文房具
手帳
2017/12/7 19:00

糸井重里が思う、 デジタル時代にそれでも手帳を使う意味

今年も新しい手帳を選ぶ時期がやってきました。来年、2018年の1年間をともに過ごすパートナーは、もう決まりましたか?

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手帳といえば、自由に自分流のスタイルで書き込める「ほぼ日手帳」が大定番。2001年に2002年版「オリジナル」を発売して以来、「カズン」「weeks(ウィークス)」「weeks MEGA(ウィークスメガ)」と種類を増やし、15年以上にわたってヒットを続けています。こうも愛され続ける理由を、生みの親である「ほぼ日」代表の糸井重里さんに直撃しました。

 

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いつも使ってくれている彼や彼女にとって
“手帳のある暮らし”が良かったんですよね、きっと。

―「ほぼ日手帳」、相変わらず大ヒットですね。どうしてこんなに愛されているのでしょう?

 

糸井重里さん(以下、糸井):うーん。わからない(笑)

 

——(笑)

 

糸井:むずかしい質問だなあ。でもたぶん、使っている人が、使っている間に“うれしく”なるからじゃないでしょうか。最近の世の中の流行商品って“短時間の喜び”を提供していて、『使ったけど、もういいや』っていう人が多いから早く姿を消してしまうんだけど、「ほぼ日手帳」は、少なくとも1年間は付き合わなきゃいけないんですよ。人もそうですけど、最初は不満とかがあっても1年も一緒に暮らせば、たいがいのことは慣れてきますよね。例えば旦那さんがイケメンじゃなくても別のいいところを見つけられたり、隣の子の方が我が子よりかわいかったとしても“うちの子には、うちの子なりのかわいさがある!”とかね。

 

―手帳が身内感覚になるんですね。

 

糸井:そう。「ほぼ日手帳」を毎朝開くのは、家族に“おはよう”と挨拶しているようなものでね。手帳だからこそ湧いてくる親近感があると思うんです。手帳が本来もっている親しみやすさや、しょっちゅう会っている身内感覚。それに、僕たちがずっとやってきたことが積み重なって、愛されるものに育ったんじゃないかと思いますね。

 

―「ほぼ日手帳」は、長く続いている人がとても多いようですね。

 

糸井:「続かないんです、どうしましょう」っていう人に対して、どうすれば長く続くか、僕たちも一生懸命に考えるんですけど、案外理由なく続いている人が多いんです。それはきっと、いつも使ってくれている彼や彼女にとって、“手帳のある暮らし”が良かったんですよね、きっと。付き合いが長い分だけ「よかったなぁ」と思う機会が多いんだと思うんです。だから1年でやめないで「来年も『ほぼ日手帳』を使おう」ということになるんじゃないかな。独自の健康法をやっている人が、いつまでもやめられないみたいにね(笑)

 

ほぼ日手帳 オリジナル(カバー&本体セット)3780円〜 weeks 本体1944円〜 weeks MEGA 本体2376円(ほぼ日ストア限定) 2002年版から続く、文庫本サイズの「オリジナル」はほぼ日手帳の定番。2018年版では、「日本全国ローカルごはんリスト」「ほぼ日のTKストレッチ」「世界の人と、ちょっとおしゃべりを。」という新しいおまけページも追加された。選べるカバーも全38種類に。「weeks」は、長財布サイズの週間タイプ。全240ページというページ数ながら、厚みは約10ミリ、重さは約130gと薄くて軽いことも特徴だ。専用カバーも全部で11種類ある。「weeks MEGA」は巻末のメモページを通常版の3倍に増やした「weeks」の増量タイプ。全384ページ、厚みは約13mm、重さは約190グラムと、携帯しやすいサイズはキープされている
ほぼ日手帳
オリジナル(カバー&本体セット)3780円〜
weeks 本体1944円〜
weeks MEGA 本体2376円(ほぼ日ストア限定)
2002年版から続く、文庫本サイズの「オリジナル」はほぼ日手帳の定番。2018年版では、「日本全国ローカルごはんリスト」「ほぼ日のTKストレッチ」「世界の人と、ちょっとおしゃべりを。」という新しいおまけページも追加された。選べるカバーも全38種類に。「weeks」は、長財布サイズの週間タイプ。全240ページというページ数ながら、厚みは約10ミリ、重さは約130gと薄くて軽いことも特徴だ。専用カバーも全部で11種類ある。「weeks MEGA」は巻末のメモページを通常版の3倍に増やした「weeks」の増量タイプ。全384ページ、厚みは約13mm、重さは約190グラムと、携帯しやすいサイズはキープされている

