ファッション
2021/5/15 22:00

個性派のシャツをやめられない理由【愛用品コラム51】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 51:TOKYO CULTUART by BEAMS「いいちこのロンT」】

●起

25年以上前、「月刊少年ギャグ王」という雑誌があり、その看板漫画のひとつに「すすめ!!ダイナマン」という作品があった。主人公のダイナマンが、困ったら爆弾を爆発させるボンバーマンもびっくりな内容なのだが、とても好きで妹と何度も回し読みしていた。

 

●承

その作品の登場人物(確か、光か直樹)に毎回変テコなメッセージを掲げたTシャツを着ているキャラクターがいた。それに見事に感化された中学生の僕は「個性派Tシャツ勢」の道を選ぶようになり、40近くなった今でも同じ感性でいる。

 

●転

このロンTは妻にプレゼントしてもらったもので、まごうことなきあの「いいちこ」だ。Beamsが三和酒類とコラボしたもので、第二弾という位置づけ。個性が先立つTシャツは生地の質が置いていかれる傾向があるが、Beamsらしく肌触りがよくてグッド・クオリティ。残念ながら、アウトレット品で半額になっても売れ残っているから、そこまで人気はないのかもしれない。

 

●結

先日、このシャツを着て、とある商品のレコメンド動画を撮ったら取締役から「いいちこ、目立ちすぎ!」で、ダメ出しをもらい再撮影となった。また、別の日、これで飲み会をしたら案の定、お酒を持ってくる度にツッコミが発生した。ものすごいポジティブにいえば、コミュニケーションを産む。これだから個性際立つTシャツはやめられない。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。