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2017/7/14 20:30

「ワインは下火になっている」というのは大間違い! 好調スパークリングの新鋭「カバ」は繊細なのにハイコスパ

ウイスキーにクラフトビール、レモンサワーなど様々なお酒のトレンドがある昨今。その一方で、最近のワイン事情がどうなっているかをご存知でしょうか。お洒落なアルコールの代名詞であり常に人気といえるワイン、新興のトレンドに押され気味と思っている人も多いかもしれませんが、実は絶好調なのです。なかでもスパークリングワインの伸びは好調で、意外かもしれませんが上位にはスペインが君臨。今回は、そんなスペイン産スパークリングワインにおいて話題の一本が新発売されたので、市場のシーンとともに紹介していきます!

 

シャンパンと同じ製法ながらコスパが高い「カバ」

まずは冒頭の話を裏付ける、興味深いデータから解説しましょう。日本ワインと輸入ワインを合わせた消費量は、2016年に過去最高を記録。輸入ワインも1999年のピークを境に消費量は年々減少の傾向にありましたが、2010年から復調の兆しを見せるなど、ワイン市場は再び盛り上がりを見せています。

 

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そのなかにスパークリングも含まれており、2016年はワイン全体の伸長を上回る増加率でした。さらに国別でみると、スーパーやコンビニなど量販市場での金額構成比、容量構成比ともにスペインが1位に。この背景のひとつには、飲食店の業態にバルが増えたことが挙げられます。店で消費されるとともにスペイン産スパークリングワインのすばらしさが認知されたことで、家庭でも飲まれるようになったのです。

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スペイン産スパークリングワインの魅力は、高品質ながらリーズナブルなことにあります。特に、伝統製法で造られる「カバ」というカテゴリのスパークリングは、まろやかで繊細な味わいながら値段も手ごろ。同じように手間暇をかけるシャンパンに比べると、コスパはカバの圧勝です。そのカバで、6月27日に発売されたばかりの特別な一本が、今回紹介する「バルセロナ1872」。

↑コドーニュ社「バルセロナ1872」/750ml 参考価格1490円
↑コドーニュ社「バルセロナ1872」/750ml 参考価格1490円

 

醸造元は1551年創業、1872年に初めてカバを造り上げたスペイン王室御用達のワイナリー・コドーニュ社。スペインNo.1ブランドでもある名門中の名門です。しかも、本商品は日本限定。スパークリングワインの消費が伸長している日本向けに、日本国内大手のメルシャンと開発をイチから手掛けたそうです。

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開発のコンセプトは、「親しい人たちと手の届く幸せな時間の扉を開けるスパークリングワイン」。原材料には、カバに使用される伝統的なブドウ品種のほかにシャルドネも使用しています。味わいとしては、細やかでクリーミーな泡と豊かな果実味、シャープさのバランスを両立。デザインは、コドーニュ社が本拠を置くバルセロナの明るくオープンな雰囲気をイメージし、華やかさを演出したそうです。

 

カバとは「洞窟=CAVE」を意味していた!

ちなみに、先ほどから何度も登場している「カバ」という商品名。シャンパンと同じような製法で造られると述べましたが、これは「瓶内二次発酵」によって泡を自然に生み出す手法のことで、最近は一部のスパークリング日本酒でも用いられている製法です。

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タンク内での発酵や、人工的に炭酸ガスを注入させる工程よりも手間がかかります。そのぶんしっとりときめ細かく、口内で弾けるようなフレッシュ感は独特のニュアンス。

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「カバ=CAVA」という名称の由来は、スペイン・カタルーニャ州の言葉で「洞窟」または「地下蔵」。低温の暗所で熟成させることから来ており、英語でいうところの「CAVE」ですね。ほかにも、スペイン原産品種として認定された地域のブドウを使うなどの規定もあります。

 

味わいは極辛口からやや甘口タイプまで様々ですが、「バルセロナ1872」は辛口で料理とのマリアージュを楽しむには最適。この夏のBBQやホームパーティなどで、世界No.1カバのおいしさを語りながらお洒落な時間を過ごしてみるのもいいでしょう!