 

 

僕たちは「今年も絶対いいことがあるよなぁ」っていう言葉を
確信をもって365個探し出すことができるんです

―他社の手帳を研究することはあるんですか?

 

糸井:ありません(笑)。というのも、今世の中にある手帳って、「ほぼ日手帳」が世に出る以前からあったものと、出た後に登場したものの2種類しかないんです。僕は、以前からあるものとは違う手帳が欲しくて「ほぼ日手帳」を作ったわけですし、後から出てきたものはおそらく「ほぼ日手帳」を研究していると思うんですよ。であれば、それを見てもしょうがないかなと。

 

―「ほぼ日手帳」は、たとえ研究されても、なかなか真似できないんじゃないでしょうか。

 

糸井:作ってできないことはないと思うんです。ただ、よそが絶対に真似られないのは、ページの下に書かれた“日々の言葉”ですね。あれはうちでも、「ほぼ日刊イトイ新聞」をやっていなければ、抜き出す元がないですからね。あれがないとそこに“武田信玄の言葉”とかを書くことになっちゃう。それじゃあ、決まりきったサービスに見えちゃうと思うんですよね。でも、僕たちには元があるので、「今年も絶対いいことがあるよなぁ」っていう言葉を、確信をもって365個探し出すことができるんです。

 

―たしかに、あれは真似できないですね……。

 

糸井:もうひとつが、“待っていてくれている人がいる”ということ。そういう人がいてくれるから、手を抜いたらバレるぞって気合いが入るし、頑張れるんだと思います。手帳って1年ごとに変える商品だから、飽きられちゃうこともありますけど、僕らは飽きられちゃうのが当たり前ととらえていて、その上で何ができるんだろうということをいつも考えています。よそではやらないような面倒くさいことも、だからいっぱいやってるんじゃないでしょうかね。

 

―作っている喜びとは、どういったものですか?

 

糸井:僕たちは1種類だけを作っているわけではありません。だから、いろいろな人の顔を思い浮かべながら、待っている人を探したり、待っている人に提案したりできるのが楽しいんです。2018年版でいうと、ビートルズのカバーがそれ。「ビートルズだからなんなんだ」っていう人もいると思いますけど、「ビートルズなのか、ちょっと使ってみようかな」っていう人にとっては、まさに“待っていたもの”だと思うんですよ。1種類だけを押し売りをしなくていい分、使っている人と信頼関係を結びやすいのかもしれないですね。

 

―使っている人の出入りもありますよね。

 

糸井:それも面白くてね。今まで使ってた人がこぼれていくこともあるんだけど、ある程度時間が経って、また戻ってくる人もけっこう多いんです。「ごめんなさい、浮気してました」と告白されることもあります(笑)

 

―とにかくカバーの種類が豊富ですが、今年、これはびっくり! という手帳カバーはありましたか?

 

糸井:「シュタイフ」ですね。あれは驚きました。最初見た時、正直「これありなの?」と思いましたが、発売したらすぐに売り切れちゃいました。いやぁ、本当にわからないものです。

