ビジネス
2019/10/5 21:00

最近ローソンのレジ変わったと思いません? 新型POSレジ機がものすごい最先端になっていたのでリポート

セルフレジは全店導入に向けて進行中

今回の新型POSレジは、2019年2月までにローソン全店(ナチュラルローソン、ローソンストア100含む)での導入が完了。そして目玉機能の4つめとなる最後は、セルフレジです。こちらは現在約50店舗で運用実験を行っており、今後は全店で運用することが目標。

↑ゲートシティ大崎アトリウム店には、セルフレジがズラリ。慣れているお客さんが多く、スムーズに利用している印象です。とはいえ、同店でもキャッシュレスでの支払いは25%程度だとか

 

なお、セルフレジ非対応の商品には医薬品があり。また、電話料金やゆうパックなどの収納代行や、切手などの現金でしか支払えないものは有人レジ対応となるそうです。

↑セルフレジでは様々な決済に対応していることはもちろん、ポイントカードも利用可能

 

今回の新型POSレジとは別のシステムですが、「ローソン スマホレジ」についても聞いてみました。こちらは現在、どれぐらいの規模で展開しているのでしょうか。

 

「スマホレジは2018年の春ごろから導入を開始し、現在は都心のオフィス街を中心に約120店舗で採用しています。会計で待たれるお客様の行列を解消することが目的ですね。今後も、対象店舗を増やしていく計画があります」(内田さん)

↑「ローソン スマホレジ」用のコーナー。QRコードの読み取り端末、袋、割り箸などが置かれています

 

新型POSレジやスマホレジの開発ストーリーを聞くなかで、浮かび上がってきたのは人手不足や働き方改革といった雇用の問題。そして、コンビニ利用客の利便性の向上です。では今後、未来のコンビニを取り巻く環境はどうなっていくのでしょうか。

 

「人手不足に関しては、今後もいっそう取り組むべき課題だと思います。それに対する施策のひとつがPOSレジのリニューアルなのですが、こういったシステム的な部分はもちろん、販促物やオペレーションのやり方など、あらゆる面でサポートしていきたいですね。また、より少ない人数で店舗運営できることも大切ですが、接客レベルの担保も大切。それらを含めて店舗の売り上げにも貢献し、ローソンで働くすべての方の力になりたいです」(内田さん)

 

ローソンは8月末から東京都内の4店で、フードデリバリーサービス「Uber Eats」(ウーバーイーツ)を利用した実証実験を開始するなど、POSレジだけでなく様々な取り組みを積極的に行っています。今回取材をしてみて、改めてローソンがイノベーティブなコンビニだということがわかりました。今後も注目しつつ、面白い取り組みがあったら深掘り取材をしたいと思います。

 

 

撮影/我妻慶一(一部の写真はローソン提供)

【SHOP DATA】

ローソン ゲートシティ大崎アトリウム店
住所:東京都品川区大崎1-11-1
アクセス:JRほか「大崎駅」徒歩5分
営業時間:7:00~22:00
定休日:施設に準ずる

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