従来の限界を超えた!「書いてからカット」できる革新的なロールふせんがついに登場

ink_pen 2026/2/22
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従来の限界を超えた!「書いてからカット」できる革新的なロールふせんがついに登場
きだてたく
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1973年京都生まれ、東京都内在住。フリーライター/デザイナー。 小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の子がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文房具を持ち込んで自慢すればいい」という結論に辿り着き、そのまま数十年、何一つ変わることなく現在に至る。自称世界一の色物文具コレクション(3000点以上)に囲まれながらニヤニヤと笑って暮らす日々。ウェブサイト「デイリーポータルZ」では火曜担当ライターとして活躍中。

世の中には「便利なのに、なぜか世間的にあまり知られていないマイナー文房具」というのがいくつかある。「ロールふせん」はその1つだ。

ふせんと聞けばまずは、メモ書きや伝言を書いて貼れる小さな長方形で、イエローやピンクのアレを思いつくだろう。対して「ロールふせん」は、そのふせんが紙テープのようになっていて、それをロール状に巻いたもののことを指す。

ふせんが決まった形・サイズしかないのに対して、ロールふせんは書き込みの量に合わせて好きな長さでカットできる。ふせんをメモ代わりに使うのに、これはとても使いやすくて便利な要素なのだ。

↑裏側全面に粘着がついたロールふせん、ヤマト「メモックロール」(右)が定番商品。

では、そんな便利なのになんでマイナーなの?  そう問われると、後述するように、やはりロール状ならではの使いにくさもあって、良さをうまくアピールできてないように思う。

しかし、カール事務器から発売された新しいロールふせん用ツールを使ってみると、その使いにくい点がかなり解消されていたのだ。もしかしたら「ロールふせん」がブレイクするきっかけになるかもしれない。

従来の「切ってから書く」を逆転

テープ状のロールふせんは、先にも述べた通り、書き込みの量に合わせてカットして使えるのがメリット。

しかし、一旦テープを引き出してカットしてからでないと書き込みができないため、切った後で「あ、ちょっと足りなかった」とか「出し過ぎた」といったミスも起こりうる。

カール事務器「ロールふせんホルダー」が使いやすいのは、まず先にふせんへ書き込みができて、その量に最適な長さをカットできるという点である。

カール事務器

ロールふせんホルダー

ふせん入り 1200円|ふせんなし 800円(共に税別)

従来のテープふせん用カッターがケースにカッターが直付けされた形状なのに対して、ロールふせんホルダーはケースから長さ約90mmほどの板状の台座が伸びており、その先端にカッターが付いている。

使う際は、この台座の上でロールふせんに書き込みを行う。で、書き終わったら台座の先端にあるスリットから必要な長さを引き出して、カッター部で引き上げるようにカット。 あとは目的の場所にペタッと貼り付けておけば、ふせんとして機能するわけだ。

↑書きやすい位置で台座を支えるのは少しコツが必要。慣れないうちは持ち方を安定させるのにもたつくかもしれない。
↑台座先端のカッター(プラ刃)は意外と切りやすく、軽い力でスパッとカットできる。

高い粘着力

テープふせんは裏側の全面に再剥離のり(貼って剥がせる粘着剤)が塗布されているので、書類にコメントする場合などは、一般的なふせんのように書類の端に貼るのではなく、外にはみ出さないよう貼るのがコツだ。

のり面が大きいことで粘着力も高く、勝手に剥がれ落ちにくいのもうれしいところ。さらに確実に剥がれ落ちを防ぎたいなら、強粘着タイプのロールふせんを選ぶのも良いだろう。

↑ロールふせんは全面のりなので、通常のふせんよりもしっかり貼れて使いやすい。
↑台座は粘着がつきにくい剥離シート仕様なので、書く際にふせんを押し付けても簡単に剥がすことができる。

