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2020/1/1 17:30

2020年、ハワイが例年以上に身近になるって知ってました? 現地ライターが教えるハワイの話

Photo by Sean O. on Unsplash

 

日本の人気海外旅行先ランキングで常に上位に入るのがハワイです。2018年の1年間にハワイを訪れた旅行客はおよそ988万人。2019年はこれを上回るペースで1000万人の大台を突破するかもしれません。このうち日本人旅行客数は約149万人で、1日あたり4000人以上の日本人がハワイを訪れる計算になります。そんなハワイの2020年はワクワクするニュースが盛りだくさん。そこで本稿では、これだけは知っておきたいというハワイ旅行の見所を4つお伝えします。

 

[その1]星野リゾートも! 新しい日本発のホテルが続々登場

2020年のハワイで注目したいのが、日本発のホテルが次々に生まれているということ。三井不動産の傘下にあり、帝国ホテル東京のグループホテルにあたる、ハワイで屈指のラグジュアリーホテルに「ハレクラニ」がありますが、姉妹ホテルとして「ハレプナ ワイキキ」が2018年10月末にオープンしました。

 

また2019年には「キャベジンコーワ」などで知られる興和グループのホスピタリティ事業部が、ワイキキビーチの目の前にラグジュアリーなホテル「エスパシオ・ジュエル・オブ・ワイキキ」をオープン。総部屋数がたった9室で、どれも豪華なスイートルーム仕様になっていて、ラグジュアリーな滞在をしたい方には最高の場所となっています。

 

さらに、泊まった人に「また行きたい」と思わせる唯一無二の魅力を誇る星野リゾートもアメリカ市場に初参入。ワイキキにあった小規模ホテルを買収し、2020年1月15日から「星野リゾート サーフジャック ハワイ」として運営を開始します。宿泊先選びは海外旅行においてとても重要なポイント。滞在先の選択肢がどんどん増え、ハワイ旅行がさらに魅力的になるのは間違いありません。

 

[その2]日本-ハワイ便の競争激化でサービス向上に期待!

日本とハワイをつなぐ路線のシェアはJALが約3割を占めます(2019年3月時点)。また、同社はハワイアン航空と共同運航も行っており、両社をあわせると5割以上のシェアになります。その一方、ANAのシェアは13%(2018年4-9月期)。そこで、JALの牙城を崩すためにANAが2019年に投入したのが、全席2階建てで520席もある世界最大のエアバス。ハワイで幸運の象徴と言われる「ホヌ(ウミガメ)」を機体に描き、「フライングホヌ」の愛称がつけられたこの大型機のハワイ線への投入は、「次にハワイに行くときにはフライングホヌに乗りたい!」と思わせる話題性がたくさん。5月の就航から半年近くが経った現在も予約が好調と報じられています。

 

そして現在、成田と羽田の発着をあわせてホノルル線を週21便を就航しているANAに対抗して、JALが2019年11月に発表したのが、羽田発着のホノルル線の強化です。これまで成田-ホノルル線を1日4便就航していましたが、2020年夏ダイヤより、羽田-ホノルル線を1日2便就航し、成田-ホノルル線を1日2便にすることを決定。国内線への乗り継ぎや都内からのアクセスが良い羽田からのハワイ旅行客を増加させようという狙いのようです。これに加えJALはハワイ島にも直行便を就航しており、ハワイ便は依然としてJALの方が優勢の模様ですが、ハワイ便の競争が激化すれば、利用者にとっても価格やサービス面でもメリットが大きくなることでしょう。夢が膨らみます。

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[その3]自転車シェアで気分爽快な観光を

公共交通手段がバスやトロリーなどに限られるハワイで、2017年から始まったのが「Biki(ビキ)」 と呼ばれる自転車シェアリングサービスです。約1000台の自転車と、100か所の貸し出しスポットから始まったサービスは現在、自転車の台数が1300台、貸し出しスポットも133に増加。貸し出しスポットはワイキキやダウンタウンなど、観光客が訪れやすい場所に多く設置されているので、観光地を巡るときに気軽に利用できる交通手段として、ますますメジャーな存在になっています。現在Bikiの利用料は1回30分で4ドル。自転車で旅をすれば、見える景色も変わってくるはずです。

 

[その4]オリンピックイヤーにスポーツを楽しむならハワイもあり

日本でもよく知られているハワイのスポーツイベントに、ホノルルマラソンがあります。2019年で47回目となり、歴史あるマラソンイベントですが、フルマラソンは無理という方におすすめなのが、数年前に始まった「10K ラン&ウォーク」。ダウンタウンやワイキキなどの観光名所を巡りながら10キロのコースを走っても歩いてもいいというもので、日本人だけでなく地元ランナーや小さな子どもがいる家族も参加しています。

 

また、3月には「ホノルル・レインボー駅伝」、5月には「ホノルル駅伝&ミュージック」も開催。駅伝大会では、地元企業が従業員同士でチームを作り、お揃いのユニフォームを着て参加しているところもあるようです。

2020年には東京オリンピックが開催し、ランニングなどのスポーツに興味を持つ方が増えるでしょう。ハワイではフルマラソンやトライアスロンなどの本格的な大会から、もっと気軽に参加できるものまで、さまざまなスポーツイベントが行われていますので、気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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日本人に限らず、世界中からますます熱い視線が集まるハワイ。飛行機もホテルもさらに快適になり、ハワイはこれまで以上に魅力的なリゾート地になりそうです。

 

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