東京―熱海間の距離でも、ミリ単位で写せるカメラ。中国で発表された最新のスパイカメラは「世界最強」の性能と言われています。

中国科学院の航空宇宙情報研究所が開発したカメラについて、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙が初めて報道しました。
その性能は、かなり驚異的。100km離れた先でもミリ単位の解像度の映像を写せるというのです。100kmといえば、東京から熱海ほどの距離。中国の湖で行われた試験では、101.8km離れた先のわずか幅1.7㎜の細部まで確認されたそうです。
従来のスパイカメラはここまでの性能はなかったそう。例えば、2011年に米国の軍事・航空関連企業、ロッキード・マーティンが行ったカメラのテストでは、1.6km離れた場所から2cmの解像度の映像を捉えたことが紹介されています。
それに比べると、今回のスパイカメラの性能は抜群によく、従来の物より「100倍も優れている」と報じられています。
これだけの技術革新が生まれたのは、従来のカメラはレンズを使用しているのに対し、今回の新しいスパイカメラは低軌道衛星を活用したレーザー画像システムを用いたことが理由でしょう。
米政府と提携を結んでいるアルベルト・スペース社も、同様に衛星を活用して画像を提供するサービスを行っています。衛星を介して地球上のあらゆる物を見られる、地球規模の監視カメラが今後作られる可能性だってゼロではないのかもしれません。
【主な参考記事】
Independent. China builds spy camera so powerful it can see faces from space. March 12 2025
【2023年度グッドデザイン賞受賞】Ring Stick Up Cam Battery (リング スティックアップカム バッテリーモ...
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