台座の表面(白い部分)は剥離シートのようにツルツルのコーティングがされているため、ふせん自体が台座に貼り付いて剥がれにくいとか、粘着力が落ちるという心配はない。

ただし、見た感じコーティング自体の強度はあまり強くなさそうなので、ゴリゴリと無理めな筆圧をかけて書き込むと、筆跡で溝を彫ってしまう可能性もありそうだ。

ロールふせんの交換方法

ロールふせんホルダーは、50mm幅ロール×1列か、25mm幅ロール×2列に対応しており、自分の使い方に合わせて交換もできる。

ロールを交換する場合、まず台座先端を自分に向けてケース右側のフタ(フチがギザギザしてる)を手前側に45度ほど回転させる。

するとフタが開くので、新しいロールふせんの端を少し出してケースのスリットを通すようにしてセット。フタとケースに刻まれた△マークを合わせて、カチッというまで奥側に回すとフタがロックされるので、あとはふせんを引き出して台座先端のスリットに通せば交換は完了する。

↑中のロールふせんはケースの芯に通っているだけなので、フタを外せばすぐに取り出すことができる。

「ロールふせんの端を出してスリットに通す」だけがポイントで、それさえ忘れなければ作業自体はとても簡単。1分もかからずに終わるはずだ。

ふせん裏の再剥離のりは油分に弱く、指でつまんでいるだけで粘着力がガタ落ちするので、交換したあとは指でつまんでいた端の部分をカットしてしまうのも手だと思う。

↑ロールふせんを新たに入れるときは、少し端を出してスリットに通す。丸まったまま入れると引き出せなくなってしまうからだ。

ロールふせんの価値を実感

改めてこのホルダーを使うと、ロールふせんの使いやすさをしみじみと体感できる。

「書き込みの量に合わせて長さを調節できる」と説明されると、ついつい文章を長々と書き込んで大きく使うことばかり想像するが、実のところ便利なのは、ほんの一言コメントを小さな端切れに記入して貼っておけることなのだ。

書類のチェック時、25mm幅ロールに「↓ここ変更」とか「日程を追加」といった細かな指示を書いて10mmほどの長さでカットすると、指示入れしたい場所に直接貼れて邪魔になりにくいし、それでいてなかなかに目立つ。

こうやってチマチマ使えるのはやはりロールならではといった感じだ。なによりロールふせんホルダーの書き込みやすさが生きる用法と言えるだろう。

↑25mm幅ロールふせんは、小さくカットして貼るとコスパ良く情報量が増やせて使いやすい。

一方、ふせんを伝言用に使うなら、50mm幅をたっぷり使って書くのがおすすめだ。マーカーなど太字の筆記具でメッセージを大きく書いておくと目立つし、見落とされにくいので、伝言メモとしてはとても役立つ。

↑50mm幅は伝言メモ用に最適。文章量に合わせて長さが調節できるのも便利だ。

それ以外にも、1日のToDoを書き出して自席のPCに貼っておくという使い方もアリだろう。

あと、これはちょっとした裏ワザ的な使い方になるが、ロールふせんが全面のりなのを利用して、仮止めテープ代わりにするのも地味に便利だ。

↑全面のりを生かして、仮止めテープのようにも使える。ただし強粘着タイプを使わないとすぐ剥がれてしまうので注意。

筆者は、お菓子の小袋を食べかけで封をしておくのに使うことが多い。なんなら「ダイエット」と一言書いておくと、封を開ける機会が減らせるかもしれない。

応用が利いて使いやすいロールふせんだが、従来のケースだと「引き出してカットしてから書き込む」という手順しかできず、どうしてもうまく性能を発揮しきれなかったように思う。

「書いてからカット」できるロールふせんホルダーなら、書き込みに合わせて常に最適量が間違いなく使えるわけで、個人的にはかなり革新的なツールだと感じている。いままでロールふせんを使ったことのない人でも確実に便利さを味わえるはずなので、ぜひ試してみてほしい。

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