グルメ
2021/4/8 20:00

「わかりづらいから素直にノンアル路線で戦います!」クラフトホップでおいしく進化した「グリーンズフリー」が絶好調

2020年の4月にデビューしたノンアルコールビール「キリン グリーンズフリー」が、2021年2月24日に大胆リニューアル。すると、その後SNSを中心に「おいしくなった!」という声が続々発せられているそうです。

 

↑リニューアルした「キリン グリーンズフリー」。参考価格は350mlで税込148円、500mlで税込202円です

 

そこで、以前行われた発表会の情報からリニューアルポイントを紐解くとともに、新旧飲み比べを実践。マッチする料理とのペアリングレポートもお届けします。

 

 

“余計なものは使わない”→“いいものだけで造った”に

「キリン グリーンズフリー」は、香料、糖類、人工甘味料を使わない自然派ビールテイストとして発売されました。当時は、あえてノンアルコールであることを前面に打ち出していないことでも話題になりましたが、今回はしっかり「ノンアルコール」と表記されています。

 

↑左の旧作は「アルコール0.00%」、右の新作は「ノンアルコール0.00%」

 

打ち出し方を変えた理由を聞くと、その理由は“わかりやすさ”にありました。登場時は“自然派ビールテイストの炭酸飲料”という新カテゴリーであることを印象付けるため、あえてノンアルコールを主張しなかったものの、「立ち位置がわかりづらい」という声もあったことで、ノンアルコール表記をすることにしたのだとか。

 

↑発表会に登壇した、キリンの田山智広マスターブリュワー(左)と、「キリン グリーンズフリー」のマーケティングを担当する久保育子さん(右)

 

また「自然派」の表現方法も変えたとのこと。以前は“余計なものは使わない”というアプローチだったものを、“いいものだけで造ったおいしいノンアル”というブランディングにしたそうです。

 

↑パッケージデザインもグリーン色が濃く多くなり、おいしそうなイメージがアップしました

 

味のリニューアルも、原材料から見直しておいしさに磨きをかけたと田山さんは言います。特に決め手となっているのが、新たに採用したホップ。クラフトビールによく使われる、希少な「ネルソンソーヴィン」を一部に使用し、みずみずしい香りや爽快感をアップさせているのです。

 

 

この「ネルソンソーヴィン」は、ニュージーランドの白ワインの銘醸地ネルソン地区が原産。同地区の銘酒「ソーヴィニヨン・ブラン」と香りが似ていることからネーミングされたホップで、キリンでは「グランドキリン ホワイトエール」や「スプリングバレー オンザクラウド」などに使用されています。

 

↑「グランドキリン ホワイトエール」(旧デザイン)。ネルソンソーヴィンホップ由来の白ワインを思わせるフルーティな香りと、小麦麦芽を一部使用したやわらかな口当たりが特徴です

 

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