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Apple
2022/10/3 11:45

今年はiPhone 14 Pro Maxが人気、標準モデルは下取り時の値下げが激しいらしい

いつも最新のスマートフォンを持っていたい人にとって「いくらで下取りしてもらえるか」は気がかりなことでしょう。iPhone 14シリーズは発売された直後ではありますが、早くも標準モデルはiPhone 13シリーズよりも値下がりが激しいとのデータが報告されています。

↑Image:Apple

 

米スマートフォン販売最大手SellCellが公開したデータは、販売開始から10日後の時点での、40以上の買い取り業者の下取り価格を平均したものです。それによるとiPhone 14とiPhone 14 Plusは、iPhone 13とiPhone 13 mini(同じく発売後10日)より2倍も値下がりしており、リセールバリュー(手放すときの価格)的には良好とは言えないようです。

 

具体的にはiPhone 14標準モデルは平均で38.4%、iPhone 14 Plusは平均38.6%も減価しており、同時期のiPhone 13標準モデルの18.2%と比べて倍以上です。ストレージ別に見ると、iPhone 14(512GB)は40.3%で、最も値下がりが激しいことに。昨年はiPhone 13 mini(512GB)が29.8%、継いでiPhone 13(512GB)が27.2%でしたが、それを上回る勢いです。

 

ここで未発売(予約受付は9月9日、発売は10月7日)のiPhone 14 Plusがなぜ値下がり? と不思議に思えますが、すでに下取り価格は決まっており、発売10日後の平均減価率(予想)は38.6%とのことです。もっとも、この数値は予想に過ぎず、実際に発売されてから人気が出れば上がる可能性もあります。

 

かたやiPhone 14 Pro Maxはかなり値下がりしにくく、平均減価率はわずか19.6%です。これはiPhone 13 Pro Maxの21.4%と比べて1.8%もの向上。もっともiPhone 14 Proの平均減価率は31.1%で、iPhone 13 Proの26.3%から5%近く上がっており、今年はPro Maxモデルの人気が高いようです。

 

この調査結果は、iPhone 14とiPhone 14 Plusの人気がイマイチという複数の情報とも一致しているようです。

 

ちょうどディスプレイ専門アナリストRoss Young氏も、iPhone 14標準モデルの画面パネル受注が、昨年の同じ時期のiPhone 13よりも38%も減っていると述べたばかりです。その一方でiPhone 14 Pro Max用のパネル受注は、iPhone 13 Pro Maxよりも18%も増えたと付け加えています

 

アップル共同創業者スティーブ・ジョブズ氏の娘イブ氏も、iPhone 14標準モデルが13と何も変わっていないと示唆していました。来年は最上位モデルが「iPhone 15 Ultra」となり、「iPhone 15 Pro」よりリッチな仕様になるとの噂もありますが、高価でも大きく進化したデバイスの方が人気が出るのかもしれません。

 

Source:SellCell
via:MacRumors