ほぼ日手帳シュタイフ/1万2960円(カバー)、2700円(Planner[シュタイフ]本体) ※売り切れ・再販売検討中 ドイツのぬいぐるみメーカー「シュタイフ」とのコラボレーションによる、テディベアをモチーフにしたほぼ日手帳カバー。シュタイフ社のテディベアに使われる、美しい光沢と、柔らかな肌触りをもつ、アンゴラ山羊のモヘア生地を使用している。シュタイフ製品のトレードマークである「ボタン・イン・イヤー」(耳ボタン)も取りつけられている。中央のテディベアは、オホトのオリジナルキャラクター「誤解されやすいくま」のシュタイフバージョン(4万6440円)。牙のある歯と鋭い爪がついている
ほぼ日手帳シュタイフ/1万2960円(カバー)、2700円(Planner[シュタイフ]本体)
※売り切れ・再販売検討中
ドイツのぬいぐるみメーカー「シュタイフ」とのコラボレーションによる、テディベアをモチーフにしたほぼ日手帳カバー。シュタイフ社のテディベアに使われる、美しい光沢と、柔らかな肌触りをもつ、アンゴラ山羊のモヘア生地を使用している。シュタイフ製品のトレードマークである「ボタン・イン・イヤー」(耳ボタン)も取りつけられている。中央のテディベアは、オホトのオリジナルキャラクター「誤解されやすいくま」のシュタイフバージョン(4万6440円)。牙のある歯と鋭い爪がついている

 

スペックですら表せない、まるで「ホンダスーパーカブ」のように
言ってくれたことが、ものすごくうれしかったんです

―そういえば、最近はスペックについてあまり説明されていませんね。

 

糸井:東日本大震災で被災された方々が、後で一番探したのがアルバムと手帳っていうのを聞いて、あらためて、手帳ってすごいなって思ったんです。そういうことがヒントになって『LIFEのBOOK』とか、『This is my LIFE.』という言葉とともに伝えるようになりました。その頃から、スペックについてあまり言わなくなったんですよね。「ほぼ日手帳」を“LIFEのBOOK”って表現できるようになった理由は、お客さんがすでにそう思ってくれているから。すでに信頼してもらって、自分の分身みたいに思ってくれているからなんです。その信用ができたというのは喜びですよね。

 

―でもその根底には、糸かがり製本を採用しているから手で押さえなくても180度フラットに開く、とか、採用している紙「トモエリバー」がインクが乗りやすくて書き心地もいい、とか仕様にも信頼があるからなんでしょうね。

 

糸井:「ほぼ日手帳はなぜ続くんですか?」と、ミーティングイベントでもいつも問いかけるんですが、さっき話した“LIFEのBOOK”ってずっと言っていてそれが慣れっこになった時に、なんと「丈夫だからじゃないですか?」って答えたツワモノがいたんです。これがショックでね! でも「いや、その通りかもしれない」と。いくら大事にしようとしても擦り切れたら使わなくなるわけだし、ただでさえ「ほぼ日手帳」は、とんでもない使い方をしている人が山ほどいるわけですよ。だからそう言われた時に、スペックですら表せない、まるで「ホンダ スーパーカブ」のように言ってくれたことが、ものすごくうれしかったんです。「そういうことを、僕ら忘れててごめんね」と。そんな部分も全部混ぜこぜにしているのも、続いてきた理由なんだと思います。

 

―ブランディングをしてきたわけではないですよね。

 

糸井:そういうことをしなくてもできちゃうのが、“ブランディング”なんじゃないでしょうか。でもブランドの定義はいっぱいあって、例えば「お値段以上のものを提供する」というのもブランドとしての考え方だと思うし、僕たちもそういうことはしようとしてきました。とはいえ、50円値上げしたから怒るとか、50円値下げしたから喜ぶとか、そういうことを真剣にミーティングしなくてよかったのは助かりました。似ているものがある商品は大変ですよね。値段で勝負をしなくてはいけないから。「ほぼ日手帳」も安く売れるならそうしますけど。似ているものがないので、より“健康的”に提供できるんだと思います。

 

―ものづくりで、これはしちゃいけないというルールみたいなものはありますか?

 

糸井:友だちにできないことはしちゃダメですね。車に例えるとわかりやすいんですが、手抜きをしたり、安全よりコストカットを重視した車を、友だちに売れるかどうかですよね。基準はすごく簡単だと思うんです。それは大企業も小さな会社も同じ。街のお弁当屋さんも、友だちに「それ食わないほうがいいよ」っていうものを売っちゃいけない。なぜ友だちかっていうと、人って自分には甘いから。つまり自分が自分のために作るものは、心の中で「ちょっとぐらい手を抜いてもいいよ」って、なっちゃうんですよね。うん、やっぱり基準は友だちがいいかな。

 

重いという声が一番ピークに達した時に
一番重いのを出したんですよ(笑)

―手帳本体であるリフィルに関しては、「オリジナル」を軸として、「weeks」「カズン」「weeks MEGA」など、徐々にラインナップを増やしています。愛用者の声なども、参考にされるんですか?

