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2022/6/27 19:00

Pixel 7 Proは画面が明るくなってタッチ操作もしやすい? プロトタイプの解析から可能性が浮上

Googleは次期フラッグシップPixelシリーズについて詳細をほとんど明らかにしていませんが、なぜかプロトタイプがeBayに出品されていたこともあります。そのひとつを別経路で入手したTelegram上の「Google News」グループが、本製品について新たにわかった情報を公開しています。

画像提供:Google

 

米9to5Googleによると、1つは新チップTensor 2では「2+2+4」のCPUレイアウトが採用され、このうち高効率(省電力を優先し、性能を抑えたもの)な4コアには「Cortex-A55コア」が使われるとのこと。こちらは、先週お伝えした通りです。

 

2つ目は、Pixel 7 Proにはハプティクス(触覚フィードバック)用チップとして、Pixel 6 Proよりも1世代新しいCirrus Logic CS40L26が搭載されるかもしれないとのことです。かたやUWB接続もできるSTMicroelectronicsのST54K NFCの代わりに、UWBなしのST21NFCが搭載されるとも指摘されています。

 

UWBとは超広帯域無線通信のことで、アップルの忘れ物トラッカーAirTagにも採用され、GPSよりも精度の高い位置検出を可能とする技術。もっとも、UWBなしのチップが搭載されても、UWB自体は別の部品で処理される可能性が高く、なくなるわけではないようです。

 

最後にPixel 7 Proのプロトタイプには、Pixel 6 Proよりも1世代新しいSamsung S6E3HC4ディスプレイパネルが搭載されると主張されています。以前Pixel 7シリーズのディスプレイについては、前モデルと同じパネルを使うか、ないしは新たなパネルに替えられるか、どちらかの準備がされていると伝えられていました

 

ほかPixel 7 Proのディスプレイについては、「ネイティブ1080pモード」に対応して省電力に繋がるかもしれないとも言われています。また、Pixel 7 Pro用らしきコードからは、前モデルの最大輝度800ニトに対して、高輝度モードで1000ニトが出るとの分析もありました

 

おおむねPixel 7 Proは「プロセッサの進化はさほどなく、画面や操作性が少し良くなる」程度に収まりそうです。「iPhone 14」シリーズもProモデルだけ最新チップを搭載、そのチップもあまり性能が向上していない……との予想もあり、今年はiPhone・Androidともに控えめなアップグレードかもしれません。

Source:9to5Google