グルメ
立ち食いそば
2017/3/19 19:47

【驚愕の立ち食いそば】あのパクチーがそばに調和している…だと? しみじみウマい王道そばに創意が光る飯田橋「稲浪」

新小川町は飯田橋駅に近く、出版関係の会社が集まる地区。2012年、昔ながらの立ち食い店として開業したのが「稲浪(いなみ)」だ。

 

立ち食いの王道を守りつつ、つゆも天ぷらも独自に進化

↑パクチ天そば(かけそば+パクチ天)(430円)。店では「パクチ天」と表記。 揚げることでパクチーの青 臭さが適度に消え、つゆと よく合う。最後にパクチー の香りがふわっと広がる
↑パクチ天そば(かけそば+パクチ天)(430円)。店では「パクチ天」と表記。揚げることでパクチーの青臭さが適度に消え、つゆとよく合う。最後にパクチーの香りがふわっと広がる

 

ご主人は仕出しの商いもしているが、今後の人生も考え、立ち食いそば店を開業した。取引のある九段下の名店「むさしの」のご主人が立ち食いそばのノウハウを伝授。その後、つゆの味などさらに自身で研究を重ね、「稲浪」の味を確立した。

↑店 内の席数は13。厨房と対面するカウ ンター(写真左側)に様々な薬味が置 かれている
↑店内の席数は13。厨房と対面するカウンター(写真左側)に様々な薬味が置かれている

 

かつお節中心にさば節や宗田節からうまみたっぷりのだしを取る。そこに自家製かえしを合わせたつゆがしみじみうまい。ふわふわのゆで麺とも好相性だ。

 

また、同店は天ぷらの豊富さも魅力。パクチー天、桜えびと三つ葉の天ぷらなど、他店にはなかなかないものも多い。さらに、ご主人はオリジナル薬味も研究。ドライ紅しょうが唐辛子や明日葉の茎で作った〝にがみ〟など、そばの味を鮮やかに変える薬味がカウンターにズラリと並ぶ。

 

かくも多彩なそばの楽しみを提供する同店への、立ち食いそば好きの評価は極めて高い。飯田橋に行く際は少し足を伸ばし、ぜひ「稲浪」を訪ねてほしい。

↑桜海老三つ葉天そば(380円)。桜海老の香ばしい風味に、三つ葉 の爽やかな風味をプラス。約半年前 にできたばかりの新メニュー
↑桜海老三つ葉天そば(380円)。桜海老の香ばしい風味に、三つ葉の爽やかな風味をプラス。約半年前にできたばかりの新メニュー

 

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↑紫ののぼりと赤い屋根が目を引く。店頭にはベンチがあって、晴れた日はここに座って食べるのも一興だ

 

【DATA】

稲浪

住所:東京都新宿区新小川町 5-8

営業時間:6:00〜16:00(月〜金)

定休日:土、日、祝日

 

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