英国では2024年にスピード違反で捕まった人の数が、過去3年間で過去最高となりました。その数は急上昇しているそうです。その理由は、AIカメラです。

同国で2024年に発行されたスピード違反の通知は330万件以上。2022年は290万件だったので、14%も増加していることになります。
これだけスピード違反が増えているのは、2021年にAIカメラが導入されたから。道路に設置されたAIカメラは、制限速度を超えて運転しているクルマを見つけると、クルマのメーカーとモデルを判別。車内の映像も押さえているそうです。
これによって、道路に警察が待ち構えて制限速度以上で走るクルマを捕まえるアナログ式のパトロールに比べて、ずっと多くのスピード違反者を見つけ出しているのです。
AIカメラはスピード違反だけでなく、シートベルトを着用していないドライバーや、携帯電話を使いながら運転しているドライバーも検出可能で、それらの違反者の数もきっと増えているに違いありません。
そんなAIカメラの存在は疎ましがられるかと思いきや、英国のある調査では、ドライバーの約3分の1はAIカメラによって道路が安全になると答えています。意識的にスピードの出し過ぎに注意したり、シートベルトの着用を気にしたり、運転中の携帯電話の使用を控えたり、AIカメラがこれらの行為の抑止力になっている可能性があるでしょう。
ちなみに、日本でもAIカメラの導入は一部の地域で行われていて、例えば福井県では県内に60弱のAIカメラが設置され、大雪のときに立ち往生しているクルマをいち早く見つけ出すシステムの運用が進められています。
英国でもAIカメラが設置されているのは、まだ一部の地域のみ。今後、AIカメラが全土で展開されれば、交通違反の切符を受け取る人はさらに増えるかもしれませんが、それによって道路がより安全になっていけば、多くの人に歓迎されていくのではないでしょうか?
【主な参考記事】
Daily Mail. Speeding fines surge as AI cameras catch thousands of drivers. March 13 2025
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