 

糸井:使っている方の声は、「ほぼ日手帳」を始めた時からずっと聞いています。ただ、それを作るかは、僕らが責任を持って判断しなくてはいけないんですね。例えば、最初の「ほぼ日手帳」が出た時から「ふつうサイズの手帳が欲しい」と言われましたし、「重い」という声も、ずっとありました。ただ、すぐには出さずに、「重い」という声が一番ピークに達した時に、一番重いのを出したんですよ(笑)

 

―(笑)それはあえて期待を裏切ろうと……?

 

糸井:いや、どんなに軽くしても「重い」とは言われるだろうし、軽くした分だけ「不便になりました」とも絶対に言われるから、何も考えずに軽くしたものを出すのなく、“重い”というのはどんな意味なのか、問いかけてもみたかったんです。その発売後に、それまでのものを「重い」と言っていた人たちを一堂に集めて座談会を開いたら、みんな「そんなでもないですね」って言うんですよ(笑)。だからわかんないんですよ。もう一度問いかけ合いをしないとね。

 

―問いかけというのはいいですね。消費者は気まぐれですから。

 

糸井:「weeks」を出した時もそうです。週間手帳である「weeks」の欠点は、「オリジナル」や「カズン」の1日1ページのタイプに比べて、書けるスペースが圧倒的に少ないことなんですが、ふつうの週間スケジュール帳を使っている人にとっては、逆に書ける文量が多すぎるぐらい多い。これを問いかけたらどうなるだろうと思ったわけです。ところが、最初はそっちの人は振り向いてくれなくて、手帳もこれなら使ってもいいかなという新しい人や、すでに「ほぼ日手帳」を使っている人がスケジュール用に買い足すというケースが多かったんです。でも、徐々にふつうの手帳を使っている人もこっちを向いてくれて、「これの方がのびのび書けていいな」と買ってくれるようになりました。だから問いかけても1、2年じゃダメで、5年ぐらいしないとハッキリした川の流れみたいなのが見えてこないんだとは思いましたね。

 

―ひとつの商品が生まれるまでに、どのぐらいかかるものなんですか?

 

糸井:発売前にテストをする期間がけっこうあるので、大抵は2年ぐらいですね。だから、次に出すものはいつも用意しています。ただ、急いで作ったものもありますよ。今後発売する「ほぼ日5年手帳」は、今年の6月ぐらいに考えて12月には売り出されるので、今までの最速記録です。自分が欲しいからがんばっちゃった(笑)

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ほぼ日5年手帳/4104円 左が5年分の日付入りページ、右がフリースペースという、5年分の「今日」を一度に見渡せるデザイン。「1年ごとに見比べたいことってあるんですよね。椿の花を最初に見たのはいつだったとか、セミの声がいつまでしていたとか、翌年見ると面白いじゃないですか。積み重ねることの楽しさを伝えたくて。ただ10年は長いので、5年版の持ち歩けるサイズにしました」(糸井さん)。「ほぼ日ストア」から購入すると、「ほぼ日5年手帳」をしまっておける「すこし秘密ぶくろ」が付いてくる
ほぼ日5年手帳/4104円
左が5年分の日付入りページ、右がフリースペースという、5年分の「今日」を一度に見渡せるデザイン。「1年ごとに見比べたいことってあるんですよね。椿の花を最初に見たのはいつだったとか、セミの声がいつまでしていたとか、翌年見ると面白いじゃないですか。積み重ねることの楽しさを伝えたくて。ただ10年は長いので、5年版の持ち歩けるサイズにしました」(糸井さん)。「ほぼ日ストア」から購入すると、「ほぼ日5年手帳」をしまっておける「すこし秘密ぶくろ」が付いてくる

 

 

―10年ではなくて5年ですか。

 

糸井:手に取った時に「これならできるかな」って思うものを作りたかったんです。たとえば高級な鹿革の表紙を使って、閉じると“パタン”って音を立てるような、重々しいものじゃなくてね。

