エプソンジャパンは、家庭向けプリンター「カラリオ」から新製品4機種を発表しました。10月29日に発売します。直販サイトでの税込価格は下記のとおりです。
| EP-889AW/AB/AP | 41,250円 |
| EP-819A | 32,450円 |
| EP-719A | 25,850円 |
| EW-559A | 19,690円 |
EP-889シリーズはカラーバリエーションが目を引くモデル。ホワイトの「EP-889AW」、ブラックの「EP-889AB」、ピスタチオグリーンの「EP-889AP」の3色をラインアップしています。ホワイトとピスタチオグリーンはマットな質感で落ち着いた印象を与える一方、ブラックは光沢感がありアーバンな質感を表現したといいます。

コンパクトなサイズ感も特徴で、使用時で約幅349×奥行き527×高さ184mm。本体のみの重さは約6.6kgです。また給紙は前面と背面に設け、前面はサイズの異なる用紙をセットできる上下2段仕様となっています。給紙容量は前面がA4で最大100枚、背面は手差しで1枚です。印刷できるサイズはカード、名刺、L判、2L判、KG、スクエア、ハイビジョン、六切、A6縦~A4縦、リーガル、レターに対応しています。
ディスクレーベル印刷機能も搭載。ただし利用するにあたっては別売りのディスクトレイが必要となります。
操作は前面に搭載された4.3型の液晶からで、タッチ操作が可能。さらに操作パネルの角度を最大90度まで調節できるため、設置場所の高さに合わせて見やすい角度に変更できます。

インクは染料で、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの基本4色に、ライトシアンとライトマゼンタを加えた6色構成。また印刷速度はL判の写真(光沢)だと1枚あたり約13秒、A4文書だとカラーが1分あたり9枚、モノクロだと1分あたり9.5枚の速度です。
接続においては新たにWi-Fiの5GHzに対応。Wi-FiはIEEE802.11 a/b/g/n/acに準拠しています。
印刷コストはL判写真(光沢)で約26.2円~(いずれも税込)。A4文書だとカラーが約14.8円、モノクロが約5.1円です。
EP-819Aはスマホプリント対応、6色の染料インク搭載、コンパクトなデザインといった特徴をそろえながら価格が抑えられたモデル。また、EP-719Aは印刷スピードを抑えたほか、給紙を前面1段に変更してさらに購入しやすい価格に設定したモデルです。
EW-559Aは、文書印刷に注力して新たに追加されたモデルです。シアン、マゼンタ、イエローのインクは染料を、ブラックは顔料を採用。さらに独自のPrecisionCoreプリントヘッドにより、文字のエッジ部分を小さなドットサイズで表現するなどの細かい文字はもちろん、設計図などの細線もくっきりとプリントでき、普通紙で600dpiの解像度印刷を実現しています。
印刷速度はA4文書でカラーが1分あたり8枚、モノクロが1分あたり15枚と、モノクロに限っていえばEP-889シリーズよりも高速な印刷が可能です。

プリントを起点に楽しむ、学ぶ新しいサービスもスタート
新製品の発表と同時に、新しいプリント体験サービスとして「MyPrintStory Premium」を発表しました。プリントを起点とした新しい楽しみ方や学びの機会を創出することを目的としたもので、「ペーパーズ」「Wonder Sketch AR」「マナプリ」の3つのサービスを利用できます。



これらはエプソンが主催する共創プログラム「Epson Innovation Challenge」で採択・受賞したスタートアップとの協業により提供するサービスとのこと。また、MyPrintStory Premiumを利用するにはサポートサービスを提供している「カラリオスマイルPlus」、もしくは後述する月額のサブスクサービス「ReadyPrint」を契約する必要があります。
暮らしに合わせて必要なだけプリンターを使えるサブスクサービスがスタート
月額でプリンター本体の利用に加え、インクのお届けや故障時の無償交換にも対応するサブスクサービス「ReadyPrint」もスタートしました。
月額は対象のモデルと月間で印刷できる上限枚数で変わり、最低で1,100円(税込)から。また契約期間は1年間からで、初期費用は無料となっています。月間の印刷上限枚数を超えて使用した場合、別途超過料金が発生します。一方で、月内で使い切らなかった印刷枚数は翌月に繰り越しが可能です。さらに、利用状況に応じてプランを変更することもできます。

インクは、プリンターがインターネットと接続することで、利用状況をもとにインクの使用量を推定。一定の基準に達した際にインクが届けられる仕組みです。これにより、ユーザー自身でインクを注文する手間を省いています。

プランと月額料金は下記のとおりです。
【A4カラー複合機プラン】
対象モデル:TEWM638T
| 月間印刷上限枚数 | 月額利用料金(税込) |
| 50枚 | 1,100円 |
| 100枚 | 1,900円 |
| 300枚 | 2,300円 |
| 500枚 | 2,700円 |
【A3カラー複合機プラン】
対象モデル:TEWM5610FT
| 月間印刷上限枚数 | 月額利用料金(税込) |
| 100枚 | 2,500円 |
| 300枚 | 2,900円 |
| 500枚 | 3,300円 |
プリンターの市場は減少しつつも価値は広がっている
製品・サービスの発表に際して事前に開催された説明会では、市場のトレンドやサービススタートにいたった背景などが紹介されました。
家庭向けのプリンター市場は緩やかな下降トレンドとなっているうえに、元旦に配達される年賀状の枚数も年々減少しています。ところが、エプソンジャパンによると、コンビニプリントの利用から印刷ニーズはあるといいます。


コンビニプリントの用途を見ると、40代以下ではスマホ写真や学習資料、推し活関連の印刷が伸長しているそうです。家庭向けプリンターの用途においても学習や趣味・推し活での利用が約25%を占め、コンビニプリントと類似した傾向が見られるとのこと。こうした傾向から、若年層が新しい価値を見出しているため「価値の広がり」を見せているといいます。

今回の新サービスは、そうしたニーズや価値の広がりに対して新しい楽しみや活用方法を提供する形でスタートしたわけです。AIを活用したり、サブスクで所有することなくプリンターを使えるようにしたりと、いまの暮らしとトレンドに沿った新サービスといえます。ユーザーにも広く受け入れられそうな印象なので、今後に期待したいところです。