション、夏祭りなど夜景の美しさを手軽に残すには、ピッタリな気がします。
後継機種の新作! OSMO Mobile 7Pもオススメ
2月には、後継機種「OSMO Mobile 7」と「OSMO Mobile 7P」が発売されました。磁気クリップで着脱できる多機能モジュール(7Pは付属/7は別売り)で、専用アプリ以外でも被写体追尾が可能になるなど、性能が向上したそう。そしてこのタイミングでOSMO Mobile 6も割引きされたようなので、こちらが欲しい人は、よりお求めやすい価格で入手できるでしょう。
スマホ撮影の心強い愛用アクセサリ
最後に、スマホ撮影時の愛用アクセサリを紹介させてください。「Neewer スマートフォンホルダー垂直ブラケット」です。これがあれば、一眼レフやハンディカム用に買ったどの三脚にも取り付けられるので、めちゃくちゃ重宝しています。撮影の幅を広げてくれるジンバル。価格とスペックを比較して、ぜひご自身にあったモデルを検討してみてくださいね。