お気に入りのお鍋があるだけで、キッチンに立つのが楽しみになる。調理道具って、そういうトコ大事ですよね。筆者も最近、「ヤマダオリジナル マルチポット(グリーン)」を購入してから、料理中にちょっとテンションが上がっています。コレ、見た目がいいな〜と思っていたら、じつはヤマダ電機のオリジナル製品だったんです。ネット上での販売価格は1600〜2000円ほどで、マルチポットの中でもかなり手ごろ。それでいて、毎日使いやすい便利さも詰まっているんですよ。
まず惹かれるのは「色とフォルム」
ヤマダオリジナル「マルチポット(グリーン)」
1628円(税込)
最初に目を引くのはこのカラー。パッと明るいパステル調のグリーン で、キッチンに置いてあるだけで気分が上がります。
丸っこいフォルムも愛らしい。
持ち手も、ゆるやかなラウンド具合が手にフィットして持ちやすいです。
中は真っ白で、調理中に食材が見えやすいのもイイ! しかもこれ1台で、「煮る」「茹でる」「炒める」「炊く」「沸かす」「和える」といった多彩な調理に対応。朝食から夕食まで、毎日の料理を幅広くカバーしてくれます。
鍋やフライパンを複数用意する必要がなく、省スペースにもつながってありがたい。
内側はフッ素加工されていて、炒め物をしても食材がこびりつきにくいです。そう、価格が安いとあなどるなかれ。マルチポットに求める性能は必要十分でばっちり。IHにもガス火にも両対応なので、引っ越し後もそのまま使える安心感も。軽くて扱いやすいのに、頼れるつくり。調理のたびに“ちょうどいいな”を実感しています。
“ちょっとだけ作りたい”に応えてくれる
容量は2.5L(推奨使用容量1.9L)で、夫とふたり暮らしの我が家はこのサイズがジャスト。朝食のスープも夕飯の煮物も、少量のおかずが作りやすくて重宝しています。1〜2人分のおかずって、普通のお鍋だと熱効率が悪かったり、調味料の量が安定しなかったり……と難しいことも多いですよね。
このマルチポットならコンパクトな深型設計のおかげで、少量のおかずでも火が均等に入りやすく、“お手軽感”も手伝って気軽に調理が楽しめます。ひとり暮らしにもオススメ。
ワンパンならぬ、ワン“ポット”パスタもOK
1〜2人分の気軽なメニューでいうと、流行りのワンパンパスタも作りやすいです。フライパンではないので、正しくはワン“ポット”パスタですね。具材を炒めたところに水、調味料、乾麺パスタを入れて加熱するという、フライパン的な作り方が叶うのは、「炒める」「煮る」が1台でできるこのポットならでは。
しかも、フライパンと違ってお鍋に深さがあるおかげで、パスタを折らずに入れやすいんです。これはうれしい。
ポットのふちにかかった長いパスタも、加熱中にすぐやわらかくなって、スルスルと中に入っていきます。
少ない油で“揚げ焼き”しやすい
さらにイイのが、少ない油で少量の揚げ物を作りやすいこと。
コンパクトな深型設計だから、少量の油でも“かさ”が出て食材が浸りやすいし、お鍋を傾けて食材に油をかけるような調整もしやすいんです。それに深さがあるおかげでキッチン周りへの油ハネも少なく、後片付けも楽ちん。手軽に“ちょっと揚げる”が叶います。
何気にフタも活躍
あと、地味に便利なのがフタ。つまみがくぼんでいて、お玉や菜箸がちょい置きできるようになっています。ほかのお鍋を使うときも、このフタだけは“お玉・菜箸置き場”として単体で活躍。ひとつだけ注意点があり、耐熱ガラスではないので、このフタを閉めた状態でコトコト加熱することはできません。この辺りは価格相応ですが、この安さでさりげなくフタの形状まで考えられているだけでステキです。
フッ素加工でお手入れ簡単、2台目・サブのお鍋にも
もちろん、お手入れも簡単。フッ素加工されているおかげで食材がこびりつきにくく、つるんとした内面はスポンジひとつでサッときれいにできます。価格も安いので、2台目・サブの鍋を探している人にもオススメですよ。見た目のかわいらしさと、1〜2人暮らしでの使いやすさ、そして価格のバランスがとれた“ちょうどいいお鍋”。料理のたびに筆者の気分をちょっと上げてくれる、小さくて頼れる相棒です。