 

―重厚すぎると、書く時に尻込みしちゃいますよね。

 

糸井:そう。それと同じような発想で作ったのが「ほぼ日のアースボール」(地球儀)です。世界一精密で、情報量も豊富なんだけど“風船”なんです。子供がビーチボールとして遊んでもいいんですよ。

 

ほぼ日のアースボール/5940円 いま販売されているどの地球儀よりも、精密で情報量が多いビーチボールタイプの地球儀。専用アプリをダウンロードしてスマホを地球儀にかざすと、各国の情報はもちろん、スペシャル動画も楽しめるという隠れた仕掛け付き。地球に親しみながら子どもと有意義な時間を過ごせる。
ほぼ日のアースボール/5940円
いま販売されているどの地球儀よりも、精密で情報量が多いビーチボールタイプの地球儀。専用アプリをダウンロードしてスマホを地球儀にかざすと、各国の情報はもちろん、スペシャル動画も楽しめるという隠れた仕掛け付き。地球に親しみながら子どもと有意義な時間を過ごせる。

 

 

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身体から出たものが文字になるわけで
タイピングしたものより親密になるんだと思います。

 

―これだけアイデアがあると、飽きることはなさそうですね。

 

糸井:新たに気づくこともありますから、飽きないですね。最近だと「『ほぼ日手帳』って、かばんとか洋服を作る感覚に似ているのかもしれない」って考えたりとかね。手帳とファッションって国境がないってことも共通点で、海外の人もけっこう買ってくれているんですよ。でも“日々の言葉”なんてPlanner以外は全部日本語なのに、大丈夫かなぁ(笑)

 

―デジタル時代になっても“書く文化”ってまだまだ強いんですね。

 

糸井:デジタルのよさをよくわかっていないぐらい、まだデジタルの歴史は浅いんじゃないかなと思うんです。書くことは太古の昔からずっと人間がやってきたことだから、そこに肉体感みたいなものを感じられますよね。身体から出たものが文字になるわけで。タイピングしたものより親密になるんだと思います。伝達と保存ではタイピングが便利だけど、やはり“自分感”は手書きじゃないとのっかってこないですね。

 

―糸井さんご自身は毎日「ほぼ日手帳」を使っていますか?

 

糸井:使ったり休んだりです(笑)。でもね、使ったほうが楽しいのは明らかなんです。“スケジュール表”って楽しくないでしょ。相手の都合で書くものだから。僕は「ほぼ日手帳」をつけるのは“権利”だと思ってます。「この箸袋をここに貼り付けてやれ」とか、なんでも自分の自由にできる。来年こそは必ず、何でも手帳につけるようにしようと決心したところ(笑)

 

糸井さんが愛用しているのは、「ほぼ日手帳」の定番サイズである、文庫本サイズの「オリジナル」。カバーは、手描きの図案をもとに、織りや染め、刺繍などを施した「minä perhonen(ミナ ペルホネン)」の生地を用いたもの。ペンを挿すことで留められるバタフライストッパーに、気に入ったペン2本を挿しておくことで、手帳に書くことが増えるとか
糸井さんが愛用しているのは、「ほぼ日手帳」の定番サイズである、文庫本サイズの「オリジナル」。カバーは、手描きの図案をもとに、織りや染め、刺繍などを施した「minä perhonen(ミナ ペルホネン)」の生地を用いたもの。ペンを挿すことで留められるバタフライストッパーに、気に入ったペン2本を挿しておくことで、手帳に書くことが増えるとか

 

 

Profile

 

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ほぼ日代表 糸井重里

1948年生まれ。群馬県出身。法政大学中退後、1970年代からコピーライターとして活動をはじめ、西武百貨店の「不思議、大好き。」「おいしい生活」など多くの名キャッチコピーを生んだ。作詞やゲーム製作など、活動は多岐にわたり、1998年にはWebサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を開設。2002年版から「ほぼ日手帳」を毎年発売している。2016年12月に「東京糸井重里事務所」から、「株式会社 ほぼ日」と社名を変更。今年の3月には東証ジャスダックに上場も果たした。

 

取材・文=安藤政弘 撮影=真名子

 

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