ヘルスケア
2018/9/10 21:30

多湿な時期なのに!? ザラザラかかとの原因はサンダル履きだった!

暑い季節になると決まって、足裏のカチカチが気になり始めるのよね……。乾燥とは無縁に思える時期なのに、足裏の角質が硬化するなんて、これってもしかして、夏場のサンダル履きが原因なの?

 

確か3軒先の廣瀬さんは、美容皮膚科クリニックの院長先生だったわよね。気づいたからには、ケア方法を聞きに行かなくちゃ!

参ったなぁ……と、いつも困っている「参田家(まいたけ)」の面々。きょうはお母さんが、なにやら困っているようです。

 

参田家の人々とは……
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ちょっと気弱なお父さん、元気でしっかり者のお母さん、もうすぐ小学生の娘、甘えん坊の赤ちゃん、家族を見守るオスの柴犬の4人と1匹家族。年中困ったことが発生しては、ご近所の専門家に解決策を伝授してもらい、日々を乗り切っている。

 

かかとがザラザラ! つるんとした肌にするケア方法は?

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お母さん「夏場になると、毎年のように足裏の角質がカチカチになるんです。このカチカチ、いったい何なんでしょう?」

 


廣瀬さん「まずは、皮膚の構造から説明させてくださいね。皮膚は真皮と表皮に分けられ、角質層があるのは表皮の部分。特に角質層は皮膚のもっとも外側にあり、皮膚の内側に新しい細胞が生まれると、外側の角質層は垢として剥がれ落ちていきます。この流れをターンオーバーと言いますが、何らかの原因で、ターンオーバーがうまくいかなくなることがあるのです。すると、角質層が剥がれ落ちないまま、その内側に新たな細胞が形成されてしまい、結果、角質層が分厚く、硬くなってしまうんです」

 

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お母さん「ターンオーバーって、確かお肌の新陳代謝のことですよね。私の場合、足裏の角質が硬くなる原因は、サンダルにある気がするんです。サンダルで出かけることが増える夏に限って、カチカチになるんですよね……」

 


廣瀬さん「参田さん、ご名答ですね! その通り、ターンオーバーとは皮膚の新陳代謝を指します。そして角質の硬化に関しても、サンダル履きが原因の可能性は、大いにあります。なぜなら人は歩くとき、常に足裏に体重をかけています。つまり足裏は、たえず強い刺激を受けている部分。角質は外部から刺激を受け続けることでも硬くなるため、クッション性が十分でない履き物を長時間履いていると、角質が硬化する傾向にあります。特にサンダルは、素足で履くことが多いですよね。すると、足裏に刺激を受けやすく、硬化を引き起こしやすいんですよ」

 

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お母さん「やっぱり、素足のサンダル履きが原因だったんですね! 夏になるたびに繰り返す症状だったから、そんな気がしていました」

 


廣瀬さん「それも原因のひとつですが、ほかに角質の水分不足も挙げられます。皮膚のもっとも外側にある角化細胞が水分不足に陥ると、皮膚の表面で働くバリア機能が低下し、カサカサとした角質に変わっていきます。水分不足になる原因としては、外気の極度な乾燥や皮膚に生じた何らかの病理、加齢による皮脂不足も考えられますね」

 

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お母さん「サンダル履きも思い当たるし、加齢も気になり始める年齢だから、皮脂不足もあり得そう……。ちなみに、角質がカチカチになったまま放置しておくと、どうなりますか?」

 


廣瀬さん「足裏への刺激によって硬化した場合、タコやウオノメを引き起こすことがありますね。特にウオノメは、硬くて芯のある突起が皮膚の真皮を刺激し、ひどい痛みを伴うこともあります。そして角質が分厚く、硬くなった部分が乾燥することで起こるのが、皮膚のひび割れ。ひび割れが真皮にまで達すると、出血や痛みを伴い、歩行に支障が出ることもあるほど。さらにひび割れの症状は、古い角質が蓄積され、厚みが出ている証拠です」

 

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お母さん「ヒエー! タコやウオノメってそんな症状になることもあるんですね。知りませんでした……」

 


廣瀬さん「古い角質は細菌の温床になることもあるため、ニオイやかゆみ、その細菌が白癬菌(はくせんきん)だった場合、水虫の原因にもなるので注意が必要です!」

 

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お母さん「痛みに出血に、ニオイにかゆみ、さらに水虫だなんて! それを聞いたからには、角質を放置できません。廣瀬さん、適切なケアを教えてください!」

 


廣瀬さん「まずは入浴やフットバスで足を温め、足裏の角質を軟らかくすることから始めましょう。その上で、足裏やかかと用のやすりを用意し、優しく、少しずつ動かすことで、余計な角質が取り除けます。ただ、角質そのものは外部刺激に対するバリア機能を持ち、体に不可欠なもの。取りすぎてはいけません! 軽石や垢スリは力の加減が難しいため、過剰な除去につながりかねません。やはり、専用のやすりでケアすることをおすすめします」

 

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お母さん「なるほど、角質を取りすぎるのもいけないんですね。それと、今後のためにも教えてほしいんです。足裏がカチカチにならないための、事前の対策ってないでしょうか? 」

 


廣瀬さん「もちろん、ありますよ! 未然に防ぐことが、何より大切ですからね。予防策としては、自分の足に合った靴と中敷きを選び、足裏への刺激を軽減させること。そして、足裏の特定部に刺激が集中しないよう、歩き方のバランスを見直すこと。乾燥による角質の硬化を防ぐには、足元を温め、乾燥対策をすることが重要です。今すぐ実践できることとしては、靴下の着用が挙げられますね。靴下を履くことで足裏のクッション性が増しますし、乾燥予防にもつながります」

 

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お母さん「ふむふむ。夏でも靴下を履いたほうが、角質が硬くなるのを防げそうですね。どんな靴下を選べばいいでしょう?」

 


廣瀬さん「足が蒸れると水虫やニオイの原因になるため、通気性の良い靴下を選びましょう。靴下を履くことで冷え性対策もでき、結果として足先の乾燥を予防できます」

 

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お母さん「靴下を履くことは角質ケアにとってもメリットがあるんですね。目からウロコでした! 靴下はサンダルと合わせてもおしゃれだし、この夏はいろいろ楽しんでみようかな。廣瀬さん、今日はとてもためになりました!」

 

【まとめ】

足裏への刺激を抑えて予防を!

最近、気になっていたオープントゥソックス。色や柄も豊富で、サンダルとの組み合わせがかわいいの。しかも汗を吸収しやすい生地を使っているというから、夏にもぴったり! 廣瀬さんのお話で、予防ケアが大切ということもわかったから、カサカサにならないように今後は心がけようっと。

 

教えてくれたのは……

美容皮膚科 銀座よしえクリニック 総院長/廣瀬嘉恵さん

東京大学医学部大学院卒業、博士号取得。2003年に「ひろせ皮フ科」開設し、2012年に「銀座よしえクリニック」院長、2015年に総院長に就任。クリニックでは頭髪、美肌、痩身、各種美容治療と幅広いメニューをそろえる
http://www.ginzabiyou.com/

 

【商品情報】

RIRILA
左&中:スタンダードソックス/右:オープントゥソックス
各1944円