リトルリーグの全米ナンバーワンを決定するワールドシリーズが現在行われているが、その大舞台の出場権をかけたサウスウエスト地区のチャンピオンシップゲームで感動的なシーンが生まれた。
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テキサス州ウェーコのマーヴィン・ノークロス・スタジアムで行われた、オクラホマ州代表のタルサとヒューストン近郊の都市、パーランド代表のテキサスイーストとの試合。
初回、3点を先取されたタルサは2点を返し、2死一・二塁で打席にはアイザイア・ジャービス。対する先発のケイデン・シェルトンによる0-2からの投球が、ジャービスの頭部を直撃。その瞬間、ジャービスは倒れ込むもすぐに立ち上がって一塁へ向かった。このシーンで動揺したのが、投手のシェルトンだった。
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マウンドに立つシェルトンは明らかに動揺し、うつむいていると、一塁からジャービスが歩み寄りハグした。さらにジャービスは「いい球だったよ、さあ頑張ろう!」と声を掛けると会場が温かい拍手で包まれた。この動画がスポーツメディア「ESPN」のツイッターでも投稿されると、再生回数は370万回を超えた。
Pearland (TX) Little League wins the Southwest Region Tournament and will head to Williamsport! pic.twitter.com/nayI942VqH
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この試合は9対4でテキサスイーストが勝利し、ペンシルベニア州ウィリアムズポートで開催されるワールドシリーズに進んだ。
タルサのコーチ、ショーン・コープレンは「ジャービスにシェルトンを慰めるように言ったわけでなく、彼が投手に向かっているのを見たとき、ジャービスの性格に基づいて前向きな行為を期待した。彼がなにか親切なことをしようとしているのはわかっていた」とコメント。
そして、真のスポーツマンシップの行動を取ったジャービスについて、父親のオースティン氏は「優れた選手であることよりも、優れた人間であることの方が重要です。それを私は本当に誇りに思います」と語った。