オフロードの神は街でも最強だった! 新車で買える「ジープ」のタフ&ゴージャスな全貌

ink_pen 2025/10/31
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オフロードの神は街でも最強だった! 新車で買える「ジープ」のタフ&ゴージャスな全貌
GetNavi編集部
げっとなびへんしゅうぶ
GetNavi編集部

1999年創刊。「新しくていいモノ」を吟味して取り上げる月刊の新製品情報誌。生活家電とIT・デジタルガジェットを中心に、モビリティ・雑貨日用品・グルメ・お酒まで、モノ好きの「欲しい!」に結論を出す、がコンセプト。

何かと話題になるアメ車。ここでは日本で「新車」が買えるモデルを編集部の独断でチョイス。本当に魅力が乏しい? コレを見たらそんな偏見も吹っ飛ぶはず。ようこそシン・アメ車ワールドへ! 今回は日本でもっとも人気を誇るジープを紹介!

【私が解説します!】自動車ライター・海野大介さん
ウェブを中心に活動中。衝動買いしたジャガーの沼にどハマりして抜け出せないアラフィフ。最近のマイブームはレシピ本。

ジープはオフロード車の代名詞的存在!

ジープはクロカン系4WD車の代名詞的存在。同様な4WDモデルの総称としてジープタイプと呼ばれるほどだ。日本では過去に三菱自動車が1953年から50年近くライセンス生産をしていた。

クルマ自体の特徴は独特な存在感のデザインと高い悪路走破性。主なテストコースは2つあり、コロラド川の侵食を深く受け岩と赤土が混ざったユタ州モアブと、ネバダ州からカリフォルニアに抜ける険しい花崗岩の道、ルビコントレイルだ。岩や倒木を乗り越えなければならないほどの酷道で、最強モデルに冠されるルビコンの称号はここから来ている。

Brand Story
第二次大戦中の1940年、米軍の要請を受け開発された軍用小型四輪駆動車がその始まり。戦後、民生用にも生産されたモデルには現在も同ブランドのデザインアイデンティティでもあるフロントグリルに7つのスリットが設けられたセブンスロットグリルが採用された。

ブランド初のマイルドハイブリッド搭載で燃費も◎

ジープ
レネゲード Altitude e-Hybrid
544万円

フィアット500Xの兄弟車でもあるレネゲード。兄弟車といっても雰囲気や乗り味はジープブランドのそのもの。また最新のインフォテイメントシステムは音声認識システムも備えるほか、ナビやエアコンなどを直感的に操作可能になっている。

SPEC/全長×全幅×全高:4255×1805×1695mm●車両重量:1470kg●パワーユニット:1468cc直列4気筒+ターボ●最高出力:96kW/5250rpm●最大トルク:240Nm/1500rpm●WLTCモード燃費:17.7km/L

↑あると嬉しいデュアルペインパノラミックサンルーフはメーカーオプション。

【ココが真骨頂!】注目はブランド初のマイルドハイブリッドの走りとサイズ
「アメ車といえばデカくて燃費が悪いと思われがち。ですがマイルドハイブリッドがもたらす走りや燃費でネガティブな部分は少なく、日本の道路事情にも合うボディサイズはこのクルマの魅力です」(海野さん)

タフでゴージャス! 3列7人乗りで快適に乗れる!

ジープ 
コマンダー
599万円

チェロキーの後継モデル。先代までのラダーフレームから乗用車のプラットフォームに変更し、タウンユースでの乗り心地も向上しているが、必要なときに切り替わる4WDは健在。日本のジープファミリーで唯一のディーゼルエンジンを搭載する。

SPEC/【リミテッド】全長×全幅×全高:4770×1860×1730mm●車両重量:1870kg●パワーユニット:1956cc直列4気筒ディーゼル+ターボ●最高出力:125kW/3750rpm●最大トルク:350Nm/1750~2500rpm●WLTCモード燃費:14.4km/L

↑2駆と4駆を切り替えるアクティブドライブなどはどんな路面でも安定した走りを実現。

【ココが真骨頂!】家族でのお出かけからゲストの対応まで使える懐の深さ
「5人以上乗る時の3列シートの存在は大きいです。使わないときは格納して、広い荷室としても。このフレキシブルさはコマンダーの美点です。また豪華な室内はちょっとしたショーファーユースにも使えそう」(海野さん)

ジープ初となるEVはヨーロッパ生まれのアメリカ車

ジープ 
アベンジャー
544万円

ジープ初の電気自動車。フィアットのポーランド工場で生産され、アメ車としては“帰国子女”ともいえる。輸入SUVでは最小のボディながらも“らしさ”の存在感はさすが。走行モードにサンドやスノー、マッドがあるのもジープならではだ。

SPEC/【アルティテュード】全長×全幅×全高:4105×1775×1595mm●車両重量:1570kg●パワーユニット:電気モーター×1●最高出力:115kW/4070~7500rpm●最大トルク:270Nm/500~4060rpm●一充電走行距離:486km

↑普通充電と急速充電に対応。一充電航続距離は486km。少々長めのドライブでも充電せず往復可。
↑後席は6:4の分割可倒式を採用。荷室容量は355Lと4人の小旅行では十分以上の広さだ。

【ココが真骨頂!】日本の道路でも苦労知らずな扱いやすいボディサイズと走り
「悪路といっても休日の河原BBQの場所まで行ければ十分、あるいはちょっとしたウィンタースポーツへ行く、という使い方なら満足度は高いと思います。電動で前輪駆動でもジープの雰囲気は健在です」(海野さん)

4WDの代名詞といえばもちろんこのモデル

ジープ 
ラングラー
789万円~889万円

「どこへでも行けて何でもできる」というブランド哲学を色濃く受け継ぐ生粋のオフローダー。ラダーフレーム、リジッドサスペンション、デフロックなど本気モデルの3種の神器を備える。ジープといえばコレ! というイメージリーダーだ。

SPEC/【アンリミテッド ルビコン】●全長×全幅×全高:4870×1930×1855mm●車両重量:2110㎏●パワーユニット:1995cc直列4気筒+ターボ●最高出力:200kW/5250rpm●最大トルク:400Nm/3000rpm●WLTCモード燃費:9.2km/L

↑電子制御デフロックは車輪空転時にスイッチひとつで左右輪の回転差をロックしトラクションを確保する。
↑障害物を乗り越える際、1輪が浮いた状態でも残りのホイールの接地時間を伸ばし、最大限のトラクションを確保できるサス構造を持つ。

【ココが真骨頂!】ジープ本流のクルマにしてトップレベルの悪路走破性が魅力
「無骨なスタイリング、ブランドの歴史、高い悪路走破性などその魅力は多いです。また本物の機能に価値を求めるユーザーにもオススメ。輸入車ながらレギュラーガソリン対応なのも嬉しいポイントです」(海野さん)

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