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2023/2/1 17:30

iPhone 14 衝突検出機能が有能。自動車事故からわずか数分で警察が到着!

アップルのiPhone 14シリーズに搭載された衝突検出機能により、自動車事故が起きてから数分以内に警察が駆けつけたと、オーストラリアの地元メディアが報じています。

iPhone14-emergency
↑iPhone14シリーズに搭載された衝突検出機能(Emergency SOS)

 

同メディアによると、現地のタスマニア州で馬用の荷車を牽引していた四輪駆動トラックが切り株に衝突したとのこと。そこでiPhone 14の衝突検出機能が近くの警察に通報し、乗客が意識を失っていたなかで8分以内に現場に駆けつけてもらえたそうです。

 

14歳から20歳までの5人が病院に搬送され、うち重傷の1人は空路でメルボルンに搬送。こうした命に関わる事故では、すぐに対応できるかどうかが分かれ目となります。また地域に警官がたまたま居合わせたことも、対応時間の短縮につながったようです。

 

iPhone 14シリーズは発売から約4ヶ月しか経っていませんが、すでに衝突検出機能が多くの事故被害者を助けています。またWiFiや携帯電話の電波が届かないところでも、警察に連絡できる衛星経由の緊急SOS機能も搭載されています。

 

一方で誤作動を起こすこともあり、遊園地やスキー場の近くにあるレスキュー隊に負担を掛けているとの報告も相次いでいます。ジェットコースターでも誤作動トラブルが起きたため、乗り物にデバイスを持ち込まない、あるいは電源を切るよう求める立て看板を掲げるところも

 

とはいえ、日本の消防士の方は「本当に重大な事故が起きたときに役立つ機能なので、オフにして下さいとは言えません」とも語っていました

 

すでにアップルも問題を認識しており、iOS 16.1.2では「iPhone 14とiPhone 14 Proモデルでの衝突事故検出の最適化」をしたと発表。まだまだ誤報は多いようですが、現場に不要な負担を掛けず、大切な命が少しでも多く救えるように調整を望みたいところです。

 

Source:ABC News
via:MacRumors