セリエAの試合で見られたフェアプレーに、世界中から称賛の声が止まない。話題となっているのは、トリノに所属するアンドレア・ベロッティの振る舞い。
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True fair play, true sportsmanship @gallobelotti #SFT pic.twitter.com/btamF1X8Aq
— Torino FC English (@TorinoFC1906_En) February 7, 2021
アタランタが3点差でリードしている前半33分。相手ゴールへ攻め込んだベロッティは、ペナルティーエリア手前のゴール真正面で転倒、主審は相手DFクリスティアン・ロメロのファウルだとジャッジし、イエローカードを出した。これに対しロメロは、ファウルではないと猛抗議したもののジャッジは覆りそうにない雰囲気。しかし、倒れた直後からベロッティが何やら審判に話しかけている様子が見られる。実はこれ「ファウルではない」と自己申告しているのだ。
? スポーツマンシップ ? #ベロッティ へのファウルで #ロメロ にイエローカード。しかし、ベロッティはノーファウルだと主審に伝えイエローカードも取り消しに。
その後のドロップボールでアタランタへボールを返して再開。
?? #セリエA 第21節
?アタランタ×トリノ
?見逃し配信は #DAZN で pic.twitter.com/PWDiTJcRcL— Goal Japan (@GoalJP_Official) February 6, 2021
結局、直接シュートを狙える絶好の位置からのフリーキックで試合が再開することになったものの、ベロッティはボールをキーパーへ優しくパスするのみ。この一連のプレーに、相手チームの選手たちも拍手でベロッティを讃えた。
Andrea Belotti talked the referee out of booking Cristian Romero after he ‘fouled’ him.
Then, Belotti gives the ball back from the resulting free kick.
Great to see ? pic.twitter.com/6B7K8ktsAY
— ESPN FC (@ESPNFC) February 6, 2021
自チームが負けている展開でのこの紳士的なプレーがSNS上に動画で公開されると、世界中のサッカーファンが大称賛。「驚くべきスポーツマンシップとフェアプレーだ」「これは一流の振る舞い」「リスペクトに値する」と、多くのコメントで溢れた。ちなみに、ベロッティはその後、自身でもゴールを決めるなどチームを鼓舞し、トリノが3点差を追いつきドローで試合を終えている。
WHAT. A. COMEBACK. ??#AtalanaTorino 3-3#SFT pic.twitter.com/h33BNX5EMT
— Torino FC English (@TorinoFC1906_En) February 6, 2021
勝ちにこだわった熱いプレーもサッカーの醍醐味だが、ここまで清々しいフェアプレーを見るのは実に気持ちが良いものだ。