バレーノは、スズキのグローバル戦略車として、世界で戦えるクオリティを持ったモデル。また、インドで生産することでも話題を集めている、流麗でエレガントなスタイリングが際立つ万能モデルの魅力を見ていきましょう。
1ℓ直噴ターボ+6速ATのトルクフルな走りでそつなし
このところスズキは、軽自動車だけでなくコンパクトカーのラインナップ拡充に積極的です。そんなスズキが考える“理想のコンパクトハッチバック”を目指して開発されたのがバレーノ。生産はインドで行なわれます。
見てのとおり、流麗でエレガントなスタイリングがまず特徴で、取り回しのよいコンパクトなサイズ。しかし、成人男性でも不満なく座れる後席の広さと荷室容量を確保しています。このクラスながら立派な本革シートが選べることも特筆もの。また、最新モデルらしく先進安全装備も充実しています。
走りにおける最大の注目は、新開発の1.0気筒直噴ターボエンジン。CVTではなく6速ATが組み合わされるのも特徴的で、ターボならではの力強いトルクにより、粘りのある加速を披露してくれます。
足まわりは高速道路での走行をしっかり視野に入れており、引き締まった味付け。ゆくゆくはヨーロッパをはじめ世界市場に展開予定のグローバルカーらしく、そつのない仕上がりの万能選手といえます。
1745㎜の全幅はあくまでスタイリングのため
全幅を広く取りつつ全高を抑えた、ロー&ワイドなプロポーションを追求。キャビンに対して力強く張り出したフェンダーが印象的で、5ナンバー枠を超えることを覚悟でこのフォルムを実現したといいます。
高級感のある本革シートも用意
本革は「XT」グレードのみ装着車を用意し、運転席シートヒーターは全車標準装備(本革シート装着車は助手席も)。後席のニースペースは広々としています。
新開発の1ℓ直噴ターボを搭載
1ℓ直噴ターボは「XT」に搭載。燃費は1.2ℓ自然吸気エンジンを積む「XG」の24.6km/ℓを下回りますが、運転次第で上回る場面も。
曲線と曲面で構成したインパネ
内外装デザインテーマは「Liquid Flow」。フロントマスク同様にインパネでも蓄積したエネルギーが放出される様子を表現しています。
スズキ
バレーノ
141万4800~161万7840円
【SPEC(XT)】
全長×全幅×全高:3995×1745×1470㎜
車両重量:950㎏
総排気量: 996㏄
エンジン形式:直列3気筒DOHC+ターボ
最高出力:111PS/5500rpm
最大トルク:16.3kg-m/1500~4000rpm
JC08モード燃費:20.0km/ℓ
【URL】