オオカミより小さいけれど、コヨーテよりも大きい。犬っぽくも見えるが、正体がわからない……。米ミネソタ州の国立公園に設置されたカメラが捉えたある動物について、専門家たちが頭を悩ませています。
コヨーテは、北米の草原地帯に生息するイヌ科の動物。体長は1メートルほどで、灰褐色の毛を持つ、オオカミに似た姿が特徴です。しかし、ミネソタ州とカナダの国境近くにあるボエジャーズ国立公園に設置されたトレイルカメラで確認されたのは、そんなコヨーテの特徴を持ち合わせるものの、コヨーテとは違う動物のようなのです。
2023年冬に初めてカメラが捉えたその画像について、ミネソタ州北部で活動する自然保護団体の「ボイジャーズ・ウルフ・プロジェクト」は、「コヨーテ風だけれど、耳などの外見には犬のような特徴もある」とXに投稿しています。
その投稿によると、この地域のオオカミは他の地域で見られるより身体が小さいとのこと。しかし、カメラで確認された動物は、オオカミより小さいけれど、コヨーテと比べるとかなり大きいのだそう。つまり、「オオカミにも、コヨーテにも、犬にも似ているけれど、そのどれかとは断定できない」ということなのです。
【トレイルカメラで確認されたコヨーテ風の動物】
そんなわけで、SNSのコメントには「三種類の動物を掛け合わせたハイブリッドだ」や「ヨーテドゥーデルというニックネームを持つ新しいハイブリッド犬」などの声も。米メディアでは、「Coyote(コヨーテ)」「Wolf (オオカミ)」と「犬」を組み合わせて、「woyote dog」なんて言葉を作って紹介しています。
【主な参考記事】
New York Post. Mysterious ‘woyote dog’ caught on camera — and even experts are puzzled. November 8 2024