昨年、iPhoneとMacをアップデートして使えるようになっていた「iPhoneミラーリング」。新しい機能があるな……というくらいで特別気にしていなかったのですが、最近ふと思い出して試してみたところ、これが想像以上に便利だったんです。
iPhoneの画面をMacから操作できる
「iPhoneミラーリング」は、iPhoneの画面をMacにそのまま映し出して操作できる機能。通知の確認やアプリの起動、メッセージの返信まで、iPhoneを手に取らなくてもMac上だけで完結できるのが最大の魅力です。
【iPhoneミラーリングのシステム条件】
iPhoneミラーリングは、一度に1台のMacと1台のiPhoneでのみ使用できます。デバイスが以下の条件を満たしている必要があります。
・Appleシリコン搭載のMacまたはApple T2セキュリティチップ搭載のMacで、macOS Sequoia 15以降がインストールされていること
・iPhoneがiOS 18以降を使用しており、パスコードが設定されていること
・iPhoneとMacが同じApple IDでサインインしており、2ファクタ認証が有効になっていること
・iPhoneとMacの両方でBluetoothとWi-Fiがオンになっていること
・iPhoneがロック状態で、Macの近くにあること(充電中やスタンバイ中でも可)
・Macでインターネット共有、AirPlay、Sidecarを使用していないこと
※Apple公式ページより引用
やや条件は多いものの、基本的にiPhoneとMacのソフトウェアが最新であれば問題なく使えます。
アップデート後、Mac側に「iPhoneミラーリング」というアプリが表示されるようになるのでこちらをクリック。
Mac側でログインを済ませると、ミラーリングが自動的に開始して、iPhoneを操作できるようになります。
Mac上での操作が「ちょうどいい距離感」に
1か月ほど使ってみて特に気に入っているのが、スマホとのちょうどいい距離感が保てるようになったこと。MacからiPhoneが操作できるようになると、「いつでも触ってしまうのでは?」と少し不安に思っていましたが、実際にはその逆でした。Mac上ではスワイプやフリックのような感覚的な操作がない分、スクロールや入力に若干の手間がかかる感じがあり、それがいい意味でブレーキに。「息抜きにSNSを5分だけ見よう」というのが、本当に5分で済むようになりました。
iPhoneの場合、ついつい惰性でスクロールを続けてしまって、気づいたら30分も経っていた……ということがよくあったので、これは本当に助かっています!
これのおかげで作業効率がグッと上がったよ!
InstagramやTikTokなどのSNSは、やっぱりブラウザよりアプリの方が断然使いやすいですよね。この機能を使えば、iPhoneアプリをそのままMacで扱えるので、操作感も快適そのもの。
また、ファイルや画像の受け渡しもドラッグ&ドロップで済むため、わざわざAirDropを使わずに済むのも地味に便利です。同じ空間にあれば問題なく作動するので、最近では集中したいときにはiPhoneを引き出しの中に入れたまま作業することが増えました。新しい機能ってついスルーしてしまいがちですが、やっぱり一度試してみるものですね。