【その5】知育菓子
休校により、自宅に子どもがいる状況が続いた。そんな子たちをなだめるためか、知育菓子がヒット。おやつに子どもが集中してくれるため、忙しい主婦層を大きく助けることになった。
【ヒットの裏付け】
バンダイキャンディの「キャラパキ」の発売自体は2018年5月。2020年は「発掘」というワードを加えたことで、累計3000万個以上を出荷する大ヒットに。
バンダイキャンディ
キャラパキ 発掘恐竜チョコ
実売価格110円
お祭りなどでおなじみの「型抜き」ができる菓子。「発掘」というキーワードを加えたことで、子どもの挑戦心をくすぐり大ヒットに。チョコを溶かさず上手に型から抜けるか、多くの子が夢中となった。
バンダイキャンディ
魚ギョッと釣りグミ
実売価格66円
細くて長いヒモ状のグミを慎重にケースから取り出して、その先に繋がる大きな魚型グミを釣り上げられるかを楽しむお菓子。ヒモ状のグミが切れやすいため、大人でも熱中してしまう!
コイケヤ
プライドポテト 芋まるごと
実売価格159円
自宅時間が増えた大人は、健康を維持できるお菓子を求めた。あえて食塩を使わず、素材の芋の味を引き出した「プライドポテト芋まるごと」は大ヒットに。
【その6】バリカン
三密への注意喚起が進み、人に会う機会が減った結果、身だしなみへの意識にも変化が。髪や髭の手入れを自分で行う人が急増し、品薄になるほどバリカンの売り上げが伸びた。
【ヒットの裏付け】
外出自粛が始まった3月下旬ごろから家電量販店を中心に売上がじわじわ増加。4月になるとメルカリなどでの高額転売も相次いだ。
ブラウン
BT3240
実売価格4690円
39段階の長さ調節と付属するアタッチメントで自由自在にヘアーや髭を整えることができる。カット力が強く、切れない&剃れないといったトラブルもない。フル充電で約80分間使用可能だ。
【その7】クラウドファンディング
自粛によって多くの企業が苦戦するなか、自分の愛する店舗を応援しようという投げ銭がブームに。クラウドファンディングもさらに盛んとなり、クラファン初のヒット商品も続々と誕生した。
【ヒットの裏付け】
コロナが猛威を振るっていた5月には、クラウドファンディング利用者が前年同月比の590%を記録。その知名度を一気に向上させた。
Makuake
購入することで応援の気持ちを伝える新しい買い物がコンセプトのクラウドファンディングサイト。多くの企業が参加し、2020年を代表するようなヒット商品もここから誕生した。
【その8】radiko
在宅ワーク中にも楽しめるエンタメとして、ラジオの価値が再評価。1週間以内なら過去番組を遡って聞けるradikoの利便性の高さもあり、深夜ラジオの新規リスナーも増加した。
【ヒットの裏付け】
テレワーク普及後は、radikoの会員数が急増。現在ラジオリスナーの97%が利用するという。音声コンテンツは今後世界的に成長が見込まれる。
radiko
登場から10年を迎えたラジオ聴取サービス。1週間までなら過去の番組を聴くことのできるタイムフリー機能を備えており、アプリのインストール数は1000万人に迫る。
【その9】ゲーム
おうちエンタメの代表格として、2020年は、ゲームが好調だった。実在の土地を舞台とし、旅情すら味わえるオープンワールドゲームなどが売れたのも特徴だ。
ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント
Ghost of Tsushima
7590円(通常版)
元寇のあった時代の対馬を舞台に、侍となって元軍と戦うアクション作。海外製ゲームながら日本文化へのリスペクトが感じられる作りで、美しい風景は世界中のゲーマーから賞賛された。
ユービーアイソフト
ASSASSIN’S CREED VALHALLA
9240円
戦士団を率いて定住の地を探すアクション作。綿密な時代考証が歴史学者にも称賛された。バイキングは海戦より実は陸戦が得意といった知識も身につく。
【ヒットの裏付け】
コロナによる世界的なロックダウンで、テレビゲームが大躍進。ライトユーザーが世界観の作り込まれた大作に手を出す新たな傾向も見えた。
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