AV
イヤホン
2018/11/24 12:00

この性能、規格外! 完全ワイヤレスイヤホンの常識を覆すNUARL「NT01B」

今年のトレンドアイテム「完全ワイヤレスイヤホン」は、音質、接続の安定性、スタミナなどの面においてまだまだ発展途上の製品といえます。しかし、NUARL(ヌアール)の「NT01B」は、それらの課題を最新テクノロジーで克服。ブレークスルーを果たした快作として注目を集めています。

 

最大の特徴は、歪みや濁りのないサウンドを実現する「HDSS」技術の採用。これは、「ETL」という音響モジュールを設置することで筐体内の圧力を一定に保ち、音源に忠実な再生が行えるというもの。イヤホンにありがちな「頭内定位」ではなく、広がりのある音を楽しめます。

 

また、完全ワイヤレス最大の欠点といわれる接続の不安定さは、クアルコムの最新チップで解消。一度ペアリングすると、以降はケースを開けると自動で電源が入って再接続するなど、使い勝手が高められている点も秀逸です。

 

「HDSS」技術の採用によりクリアで自然なサウンドを堪能

↑NT01B(マットブラック)

 

NUARL
NT01B
実売価格1万4850円

歪みを抑えてクリアなサウンドを実現する「HDSS」技術を採用。立体感のある自然な音を再生します。また、完全ワイヤレスイヤホン専用設計のクアルコム製「QCC3001チップセット」を搭載し、Bluetooth接続も安定。カラーはマットブラックとブラックシルバーの2色。

 

【SPEC】 ●対応コーデック:AAC、SBC●防水性能:IPX4相当●再生時間(ケースフル充電時):約17時間●充電:イヤホン約1.5時間、ケース約2時間●サイズ/質量(ケース):W59.1×H42.0×D34.2mm/約35g

 

↑ケースフル充電での再生は従来機より約5時間アップ。「NT CASE2」(実売価格4320円)として単体でも発売中(画像のイヤホンはブラックシルバー)

 

最新テクノロジーを駆使して多くの課題を乗り越えた快作

今回は、AVライターの山本 敦さんとGetNavi編集部の本誌オーディオ担当・川内一史の2人が、NUARL「NT01B」を試聴し、サウンドや使い勝手をチェックしました。

 

ハウジング上部に沿った物理ボタンは操作性が高い

ボーカルや楽器のメロディに張りを感じられ、聴き応えアリ。低音を強調しない素直なバランスも好印象です。ハウジング上部のカーブに沿ってあしらわれたボタンは操作性◎(山本)。

↑操作ボタンは左右イヤホンに備える。左側のボタン3度押しで曲戻しができる

 

大容量バッテリーながらケースはコンパクトな設計

フル充電で約17時間再生を実現しながら、ケースはコンパクトに仕上がっています。J-POPやアニソンからクラシック、ジャズまで、どのジャンルの音楽にも合う音質もグッド(川内)。

↑胸ポケットに入れても邪魔にならない。持ち運び中にフタが誤って開かない設計だ

 

【OTHER CHOICE】

性能は上位機と同等のリーズナブルモデル

NT01L

実売価格1万530円

基本スペックはNT01Bと同等で、HDSS技術や一部の付属品を省略したライトモデル。低域の厚みを強調した音作りで、重低音やスピード感を特徴とする楽曲向けにチューニングされています。

 

撮影/高原マサキ(TK.c)