マックvsダンキンvsタコベルーー競争が熾烈な米ファストフード店の「格安メニュー」

ink_pen 2019/3/11
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マックvsダンキンvsタコベルーー競争が熾烈な米ファストフード店の「格安メニュー」
佐藤まきこ
さとうまきこ
佐藤まきこ

大学時代に細胞培養の研究を専攻した後、メディア・広告の世界へ。雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。ハワイ、オアフ島在住。Instagram: @hawaii_milestone

いま、アメリカのファストフード店では熾烈な競争が繰り広げられています。2018年7月にダンキン(元ダンキン・ドーナツ)がスティック状のドーナツを発売すると、マクドナルドが19年2月にそれとそっくりなスティック型ドーナツを新メニューとして展開。競合同士で熱い火花をバチバチ散らしているんです。そんなアメリカのファストフード店で現在話題のメニューをご紹介しましょう。

 

ダンキン: スティックタイプの格安ドーナツ

18年7月、ダンキンはスティックタイプになったドーナツ「ドーナツ・フライ」を全米で発売。シナモンシュガーがまぶしてあるドーナツは、指でつまんで簡単に食べられるうえ、5本入りで2ドルという格安な価格設定も魅力。アメリカの一部地域で試験導入され成功を収めたそうで、満を持して登場しました。格安で手軽という点で、いまホットなメニューのひとつです。

 

マクドナルド: ダンキンとそっくりのスティックドーナツ

マクドナルドが19年2月から全米で期間限定展開しているのが「ドーナツスティック」。偶然なのか、わずか半年ほど前にダンキンから登場したスティックタイプのドーナツと同じような形状で、シナモンシュガーがまぶしてあります。価格は店舗により異なりますが、おおむね6本入りが1.69ドル、12本入りが3.29ドルとこれまた格安。マクドナルドでは「コーヒーとドーナツはパーフェクトな組み合わせ!」と、マックカフェとセットでの販売もすすめていて、朝食のみの販売です。

タコベル: 激安1ドルメニュー

マクドナルドは1ドルで買える格安メニューを提供していますが、これに対抗するように、激安メニューを強化したのがタコベル。「Cravings Value Menu」と名づけられた激安カテゴリーには、ブリトー、タコス、アップルパイ、ドーナツなど、1ドルメニューが10品以上もラインナップ。タコベルでは、1ドルメニューを20品用意することを目標と発表しているので、これからもさらに新しいメニューが追加されるかもしれません。

 

ちなみに先日、ダンキンは公式ツイッターで新しいパッケージについて投稿。「なんておかしな偶然…。マクドナルドはドーナツスティックを発売して、ダンキンはドーナツの新パッケージの計画を発表」と、マクドナルドのハンバーガーが入れられているパッケージにそっくりなパッケージについて発表しました。

 

どうやらダンキンは、マクドナルドがダンキンの商品とよく似たドーナツを発売したことにご立腹だったようですね。この新パッケージは、実際に発売されるものなのか、単にマクドナルドを皮肉って投稿されたものなのか、いまのところ不明です。

 

アメリカの熱~いファストフードの攻防。そんな背景を考えながら、お店やメニューを選んでみるのも面白いかもしれないですね。

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