⑧JR御殿場線・山北駅近く(神奈川県山北町)
◇桜の美しさ ☆☆☆☆☆
ソメイヨシノ約130本が連なる御殿場線山北駅の近く。その風景は「かながわのまちなみ100選」にも選ばれる。すり鉢状になった線路を3本の跨線橋がまたぐ。この3本の跨線橋や両側の公道からの撮影となる。3月23日(土)〜4月7日(日)には「やまきた桜まつり」が催され、桜並木がライトアップされる。
◇行きやすさ ☆☆☆☆
山北駅から西隣の谷峨駅(やがえき)側へ歩く。1本目の跨線橋までは500m、約6分の距離。
◇撮りやすさ ☆☆☆☆
週末は人出が多くなるが、通る列車がJR東海の313系と、小田急電鉄の60000形MSEのみ。特別な車両が通ることはほとんどなく、のんびりと撮影が楽しめる。ちなみに山北駅側の跨線橋付近の架線柱は両側。先に行くと、片側のみの架線柱となり車体がより撮りやすくなる。
⑨小湊鐵道・上総大久保駅(千葉県市原市)
◇桜の美しさ ☆☆☆☆☆
上総大久保駅はローカル色が強い駅。駅を囲む緑とともにほどよい数の桜が咲く光景が趣深い。さらに桜と絡め菜の花が一緒に撮影できるのが同駅の魅力となっている。小湊鐵道では桜が彩る駅が多い。上総大久保駅の隣の月崎駅、その先の飯給駅(いたぶえき)と、桜の名所となった駅が連なる。なお、房総半島の内陸部は、海岸エリアよりも桜の開花が遅めなので注意したい。
◇行きやすさ ☆☆☆☆
撮影ポイントは上総大久保駅を出た先に有る大久保2号踏切を渡ったあたり。駅を降りたらすぐというのがうれしい。とはいえ、上総牛久駅より南の路線は列車の本数が激減し、日中は2時間に1本となる。さらに養老渓谷駅と上総中野駅間(いすみ鉄道と接続)の便はさらに減るので列車移動の場合は注意が必要だ。
◇撮りやすさ ☆☆☆☆
駅近くの大久保2号踏切の横や、公道沿いから多人数の撮影が可能。駅のホームが見えるように撮影、加えて作例のように駅を隠すなど、枚数を稼いでみてはいかがだろう。駅の入口側にはトイレや看板などが複数立つのでなるべく隠れるように撮影したいところ。
・里山トロッコ運行日:3月28日〜4月1日、4月4日〜8日、4月11日〜14日。