デジタル
2016/1/1 20:27

いまや40%以上のシェアを獲得。GoProが与えたカメラの新しい「遊び」【全機種ラインナップ付き】

人は何のためにカメラを買うのか――。
サーフィンする姿を撮影するために開発された世界的大ヒット商品「GoPro HERO」シリーズが、その壮大な問いに対する答えを教えてくれます。

62570-67_03_01

スポーツやアクティビティの迫力ある映像が撮影できる「アクションカメラ」がいま流行中。普段と少し視点を変えるだけで、野球やスキーなどの身近なアクティビティも、人を惹きつける作品に変貌します。休日のワンシーンを動画や写真として切り取ることで、誰もがクリエーターになれるのです。この分野を開拓したのが、米国で2004年に創業した「GoPro(ゴープロ)」です。同社CEOのニコラス・ウッドマン氏が「サーフィンしている姿を格好良く撮影したい」という想いを抱いたことが、カメラ開発のきっかけ。同社の製品は、自転車やスキーなど幅広いスポーツの愛好家に評判となり、瞬く間に大ヒットしました。IT関連の調査会社IDCの発表によれば、昨年のビデオカメラ世界市場における約42%のシェアをGoProが占めていたといいます。

 

最新の「HERO(ヒーロー)」シリーズは、現在5つのラインナップを用意します。ズームや手ブレ補正などの機能はなく、液晶モニターがないモデルもあり、どれもシンプル。特徴は、カメラを固定する「マウント」を変えることで、独特なアングルで撮影できること。例えばサーフボードの先端や、犬の背中から見た景色を切り取れます。最近話題の「ドローン」に取り付ければ空撮も可能。TV番組やMVなどで、こうした映像を目にした人も多いはずです。

 

カメラを手にするのは「体験」が欲しいから

62570-67_03_02

GoProがここまでシェアを伸ばした秘訣は、その「ゲーム性」にあります。彼らが提供するのは単なるカメラではなく、「面白い映像を撮影して、他人と楽しさを共有する」という体験なのです。

 

本年7月には、新モデル「HERO4 Session」が発売されました。これは従来製品とは異なるキューブ型で、ハウジングなしで10mの防水に対応します。兄弟機に比べ約半分に小型化したことで、より激しいアクティビティの撮影にも対応できるようになりました。こうしたカメラが生み出す新しい体験は、私たちの休日をより一層鮮やかに変えるに違いありません。

 

LINE UP

HERO

62570-67_03_03

2万1060円

液晶モニターは搭載しておらず、防水・防じんハウジングと一体化しています。機能はシンプルですが、5モデルの中では最も安いので、入門機としておすすめの一台。

 

 

HERO+LCD

62570-67_03_04

4万2120円

HEROの裏側に液晶モニターを搭載し、使い勝手を向上させたモデル。撮影した動画を確認できるだけでなく、本体だけでトリミングなどの簡単な編集も可能です。

 

 

HERO4 Session

62570-67_03_05

5万6160円

兄弟機の約半分の大きさを実現したキューブ型の新モデル。操作はシンプルで、シャッターボタンで録画を、長押しでタイムラプス静止画撮影をスタートします。

 

 

HERO4 Silver

62570-67_03_06

5万3990円

液晶モニターを搭載。タッチ操作で本体の設定や動画の編集も可能です。4K動画撮影だけでなく夜間撮影にも対応。アドベンチャー、サーフの2種類があります。

 

 

HERO4 Black

62570-67_03_07

6万9120円

シリーズ最上位モデルで、4K動画撮影や夜間撮影に対応。液晶モニターは、別売のオプションで追加可能です。アドベンチャー、サーフの2種類を用意。